旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)の所属タレントの新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の最高経営責任者(CEO)・福田淳氏が自身の誹謗中傷対策に動いているという情報をキャッチした。同氏の誹謗中傷はネット上にあふれているだけに、対策に乗り出しても不思議ではないが、「なぜ自分だけ?」という疑問の声も一部で上がっている。そこで追跡してみると――。
旧ジャニーズ事務所が、新会社の発足や同社CEOに福田氏が就任したことを発表したのは8日のこと。同氏はファンクラブ会員向けサイトの動画に登場してあいさつした。
だが、ネット上では歓迎の声ばかりではなかった。「#フクダはイヤだ」といったハッシュタグが拡散。さらに、複数の水着女性と福田氏が一緒に写った写真なども掘り起こされ、大量の罵詈雑言のコメントも寄せられている。
新会社のCEOに福田氏が就任予定であることは、1か月以上前からさまざまなメディアで報じられてきただけに、同氏の過去のSNSの投稿内容に注目が集まっていたのだ。この影響からか、同氏は公式X(旧ツイッター)アカウントを削除している。
9日に一部メディアの取材に応じた際には「SNSによる中傷だとか、便利なもののはずが人を不幸にしちゃったり、楽しいはずのものが人を苦しくしちゃったりすることが多すぎる」とSNSの負の側面を指摘していた。
そんな中、12月上旬に福田氏のアシスタントを名乗る女性が、ネットの誹謗中傷対策を専門とする関係者に相談してきたという。
その関係者は「連絡を取り合いました。詳細は伏せますが、福田氏個人に対する誹謗中傷への対策を行いたいという話でした」と証言した。結局、その女性から「弁護士が見つかった」などと伝えられ、それっきりになったという。
誰に対しても誹謗中傷が許されないのは言うまでもない。ただ、契約タレントを含めて誹謗中傷対策を行うのならともかく、なぜ真っ先に自身の対策なのか。
ある芸能プロ関係者は「旧ジャニーズ事務所内のスタッフは、福田氏が誹謗中傷対策をしようとしていることをまったく知らなかった。それよりも、故ジャニー喜多川氏による性被害を告発した人の中には亡くなった方もいるし、タレントにもひどい誹謗中傷が及んでいる状況です。法的には間違っていないけど、道義的にどうなんでしょうか」と指摘する。
そこで「STARTO ENTERTAINMENT」に事実関係の確認を求めた。すると、担当者は「福田に対する様々なご意見は承知しておりますが、当社および福田が、福田個人に対する誹謗中傷対策を具体的に検討している事実はありません」と回答。続けて「タレントや特定の方々に対する誹謗中傷は許されるものではなく、当社としても継続して呼びかけるなどの活動を行ってまいりたいと考えています」とコメントした。
いずれにしても、このような情報が飛び交うのは、それだけ誹謗中傷がひどいということの裏返し。対策が不要になる日が来ることを願わずにはいられない。












