官報によると、栃木県那須塩原市の温泉旅館「和泉屋旅館」は、5月16日付で東京地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
創業470年を誇る同旅館は、塩原温泉郷にある全24室・収容人数100名の温泉旅館で、過去には著名な文人・画人に愛されるなど当地きっての老舗旅館として知られていました。
しかし、景気低迷による個人消費の落ち込みで客足が減少したことに加え、東日本大震災による福島第一原発事故の風評被害も影響し業績が悪化したため、事業継続は困難と判断し今回の措置に至ったようです。
下野新聞(電子版)などが伝えたところによると、負債総額は約3億8000万円の見通しです。