小室佳代さんにとって圭さんは“年下の片思い相手”? エッセイ本で描かれた「独特な母子関係」
「自分たち親子は被害者」という視点で一貫
まさしく自己陶酔の結晶といえようが、 「長らく続いた結婚騒動については、ほのめかす形の記述で、自分たち親子はあくまで被害者であるという視点で一貫しています」(前出のジャーナリスト) 例えば、こんな具合だ。 〈雑誌にいろいろな記事や写真が出てから、私の家族や関係者の生活は一変しました〉 〈取材に対して、私たちが黙っていれば「無愛想」「つっけんどん」「生意気」などと勝手に決めつけられ、少し表情を緩めようものなら「いい気になっている」と批判される日々でした〉 〈メディアでは相変わらず「ふさわしくない」と私は言われ続け、やがてそれは「人格否定」の域に達します〉 こうした“報道被害”を訴えた佳代さんは、 〈これまで自分のことを語るのは極力控えてきました。/何かを申せば、都合よく切り取られて報じられる可能性があり、容赦なく批判の波が押し寄せます〉 としながらも、 〈「もっと自由に、もっとあなたらしくやってよいのでは?」と圭はアドバイスしてくれます。そんな状況の中で踏み出した第一歩が、この本です〉 そううたっているのだ。
「何を考えているのか」
佳代さんのさる知人が明かすには、 「最初に『本を出すことにした』と聞かされて、古くからの知り合いは『またあれこれと言われるから、やめたほうがいい』と忠告したのですが、本人は『どうしても形に残したいから』と聞き入れませんでした」 とのことで、 「特にこだわりが強かったのは、カバーの帯に大きく書かれた『小室圭さんの母が語る。』という文言。佳代さんが強く希望して入れてもらったと聞きました」(同) 商品にはアピールポイントが不可欠であり、あるいは件の惹句がなければ、読者は書き手がどんな人物か直ちに思い浮かばないかもしれない。とはいえ、そこから垣間見られるのは、皇嗣家長女の義母であり、将来の天皇とも縁続きになった佳代さんの強烈な顕示欲である。 こうした突然のアクションを受け、ようやく騒動の“傷”が癒えつつある宮内庁はといえば、 「1月17日に行われた、秋篠宮家の側近トップである皇嗣職大夫の会見でも、佳代さんの本について質問が出ました。感想を求められた吉田尚正大夫は『コメントはありません』とし、続けて『小室家と秋篠宮家の親戚付き合いは現在もあるのか』と尋ねられたのですが、『(秋篠宮さまから)特に伺っていません』と、素っ気なく答えるばかりでした」(宮内庁担当記者) というのだが、さる宮内庁関係者によれば、 「こちらには、事前に何の連絡もありませんでした。庁内では『内容によらず、本など出せばハレーションが起こると分かっているのに何を考えているのか』とあきれる声が上がっています。時期的にも悠仁さまの成年会見や、大学ご進学という慶事に水を差しかねません。もちろん秋篠宮さまも出版をご存知なかったといい、『穏やかに過ごせないものでしょうか』とお嘆きのご様子だと伺っています」