踊れない革命は要らない。
吉本ばなな大先生から「がむしゃらに奢るよ!」とご連絡をいただいた私は「ひょえ〜!」と叫びながら近藤真彦のギンギラギンにさりげなくを熱唱した。本当にビックリすることが起こると、頭より先に体が動く。思わず小躍りしたくなる瞬間は愉快だ。踊れない革命は要らない。人生は何回小躍りできるかの勝負だと思った。吉本ばなな大先生に会う前はただひたすらに緊張した。ひたすらに緊張しながら「俺に会う人もこんな気持ちなのかな」と想像をして、みんなごめんと思った。
吉本ばなな大先生との時間はひたすらに楽しく、何回も何回も「楽しいなあ。楽しいなあ」と思った。私がさくらももこ大先生を溺愛していることを知った吉本ばなな大先生は「ももちゃん(さくらももこ大先生)は酔っ払うと毎回ギンギラギンにさりげなくを歌っていたよ」と聞き、さくらももこ大先生あとは俺に任せてくださいと思った。途中から吉本ばなな大先生の旦那様も合流して、人間が生まれて生きて死ぬことの神秘を感じた。
坂爪さんは文才がありますねとか生まれて来てくれてありがとうとか応援していますとか言われても全然嬉しくない。託すな。これからも生きていてくださいとか言われるとお前も生きろと思う。そんなことより「坂爪さんの文章を読んだらいてもたってもいられなくなってランニングはじめました」とか言われた方が、こっちも元気になる。変わりますとか口で言うだけの人は絶対変わらない。具体的に変わった姿を見せてくれた方が「生きてるねえ!俺も生きよう!」となる。口先を変える言葉より、身体が動き出した言葉を信じる。
夜は中野にお住まいの女性M様の家にお世話になった。一人暮らしの女性の家に泊まるだなんて卑猥だと怒られそうだが、そんなことは知らない。オーディエンスの連中は勝手に想像をして勝手に自由に生きている人々の言動を叩くが、実際に生きている人々と実際に生きている人々を外側から眺めているだけの人々との間には、天と地の開きがある。童貞が恋愛論を語る無様さと似ている。この世の中には、経験したことのある者にしかわからないことがある。私は吉本ばなな大先生との崇高な時間を経験した。私のレベルは鰻登りだ。
吉本ばなな大先生との時間を経由して「俺はもう誰のことも悪く言わない」と誓ったはずなのに、早速悪態を吐いている俺を許す。俺は俺を許す。自分が自分を許した範囲でしか、他人を許すことはできない。今日は夜に新宿御苑にあるバーに誘われている以外に予定はない。現在地は高円寺駅である。高円寺で遊べる人は高円寺で遊ぼう。人生は茶番だが、俺はお茶が大好き。高円寺でお茶を飲もう。人生は何回小躍りできるかの勝負だ。
坂爪圭吾さま
はじめてメッセージします。
「ホームをレスした話」を読み衝撃を受けてから「いつかお会いしてみたい」と思いながら、10年近くなるのにメッセージすら一度も送ったことのない
隠れキリシタンの◯◯と申します。
40代なのに親元にいて自立出来てないダメな大人です。
坂爪さんのお会いした人たちのとの話に何度も救われつつも
「38才なのに大人になれないよーと大泣きした女性」より私はもっと年上なのに大人になれないことに情けなくて今も泣いてるし
自立のためにと祖母からいただいた大金を使いたいように使い切ってしまい
実家から出られてないし
何度も体や精神を病んでは頑張って回復し行動し自立を試みるも
子供のままの自分に嫌気がさし
坂爪さんに会う勇気もすっかり失ってました。
自分のダメ自慢をしたかったのではありません。
20代の頃、会社を鬱で退職し体が少し動けるようになったころ
図書館に通い、そこで吉本ばななさんの本に出会い
比喩ではなく希望の光を見ました(本が発光していた)。
図書館にあるすべての蔵書をむさぼるように読み漁り
みるみる精神が回復してきて、ばななさんに救われたことがあります。
色んなカウンセリングやセラピーを受けても何も癒されなかった部分が
はななさんの本を読むたびに癒されていきました。
(余談ですがその後さくらももこさんのエッセイにも癒され
図書館の蔵書をすべて読みました、お二人がご友人と知り嬉しかった一人です)
命を断つことしか考えられなかった時期に、命を救われたと感謝をご本人に伝えたい、いつかお会いしてみたい、でもお会いすることをイメージするだけで
涙が溢れてオイオイ泣けてくるので無理だなと思うくらいばななさんは
「人生で一度は会いたいけど、好き過ぎて会いたくない人」でもあります。
でも自分の不甲斐なさのせいで好きな人を遠ざけるみたいに
ばななさんから離れてた時期があり、なのにここ最近ずっと
読み続けていた坂爪さんの投稿にばななさんのお名前が!
嬉しくてFacebookのコメントにいいね押してました。
そしたらなんとばななさんの御本が坂爪さんの元に!
坂爪さんの喜ぶ様子に自分のことのようにうれしくなり
ばななさんの粋な言葉にもグッときました。
そしてそんな家宝みたいな大切な本を坂爪さんは独り占めしないで
いつものように分けたいと…
時が止まりました。
なんか吐き気がしました。
一番欲しいものは一番欲しくない
一番会いたい人は会いたくない
一番好きな人には好きと言えない
今までの自分の人生、一番欲しいものを欲しいと言えたことがあるのかな?
と思ったら腹の奥から出たくて長年押し込めてたものが
出てきそうで怖くなりました。
願いを放つことすらせず、一人で心を閉じて
私みたいなダメな人は受け取る資格ないと拗ねていじけていたのは自分で。
いつか会いたいけど会いたくないのは
坂爪さんに対してもそうなんです。
一度だけ千載一遇のチャンスが来たのに
(体調が悪く電車も乗れない自分がギリギリ自力で動ける距離に坂爪さんがいる、という奇跡のタイミングが一度だけありました。坂爪さんのご著者を買った時で「サインが欲しいな」と望んだ翌日のことでした)
ばななさんと同じく「会うことを想像しただけで泣けてきた」ので
ヘタレな私は怖くて連絡することができませんでした。
私にとっての恩人のお二人、ばななさんが坂爪さんに贈った大切な本が
もし私の手元に来たら?とイメージするだけで
ワナワナと手が震えてきて…涙が出てきました。
そして私はまたその一番の願いを世に放つことなく
腹の中にしまって「もっと必要な人がいる」と。
「私は今、昔より元気になったし、本も買おうとしたら買える、
実家でぬくぬく生きてるだけの人。
シングルマザーで明日のご飯代も払えない人もいる
その中でばななさんのファンの方もいるはず、そんな人が受け取るべき」
そしたら先程、坂爪さんの「願いを放て」の言葉を読み
吐きそうになり、手が震えながら 泣きながら
初めてメッセージを打ってます。
ばななさんから坂爪さんに渡ったばななさんの本、
私がこれから前を向いてもう一度歩けるための
勇気になるお守りとして、一冊譲って欲しいです。
もう結果がどうとかではないのですね。
こうして願いを、怖くなるほど一番に欲しいものを欲しいということ
まだ送信はしてないのに
腹からの望みをこうして初めて外に出せたただけで
うれしくてこんなに泣いているんですから。ずっと涙が止まりません
坂爪さん 怒ってくださってありがとう
素直になれなかった私に願いを放たせてくれたこと
心から感謝します
おおまかな予定
2月19日(水)東京都杉並区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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