きょうの健康

延ばそう!健康寿命 「孤立対策 マイペースで」

初回放送日:2022年4月6日

人生100年時代。健康長寿の秘けつを特集。3日目のテーマは「孤立」。実は孤立は心臓病や認知症のリスクを高め喫煙や飲酒以上の健康リスクとされる。特にコロナ以降は人との接触が制限される中、孤立状態に陥る人の増加が危惧されている。とはいえ興味のない集まりや社会活動に参加するのは逆効果。どうすれば人とのつながりを保ち充実した人生を送れるのか?その具体的なヒントを紹介する

放送内容

目次
  • 孤立が病気や死亡を招く!
  • 楽しいつながりが大事
  • つながるために!3つの秘けつ
  • つながりの目安は?

孤立が病気や死亡を招く!

今、私たちの健康に重大な悪影響があると懸念されているものがあります。「孤立」です。

社会とのつながりが少ないと死亡リスクが飲酒・喫煙・肥満より上回る

このグラフは、私たちの死亡リスクが何によってどれぐらい高まるかを示しています。「孤立」つまり「社会とのつながりが少ない」ことは、喫煙、過度の飲酒、肥満を上回るリスクなのです。

孤立が引き起こす病気の発症リスク

また、社会とのつながりが少ないと、脳卒中や心臓病は1.3倍、認知症は1.5倍発症しやすくなります。

孤立がよくない理由としてはストレスの影響が考えられます。私たちが孤独を感じているとき、脳には体の痛みに等しいほど大きなストレスがかかっています。ストレスは心や体を害します。脳や心臓の血管にもダメージを与え脳卒中や心臓病に直結します。

反対に、社会とのつながりが健康寿命を延ばすことも立証されています。ボランティア、趣味、けいこごとなどのグループ活動に参加している人は、そうでない人に比べ、自立した生活を長く維持できているのです。

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このエピソードの放送予定

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東京都(首都圏局)

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出演者・キャストほか

  • 解説いただいた専門家
    村山 洋史
    東京都健康長寿医療センター研究所 研究副部長