“道重さゆみの芸能界引退”で途切れるか?お茶の間に愛されてきた「ハロプロ女性アイドル」たち
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1月19日。元モーニング娘。のメンバー、道重さゆみが、今夏のツアーを最後に芸能界を引退することを発表した。 道重は、「私がいちばんかわいい」というスタンスのもと、グループ在籍時からバラエティ番組などでも活躍、そのツッコミやすい自己肯定感高いナルシスト的キャラクターと毒舌キャラの同居、そして「かわいい」と自称するだけの説得力あるキュートなルックスは、当時のバラエティの空気との親和性も高く、広くお茶の間に愛される存在だった。同時期に活躍した小倉優子のキャラクターとも近い部分があるだろうか。 そんなことを思い出しながら、テレビにハロプロ、ハロー!プロジェクト所属メンバーがあふれ、お茶の間に愛されていた時代があったなぁといったことを、ふと思い出した。 道重さゆみは、お茶の間に広く愛された時代の名残を残す、最後のハロプロメンバーだったかもしれない。
グループが減速しても活躍し続けた存在
女性アイドル冬の時代を終わらせたとも言われる1999年の『LOVEマシーン』大ヒットに前後する時期、モーニング娘。のメンバーは、グループ単位で、または中澤裕子や矢口真里など個人でも、いわゆる“黄金期”を支えたメンバーたちは「うたばん」や「めちゃイケ」など人気番組に頻繁に出演、番組人気とともにお茶の間の人気者であり続けた。 矢口真里、そして辻希美・加護亜依らによる派生ユニット的存在「ミニモニ。」は、テレビアニメ化もされるなど未就学児を巻き込むほどの人気者であった。 道重自身は、そんな時期よりも少しあと、2003年に6期メンバーとしての加入だった。モーニング娘。のグループとしてのCD売り上げはピークを超え、メディア露出も減少し始めたころではあった。 そんななか、単独でバラエティなどで活躍し続けたのは、冒頭のキャラの強さがあってこそと言っていい。 単独のメディア出演が多かった矢口真里は、残念ながら自身のスキャンダルにより一時活動を休止することになってしまった。 ファン目線ではまた異なってくるかもしれないしあくまでも印象論だが、アイドル番組や音楽番組以外の場で00年代なかばから10年代にかけてお茶の間に親しまれたハロプロメンバーは、矢口をのぞけば当時Berryz工房のメンバーだった“ももち”こと嗣永桃子とツートップ状態ではなかっただろうか。
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