はじめに
どうも、りょうまと申します。
今回はランクバトルシーズン21ダブルバトルにおいてレート2003.690で最終30位になった構築について紹介していきます。
もくじ
戦績
ランクバトルシーズン21
最終30位
最終レート2003.690
構築経緯
8月には世界大会があったため、ぼさんないとを始めとして色々な練習会が開かれており、自分も来年の世界大会に向けてオープンチームシート慣れしておきたかったのと、今年世界大会に出る人の練習相手になるために黒バドレックス軸のスタン構築を自分でも使いたいと思い構築作成をスタートしました。
【黒バドレックス構築の原形探し】
とりあえず黒バドレックス構築の参考元を探すために黒馬が暴れに暴れ回った第二回Victory Roadというオンライン大会で上位勢が使っていた黒バドレックススタンに必要な要素を見てみると
+
(水)
↑黒馬+この3体が共通してほぼ全ての黒馬スタン構築に入っており、結論の4体だろうと思い採用決定。
採用されている理由としては、
いかく(特に一般枠に対する)やすてぜりふによるデバフで黒馬の補助をしたり、ねこだましで黒馬が動く隙を作ったりする役割。黒馬に飛んでくる悪技やゴースト技を半減しつつ、逆にガオガエンが苦手な格闘タイプを黒馬で透かせる関係。
・ゴリランダー
対ミライドンなどでフィールドを奪ったり、ねこだましによるサポート、削りのこしなどをスイープする役割。
・ウーラオス(水)
黒馬の苦手とする対悪・ノーマル辺りに強く、逆にウーラオスの苦手なモロバレルなどには黒馬が強いという関係。あとシンプル最強。
などが考えられます。(なんか相性良くていつもつるんでる奴らぐらいの印象でいいです。)
さらに、この3体に加えてもう1つ黒馬スタンには重要な要素がありました。
それは、このゆびとまれ・いかりのこな等を使用できるポケモンがほとんどの構築に採用されているということです。理由としては、黒馬はそこまで耐久が高いポケモンではないので、高火力の単体技を放ってくる相手に対してこのゆびとまれ等で黒馬を相手の攻撃から守りつつ、火力を押しつけていくために採用されているのではないかと考えています。
ということで、まずは炎オーガポンを採用してみました。
6枠目
6体目は基本自由枠っぽかったのですが、タケルライコが採用されていることが多かったので自分の構築でもブーストエナジーを持たせたタケルライコを採用して一旦構築を試して見ました。
【この6体で構築を回して分かったこと】
・炎オーガポンだと対白馬が安定しない
ウーラオスや岩オーガポン、タケルライコなど、単体技で高火力をたたき出せるポケモンや、ドーブル、モロバレルなどのキノコのほうし兼白馬をこのゆびとまれ等で守るポケモンが採用されがちな白馬軸にこのゆびとまれ要員である炎オーガポンを出したいことが多かったのですが、選出したらしたで微妙に足りない耐久によって白馬のいななきのエサにされることが多く、対白馬で安定した立ち回りがしにくかったためこのゆびとまれ要員は炎オーガポンではないのではないか?という考えが生まれました。
・6枠目に採用すべきポケモン
なんとなくみんな採用しているからで採用してみたタケルライコですが、使ってみると黒馬スタンがキツい火力マシマシのコライドン晴れ構築に対してタケルライコの電気・竜の技範囲が通りやすかったり、晴れ活性じんらいで相手をしばっていったりと、このポケモンがいないと勝てない場面が多くあり、6枠目はただの自由枠ではなく、対晴れ構築へある程度強くなれるポケモンを採用しなければならないということが分かりました。
そこで、持ち物はブーストエナジーではなく晴れにただ乗りしつつ火力も損なわないいのちのたまに変更しました。
以上のことからタケルライコは続投し、炎オーガポンの枠を変更することになりました。
・このゆびとまれ要員の変更
→
炎オーガポンの枠(このゆびとまれ要員枠)として、対白馬に安定して勝てるようになるポケモンを探したところ、特性フレンドガードによって横に並ぶポケモンへのダメージを軽減しつつ、いのちのしずくで味方と自分両方を回復させ、トリックルームをしのぎやすくできるピッピが案として上がりました。実際に試してみても対白馬以外でも黒馬を守るこのゆびとまれ要員として使用感がかなり良かったため採用を決定しました。
以上で構築のだいたいの形は完成とし、あとは細かい調整をしていくことになりました。
個体解説
バドレックス(こくばじょうのすがた)
持ち物:おんみつマント
特性:じんばいったい
実数値(努力値):H194(148)-↓A81(x)-B119(148)-C190(36)-D121(4)-↑S211(172)
テラスタイプ:ノーマル
技構成:アストラルビット/サイコキネシス/わるだくみ/まもる
わるだくみからの全抜きや、削った相手をアストラルビットでスイープして全抜きする展開、逆にアストラルビットで削った相手を裏の一般枠のポケモンで倒していくといった試合展開を狙います。
【持ち物について】
・おんみつマント
持ち物はノーマルテラスタルを切ったあとにねこだましで妨害されたり、こごえるかぜなどの追加効果がある技を無効化できるおんみつマント採用です。ランクマでは相手視点見えないため1ターンほぼ無料で貰えることがあるのも利点です。
・第2候補(火力Upアイテム系)
ねこだましやこごえるかぜなど気をつかう場面は増えますが、その分突破力や単体性能が上がって立ち回りにまた異なる幅が出るためありだと思います。
1/6追記:火力Upアイテムとしてはゴースト技強化系アイテムがおすすめです。わるだくみダブルダメージアストラルビットでミライドンやH振りオーガポンが飛ぶようになったり、相手視点で持ち物が分からないという点が強みです。
【努力値調整について】
S...最速135族抜き調整黒馬バドレックスのミラーに勝てそうぐらいのライン
後に紹介するピッピのアンコールやプレイ次第でミラーは勝負できるので同速勝負は勝てなくてもそこまで問題ないです。
HB...できるだけ固め(フレンドガード込みでA特化ウーラオスのインファイトを75%の確率で耐えられるぐらい)
C...気持ち少し振りたかった
【テラスタイプについて】
・ノーマル
主に黒馬ミラーを意識してのノーマルです。あと地味に弱点が少ないのも活きてます。
・あく
黒馬イエッサンでワイドフォースもできる黒馬軸が増えてきたので環境に合わせて悪でも良いかもしれないです。ただ、悪テラスタルもフェアリータイプに弱くなったり、火力を上げたアストラルビットで押し切られたりする場合があるので注意が必要です。
【技構成について】
同じエスパー技として黒馬イエッサン対策にワイドフォースが採用されている場合があるが、ワイドフォースは一見黒馬イエッサンに抗う手段に見えて黒馬イエッサンは悪テラスタル採用もまあまあ多かったため意味を為さず不採用。より火力の出さるサイコキネシスへ変更(サイコキネシスだとC+2状態で暁ガチグマを確定で倒せるなど、意外と火力が高くて嬉しいことが多かった印象)
・わるだくみ
同じ積み技にめいそうがありますが、わるだくみ→アストラルビットで倒せる相手は多い一方、めいそう→アストラルビットでは火力が足りず、圧力も低かったため不採用
ゴリランダー
持ち物:とつげきチョッキ
実数値(努力値):H207(252)-↑A166(44)-B111(4)-↓C(x)-D104(108)-S118(100)
テラスタイプ:ほのお
技構成:ウッドハンマー/とんぼがえり/ねこだまし/グラススライダー
対ミライドンや対イエッサンでフィールドを奪ったり、ねこだましがめっちゃ通りそうな相手に投げます。
【持ち物について】
基本的にミライドンや黒バドレックスの攻撃を受けつつサイクルを回すのが役割のためとつげきチョッキ採用です。
1/6追記:
・とつげきチョッキ以外
構築をカスタマイズしてタケルライコにチョッキを持たせる場合はHD特化させてきせきのタネ、オボンのみ等を持たせることをオススメします。
【努力値調整について】
H...耐久がほしいので全振り
A...謎の11n+1(ゴリランダーの火力が試合に影響することがあまり無かったのでキリが良いところまで振ってあとは削りました)
S...準速ペリッパー抜き
D...残った努力値でできるだけ高く
B...あまり
1/6追記:Sをもっと削っても問題無さそうだったのでDに割いた方が良いかもです。
【テラスタイプについて】
・ほのお
役割であるミライドン軸には大抵炎タイプのアタッカーが採用されているので、炎技を半減しつつ電気技もギリギリ受けられる炎テラスタル採用です。
1/6追記
・みず
白馬軸に投げたときにテラスを切っても10まんばりきを等倍で受けられたり、水ウーラオスに対しても安定して動かせます。カイオーガ+アマージョの水+氷打点にも強くなれるのも○
【技構成について】
テンプレ4つです。
10まんばりきは通る相手にアストラルビットが通ったり、とんぼがえりでフィールドの取り合いをしやすくした方が良かったりしたため不採用です。
タケルライコ
持ち物:いのちのたま
実数値(努力値):H201(4)-↓A(x)-B111-↑C207(252)-D109-S127(252)
テラスタイプ:でんき
主に対晴れや対トルネロスなどの火力は高いが耐久はそんなに高くない構築に対して選出して相手の行動を縛ります。
【持ち物について】
・いのちのたま
当初はブーストエナジー採用でしたが、対晴れのときに晴れにただ乗りした方が圧倒的に活躍できるのでいのちのたま採用です。
【努力値調整について】
C...火力特化
S...タケルライコミラーやグラードン相手に上からりゅうせいぐんを降らせることができる可能性を上げる準速採用です。
H...あまり
【テラスタイプについて】
・でんき
晴れ系統相手にじんらいで先に相手を倒せるかどうかで試合展開に大きな影響が出るため電気テラスタル採用です。
【技構成について】
この構築唯一の命中不安技です。りゅうのはどう採用も見かけますが、グラードンや電気テラスタルを切った相手のタケルライコをワンパンするためにりゅうせいぐん採用です。
ピッピ
持ち物:しんかのきせき
実数値(努力値):H177(252)-A(x)-↑B110(252)-C(x)-D86(4)-↓S38
テラスタイプ:くさ
技構成:このゆびとまれ/てだすけ/アンコール/いのちのしずく
相手のアタッカーが単体技メインの構築だったり、黒馬がフレンドガード込みで全体技を受けることで暴れられる試合はだいたい選出します。
後発から投げて黒馬を守る以外にも、壁構築相手に初手から投げて壁貼りや積み技にアンコールをしたり、白馬がトリックルームをするタイミングで投げて次のターンにトリル下でアンコールをして試合を崩壊させるのが役割です。
あとはドラゴン技の一貫を切れたり、悪ウーラオスを受けたりするので対ミライドンや突然の悪ウーラオスに対して自然に耐性ができるのが良いところです。
【持ち物について】
黒馬を守る壁役なのでしんかのきせき1択です。
【努力値調整について】
H...耐久がほしいので全振り
B...A特化白馬のブリザードランスをダブルダメージで2回耐えられるように特化(草テラスタルを切っても1発は確定で耐えるということを覚えておくと立ち回りが広がる)
D...あまり
S...謎のSまあまあ個体です。最遅白馬より遅ければ多分何でも良いです。
【テラスタイプについて】
・くさ
構築全体がキノコのほうし耐性低めなのでモロバレルやドーブルなどのキノコのほうしを吸えるように草テラスタル採用です。
【技構成について】
・アンコール
PJCSの頃からずっと黒馬に入ってるピッピにアンコール採用したら強そうじゃないか?と思っていてようやく使う機会が来たので採用しました。壁貼りや積み技に下からアンコールをしたり、トリックルームをするタイミングで投げて次のターンにトリル下でアンコールをしたりして試合を崩壊させるのが役割です。今期は1回だけ自分以外にもアンコールピッピを使っている人がいましたが、もっと採用されてもおかしくない技だと思ってます。
使われる身からしたら面倒すぎる技なので正直流行って欲しくないです。
・てだすけ
黒馬がわるだくみを積んでもワンパンできないような相手(チョッキ持ち)や壁構築相手にこの技があるとゴリ押しが効くので重宝します。このゆびとまれやいのちのしずくによる守りと手助けによる攻めの使い分けができるのが非常に強力です。
・いのちのしずく
味方の回復のみならずピッピ自身のHPまで回復するのでより壁性能が高まり安定感が増します。味方の回復技にはいやしのはどうもありますが、断然いのちのしずく派です。
・まもる(不採用)
禁伝環境で一旦様子見のためのまもるをすると積まれたり横が殴り倒されたりするので様子見のまもるは弱く、ピッピ自身を守る展開でもまもるが欲しい盤面はいのちがけコノヨザルと対面したときか、ちょうはつから身を守りたい時ぐらいしかなかったためまもるが無くても問題ないと考えました。相手視点ではピッピのまもるを捨てきれないのが厄介なところです。
ガオガエン
持ち物:ゴツゴツメット
実数値(努力値):H202(252)-A136-↑B138(124)-↓C(x)-D119(68)-S88(60)
テラスタイプ:ゴースト
技構成:はたきおとす/てだすけ/すてぜりふ/ねこだまし
主に一般枠に対するいかく、すてぜりふによる黒馬が積む起点作成、ねこだましによる行動の阻害が目的のポケモンです。
この構築において詰め切れてないポケモンであり、技構成やテラスタイプなどところどころ変更の余地ありです。
【持ち物について】
ガオガエンの処理をタスキ水ウーラオスに任せている構築相手に良く刺さります。フレンドガード込みですいりゅうれんだを耐えてすてぜりふで黒馬につなぐことで、ゴツゴツメットで削れた水ウーラオスを黒馬のエサにできるという展開もあり、ダメージ源として立ち回りを広げてくれるアイテムでした。
対モロバレルにかなり強くなります。
・オボンのみ
対テラパゴスとかが相手のときはHP管理が重要なのでありかもしれないです。
【努力値調整について】
S...ミラー意識
HBD...めっちゃ適当(一応B方面はフレンドガード込みでA特化すいりゅうれんだを受けたときにダメージが変わる値)
A...あまり
【テラスタイプについて】
・ゴースト
対ザマゼンタで立ち回りの幅を広げたり、相手のねこだましを無効化したりするためのゴーストテラスタル採用です。
・みず
対水ウーラオスに強くなります。白馬軸相手にも切りやすいテラスタルです。(オススメ)
・くさ
対水ウーラオスに強くなります。白馬相手に弱くなるもののモロバレルやドーブルには強くなります。
【技構成について】
・てだすけ
元々は対白馬に強くなれるおにびを採用していましたが、おにびを当てなくても対白馬がピッピで事足りているということに気づいたため技枠が1つあまり、ねこだましをしながら黒馬でわるだくみを積んだ次のターンに一気に試合を決めにいけるてだすけを採用してみました。
対テラパゴス軸においていかくをウーラオスにいれればテラパゴスがインファイトを耐える!と思っている相手に刺さったり、タケルライコと並べててだすけじんらいで晴れ構築をゴリ押したりもします。
ただ、てだすけはなんとなく採用した寄りの技なのでもうちょっと別の良い技があるかもしれません。シーズン21が終わって改めてガオガエンの覚える技を眺めた感じ、ほえるでも良かったような気がしています。(黒馬ミラーで強そうな気がするため)
1/6追記:ほえるの使用感はけっこう良かったです。ちょうはつでも良いかも...?
ウーラオス(れんげきのかた)
持ち物:きあいのタスキ
実数値(努力値):H176(4)-↑A200(252)-B120-↓C(x)-D80-S149(252)
テラスタイプ:ステラ
技構成:すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/みきり
黒馬の苦手な悪タイプやノーマルタイプに圧倒的に強く、アストラルビットを嫌って悪やノーマルタイプにテラスタルしてきた相手へのカウンターとしても黒馬軸には必須のポケモンです。先発よりは後発で選出することが多かった印象です。
【持ち物について】
このポケモンが相手の攻撃を確実に1発耐えるようになるということは、特性でまもるを貫通できるので相手へ絶対にダメージを与えられるということなので、禁伝環境では明らかな最強アイテムです。この持ち物が無いと対黒馬や対テラパゴスへの立ち回りがかなり窮屈になることもあり必須アイテムになってます。
【努力値調整について】
A...特化
S...準速(環境のテラパゴスはほぼほぼひかえめなので準速でも問題ない判断)
H...あまり
1/6追記:最速90族の上を取れるのが大きいと判断してようき最速でも良いかも。
【テラスタイプについて】
・ステラ
テラパゴスをワンパンするためにすいりゅうれんだだけでなくインファイトの火力も引き上げたいときがかなりあるのでステラテラスタル採用です。
【技構成について】
この枠はちょうはつも試しましたが、ちょうはつを撃ちたい相手(モロバレル、トリックルーム始動要員、オーロンゲ等)に関して、モロバレルはバドレックスのサイコキネシスでなんとかなり、トリックルーム始動要員のリキキリンからはエスパー技が、白馬からはブリザードランスが(そもそもチョッキ白馬のパターンもあり)飛んできて大ダメージを負う可能性があり、オーロンゲに関してもちょうはつするよりすいりゅうれんだで殴った方が強いので不採用となりました。
また、アクアジェットがあることで黒馬の苦手なイーユイに対して圧をかけられるため、黒馬軸の水ウーラオスはアクアジェットが必須級だと考えています。
選出等
スタン構築なので相手に合わせた柔軟な選出が必要ですが、基本的には黒馬でわるだくみを積んで全抜きするか、ウーラオスやタケルライコで削った相手を黒馬で全回収する対面的な動きか、黒馬で削った相手をウーラオスやタケルライコなどでスイープする動きのどれかです。ガオガエンやゴリランダーはアタッカーを通すための潤滑剤、ピッピは黒馬の全抜き展開を補助する壁役として選出していきます。
【個別選出】
対アルベガミライドン
1/6追記:有利構築です(9:1ぐらい)
先発:ガエン&ゴリラ
後発:黒馬&ピッピ
相手の初手はミライドンリキキリンor炎オーガポンミライドンorエルフーンミライドンorエルフーン炎オーガポンのどれかになることが多いです。ミライドンが出てくる初手の場合はゴリランダーをピッピに即引きしながらガオガエンはミライドンにすてぜりふをして黒馬ピッピの並びを作ってわるだくみを積んで全抜き展開を狙います。(このときミライドンがゴリランダーにりゅうせいぐんをおしてるとラッキー)
エルフーン炎オーガポンの場合はエルフーン方向からミライドンがでてくる可能性が高いので、ゴリランダーは即引きしながらエルフーンにすてぜりふをし、サイクルをしながらわるだくみを積んで全抜きする展開を狙います。
対白馬
1/6追記:そこそこ有利構築です(6.5:3.5ぐらい)
先発:ガエン&黒馬
後発:ピッピ&ウーラ
対白馬では黒馬のいのちだいじにを基本方針とし、初手にタケルライコなどの火力があるポケモンが出てきた場合は一旦まもるすてぜりふをしてピッピ着地をさせるぐらい序盤は黒馬のHPを大事に安定してわるだくみを積める展開を狙います。トリックルーム中にピッピが着地できるといのちのしずくで耐久し続けたり、アンコールで妨害ができるので安定した殴り合いができます。
相手が初手に白馬を投げてきた場合はノーマルテラスタルをしてくる場合があり、その場合でも裏のウーラオスのインファイトが通るようになるので白馬の倒し方は試合展開を見据えて立ち回ると戦いやすいです。
相手の白馬のとりまきが圧倒的にガオガエンに強い場合はチョッキ白馬の可能性がまあまあ高いのでむしろ積極的にガオガエンを投げていきます。チョッキ白馬だった場合はかみくだくを採用している場合があるので黒馬を動かす際は注意しましょう。
(あと余談ですが、白馬軸の化身ランドロスはかみくだくもしくはゴーストテラバーストを採用しているスカーフ型の可能性が高いので注意して立ち回ります(1勝1敗))
対黒馬(壁)
1/6追記:有利構築です(8:2ぐらい)
先発:黒馬&ピッピ
後発:ウーラ&ガエン
オーロンゲなどで両壁を貼って黒馬で積む相手には、ピッピで初手の黒馬の行動に下からアンコールしながら黒馬でテラスタルをしながらわるだくみをすることでわるだくみでもアストラルビットでも相手の黒馬がこちらの黒馬を触れないようにしながら試合を進めることができます。ちょうはつ持ちのオーロンゲは面倒ですが、最近は電磁波が流行しまくってたり、そもそもすてぜりふ採用だったり、壁貼りから入ってくることも多いので一旦アンコールスタートで問題ない気がしています。
対黒馬(スタン)
1/6追記:有利構築です(7:3ぐらい)
①ピッピ以外ミラーみたいなスタン相手
先発:黒馬&ピッピ
後発:ガエン&ウーラ
②イエッサン入り
1/6追記:微不利構築です(4:6ぐらい)
先発:黒馬&ガエン
後発:ゴリラ&ウーラ
or
先発:ガエン&ウーラorタケルライコ
後発:ゴリランダー&黒馬
①では対壁軸と同じようにピッピのアンコールで黒馬の行動を阻害していきます。アンコールが通れば非常にありがたいし、ねこだましでピッピを止められても無傷のC+2黒馬が誕生するところからスタートできます。ちょうはつガオガエン(採用率8.7%)だけ面倒ですが、ピッピをガオガエンに引いたり、無理やり居座ってフレンドガードだけ活躍してもらうという立ち回りでなんとかします。
②では相手の黒馬にわるだくみからのワイドフォースを決められると負けが確定するので、初手はガオガエンですてぜりふを相手の黒馬にしながらウーラオスに引きます。相手の黒馬はノーマルか悪テラスタルなのでウーラオスを安全に着地させてインファイトでテラスタルを切った相手の黒馬を倒しにいきます。
②のもう一つの選出では初手のタスキウーラオスorタケルライコで相手の黒馬をゴリ押しで削り、そのまま黒馬を先に倒しきったり、裏のゴリランダーで縛ったりしてこちらの黒馬を通していく戦い方です。相手が黒馬を引いてきた場合でも相手の裏のポケモンにすいりゅうれんだが通りつつガオガエンのすてぜりふからこちらの黒馬を先に展開できるようになるので悪くない展開になります。
対黒馬イエッサン相手ではとにかくサイコフィールド下のワイドフォースを自由に撃たせないようにすることが必要です。
対追い風黒馬
1/6追記:五分五分です(相手のテラスタイプ、持ち物によって変わる)
先発:ガエン(対エルフーン軸)orタケルライコ(対トルネロス軸)&黒馬orウーラ(対イーユイ入り)
後発:先発出してない方&ライコorゴリランダー(対イエッサン入り)orピッピ
追い風黒馬は眼鏡黒馬なことが多いのでノーマルテラスタルが良く刺さります。相手の構築にイーユイが居る場合はウーラオスを初手に投げて常にイーユイに圧力をかけていきます。
対黒馬寿司
1/6追記:有利構築です(8:2ぐらい)
先発:ガエン&黒馬
後発:ゴリラ&ピッピ
相手の黒馬がいのちのたま持ちでイエッサンと同居している黒馬しているパターンだけ少し面倒ですが、基本的な眼鏡黒馬相手にはこの選出をして相手の寿司を合体させた瞬間にねこだまし+いかくサイクル+いのちのしずくピッピで合体寿司が完全に無力化するので、うまいこと起点にして全てをぶち抜きます。初手に黒馬とマタドガスが出てきた場合は水テラバーストなどを警戒してねこだましを相手の黒馬にしながらアストラルビットスタートをしていきます。
ちなみに対ミライドン寿司でもこの選出の応用で、相手の炎枠をウーラオスで処理して黒馬ガエンゴリラサイクルで立ち回ります。
1/6追記:対黒馬寿司はガエンゴリラピッピサイクルのねこだまし+いのちのしずくサイクルが無限にできるので、場合によっては相手の先発をさっさと飛ばしてTODに持ち込むのもありです。
対テラパゴス
1/6追記:不利構築です(3.5:6.5ぐらい)
①ウーラオスを通すプラン
先発:ガエン&ウーラ
後発:ゴリラorピッピ&ライコor黒馬
②黒馬をゴリ押しで通すプラン
先発:ガエンorピッピ&黒馬
後発:ピッピ(先発ガエンの場合)or自由(先発ピッピの場合)&自由
数はそこまで多くないですが、伝説の相性的にも対テラパゴス軸への経験値的にも不利寄りの相手です。選出画面でウーラオスのインファイトを当てにいく①のプランか、黒馬のわるだくみてだすけサイコキネシスでゴリ押す②のプランを考えます。
①のプランはねこだましサイクルを回しまくってウーラオスのインファイトをテラパゴスに当てにいって勝つプランです。きあいのタスキ込みでテラパゴスを倒せれば五分くらいまでは持ち込めます。明らかにガオガエン&テラパゴスみたいな選出が来そうな場合は黒馬は選出せずにタケルライコを選出して削り役にします。
②のプランは、実はテラパゴスへの若干の削り+とくこう2段階上昇てだすけサイコキネシスでステラを切ったテラパゴスを倒せるというところに着目したプランです。このプランではピッピを選出することでこだわり眼鏡込みのステラテラクラスターすらフレンドガード込みで黒馬が耐えるため、黒馬がテラスタルを序盤に切りながらわるだくみを積む展開でも強引に動かすことができるという黒馬が倒される前にテラパゴスを倒したら勝ち、倒せなかったら負けという非常に分かりやすい選出となっています。
瞑想型には①のプランを選出しないと負けるので、相手の構築を見つつテラパゴスの型を見分けて選出をすることが重要です。
対ザマゼンタ
1/6追記:五分五分です
表黒馬&ピッピorガエン
裏ピッピorガエン&ウーラorライコ
対ザマゼンタでは黒馬の横でピッピとガオガエンで交代しながらヘビーボンバーとボディプレスを受けつつ、隙をみてこのゆびとまれかねこだましで相手の行動を阻害しながら黒馬でわるだくみを積んで全破壊を狙います。テラスタルは必要に応じてガオガエンに切ることが多いですが、ピッピが倒された後に黒馬がパオジアンなどに縛られてしまうような展開がありそうな場合は、ザマゼンタを倒した後か、確実にボディプレスが黒馬に飛んでこないターンに切って攻めに転じていきます。
後発に関してはタケルライコとウーラオスで半々ですが、相手の構築にパオジアンが同居している場合は基本的にウーラオスを選出していきます。
対ザシアンスタン
1/6追記:有利構築です(7:3ぐらい)
先発:黒馬&ガエン
後発:ピッピorウーラorライコ
ザシアン軸は、黒馬とガオガエンのねこだまし+わるだくみ展開を止められないことが多いのでこの動きを狙います。ザシアンスタン構築の特徴として、基本的に化身ランドロス以外単体攻撃技で固められていることが多いという特徴があります。タイプ相性で不利なことに臆すことなくピッピを選出して黒馬を守った方が強いときもあるので、選出時はいかに黒馬を通して削り残しをもう1体のアタッカーで倒すか、ということを考えながら選出をしていきます。
対コライドン
1/6追記:不利構築です(3.5:6.5ぐらい)
先発:ライコor黒馬&ガエンorウーラ
後発:ライコor黒馬&ウーラorピッピ
コライドン相手ではパワーが高すぎてサイクルを回していくことができないので、初手からタケルライコか黒馬で削って、選出しなかった方をスイーパーとして裏から投げていきます。
その他選出に関して、ピッピはイーユイなどの全体技を持っているポケモンを倒した後に強いので選出する場合があり、ウーラオスは晴れ相手でもきあいのタスキ込みのインファイトでゴリ押しの削りができそうな場合は選出します。
対グラードン
1/6追記:不利構築です(3.5:6.5ぐらい)
先発:黒馬orウーラ&ピッピorゴリラorガエン
後発:ライコ&ウーラor黒馬
今のところグラードンの母数は少なく、具体的な戦法は決まっていませんが、グラードン軸も構築全体のパワーが高いため、サイクルは回さずに黒馬で削ってウーラオスとタケルライコでスイープするか、ウーラオスで削って黒馬とタケルライコでスイープする対面的な戦い方をします。
最終1位構築を含め、グラードン軸が少しずつ増えているような気がしていたのでレギュレーションG後半戦ではもう少し立ち回りを固めたいところです。
対カイオーガ(追い風)
1/6追記:不利構築です(3:7ぐらい)
先発:ウーラ&ライコor黒馬
後発:黒馬orピッピorゴリラorライコから選択
ウーラオスのタスキを盾にカイオーガを削り、黒馬がフルパワーしおふきを受けないように立ち回ります。カイオーガさえ倒せば黒馬ピッピで全員ぶち抜けることがあるので場合によっては即ウーラオスにテラスタルを切ってカイオーガを始末しにいきます。
対カイオーガ(壁)
1/6追記:有利構築です(7:3ぐらい)
先発:黒馬&ピッピ
後発:ライコ&ウーラ
大体対壁黒馬のときとやることは同じでカイオーガかオーロンゲにアンコールを入れながら黒馬でわるだくみを積んで全破壊を狙います。初手にカイオーガが来た場合にはピッピにテラスタルを切ることも選択肢の1つになります。後発からはゴリランダーは絶対に選出せず、ウーラオスで雨にただ乗りし、タケルライコは10まんボルトやりゅうせいぐんで削り残しを刈り取っていきます。
おわりに
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました!
レギュレーションG前半戦最後にしてレート2000という大台を突破できて良かったです。今月からレギュレーションHに変わってしまいますが、レギュGはまた来年の1月に戻ってくるのでそのときにこの記事が役に立ったら良いなと思います。