カスタマーレビュー

  • 2018年6月25日に日本でレビュー済み
    まず,先に断っておきたいのは私は東京大学の学生だということです.そして,実際に周りの学生の話を聞いた上で,自分が考えたことを述べます.
    東京大学には入試の英語の成績順で上からG1からG3という格付けをされ,それに基づいて英語の授業を受けます.(G1になるとTLPへの申し込みが可能)その中でG1の学生を見ていると実はこのような単語帳の暗記に時間を費やす学生よりも英語の運用力を高める勉強をした学生が多いです.つまり,単語帳とにらめっこという勉強をするよりも文章中から正しい単語の使い方を学んでいる生徒が多いのです.
    確かに鉄壁の網羅性は高いです.しかし,網羅性が高いことが仇となり記載されている単語をすべて覚えるにはかなりの労力が必要です.根気を持っている受験生以外が本書で学習をすると他の科目の勉強が疎かになり,なおかつ単語の暗記も中途半端になる恐れがあります.また,網羅性があると言っても受験に出る単語すべてが収録されているわけではないので,やはり別途英文を読んで単語の暗記をしていく必要があります.
    ここまでしっかりと語源についての説明があるのは他の単語帳にはない特徴です.しかしそれも他に語源について書いてある本を読めばよく,ここまで詳しくなる必要はないと思います.
    個人的には受験英語の単語帳・熟語帳は基本的な単語が網羅されている標準的なもの(要は厚すぎないもの)を使い,早めに覚えて,余った時間で英文を読み単語の使い方を学んでいく方が「英語」の勉強という感じがしておすすめです.
    時間のある高2の秋までに始めるのなら良いかもしれませんが,高3の春から始めるには少し遅すぎると思います.使う場合はそれなりの覚悟を持ってお使いください.

    長所:網羅性が高い.語源で覚えるので定着率が高い.
    短所:覚えるのに時間がかかる.
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