タイ当局がミャンマー国境付近で保護した、特殊詐欺に関わっていたとみられる日本人少年(16)が、愛知県在住の男子高校生だったことが18日、捜査関係者への取材で分かった。昨年末に家族から行方不明届があった。高校生はすでに帰国し、県警が詳しい事情を聴いている。
捜査関係者によると、昨年12月に高校生の保護者から県警に相談があり、捜索していた。今年に入り少年から家族に「ミャンマーにいる」との連絡があった。
少年はインターネットを通じて詐欺グループと接点を持ち、パスポートを取得して渡航。犯罪組織に監禁されていたとみられる。