女優、橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おむすび」(月~土曜前8・0=土曜は振り返り)。橋本演じる福岡県の糸島で育ったギャルの米田結が、栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識とコミュ力で解決していくオリジナル作品だ。公式インスタグラムが13日更新され、結の母・愛子(麻生久美子)がインターネットに公開している人気ブログ「うちのギャルさん」の最終回の記事の画像が投稿された。
★以下ネタバレあり
平成16(2004)年から続けてきたというこのブログ。愛子は最後の投稿で「うちのギャルさん、今日で終わりみたい」と書き出し。「ご愛読ありがとうございました!!」の文字が添えられたブログ登場人物たち全員集合のイラストやお礼の言葉をアップした。
放送では、平成30年のある日、愛子は米田家の娘である結と歩(仲里依紗)の日々の出来事を紹介し、全国に読者を持つブログ「うちのギャルさん」の書籍化を、出版社の編集者・白木淳一郎(須賀貴匡)から打診される。愛子は家族に内緒で大阪・梅田で白木と直接会い、白木から出版したい理由を「ギャルの娘さんたちが笑ったり悩んだりしながら成長していく姿が読者の共感を呼ぶ」といわれる。
だが、愛子はその誘いを断る。
結と歩と一緒に大阪の居酒屋「きよし」を訪れた愛子は、その理由を語り始める。「あのブログ、ぼやかしてるけど結と歩をモデルにしてるでしょ。もし本になったらもっといろんな人に見られてあんたたちが嫌な思いをするかもしれないし」。ブログにはコメントがたくさんきて、愛子は「すごく励みになったし、いろんな人とつながれたのがうれしかった」という気持ちを持っていた。だが一方で、最近は「いいコメントばかりじゃなくなってきちゃった」。そして、ブログを閉鎖すると決断したと、娘たちに語る。
後日、愛子は家で夫・聖人(北村有起哉)のいる前で、最後のブログを書き込む。「よし、これでおしまい」とパソコンを閉じる愛子に、聖人が「ほんまにええんか」と問いかけると、愛子は「うん」と晴れやかな声で答える、といったシーンが描かれた。
フォロワーからは投稿された最後のブログに「イラストの、愛子ママが、かわゆす」「是非是非ドラマ内では書籍化されなくてもNHK朝ドラグッズとしていかがですかねぇ?」といった声があがった。
また、誹謗(ひぼう)中傷など荒れるSNSが増えている現状を示唆する出来事に、「読んでいて楽しくなるような書き込みばかりではなくなる…と言うのは想定内ですね、残念ながら」「『アンチ』ってやつですよね。一緒に見ていた夫が、自分の好きなことが他人のせいで楽しくなくなってしまうなんておかしいと言っていました」といった感想も寄せられた。
Xでも一時、「ブログ閉鎖」がトレンドに。「100の応援コメより1のアンチコメのほうが心に影響する」「ブログ閉鎖かぁ。心無いコメントなんて一部なんだろうけど…やっぱり見たくないよね」「ブログ閉鎖された潔い愛子さん推せます。でも寂しいです。新しい楽しみを愛子さん見つけてほしいです」といった反響が寄せられている。