学校の耳鼻科検診について
ほとんどの学校では5月~7月頃までに耳鼻科の検診が行われます。
学校から耳垢、鼻炎、副鼻腔炎等の病名が書いてある紙を渡された方は、学校のプールが始まる前に速やかにお近くの耳鼻咽喉科を受診いたしましょう。
中耳炎と鼻炎(アレルギー性鼻炎)、副鼻腔炎とプールについて
これから暑くなると学校のプールが始まりますが、親御様から次のようなご質問を受けます。
Q1 中耳炎になっていてプールに入れますか?
A1 痛みの出ている急性中耳炎の場合は当分の間は水泳は禁止です。鼓膜に穴が開いている慢性中耳炎の場合は耳漏が出ていない状態であれば、耳栓をして、スイミングキャップを深めに被り患耳を覆うようにした上で、飛び込んだり、あまり深く潜ったりしなければ、水泳を行っても構いません。
Q2 アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎と診断されましたが、プールに入れますか?
A2 絶対禁止ではありませんが、プールの消毒のために使用されている塩素はとても鼻に刺激を与え、ほとんどの方は症状が悪化いたします。鼻詰まりがひどかったり、鼻水が多量であったり、鼻水に青や黄色の色がついている場合は症状が悪化しますから、無理して入らない方が無難です。