川口の日本人人口、昨年4千人減 外国人は5千人増4万8千人 さいたま市へ転出超1千人

「移民」と日本人

JR川口駅=埼玉県川口市(植村光貴撮影)
JR川口駅=埼玉県川口市(植村光貴撮影)

全国の市町村で最も外国人が多い埼玉県川口市で、日本人人口が昨年1年間で約4千人減った一方、外国人人口が約5千人増えたことが、県が今月公表した人口統計からわかった。総人口は約1千人増え約60万7千人だった。

県の住民基本台帳人口統計によると、川口市の総人口は令和6年1月1日時点で60万6315人。内訳は日本人56万3187人、外国人4万3128人だった。

これに対し7年1月1日時点の総人口は60万7447人で1132人増加。このうち日本人は55万9286人で3901人減、外国人は4万8161人で5033人増えた。

これにより川口市の外国人率は7・1%から7・9%へ上昇。川口市は、東京都新宿、江戸川両特別区を除き、全国の市町村で最も外国人の多い自治体として知られる。

また、埼玉県全体でも、昨年1年間で日本人人口が3万1757人減った一方、外国人は2万7416人増え、25万7650人となった。総人口は4341人減り、737万4298人だった。

県の推計人口によると、県内の市町村間の人口移動では近年、川口市からさいたま市への転出が最も多い状況が続いている。昨年1年間で川口市からさいたま市へ転出したのは3735人、さいたま市から川口市へは2600人で、川口市が1135人の転出超過だった。

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