sonicboy73 @sonicboy73

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2025年02月17日(月)17 tweets

8分前

Masahiro Hotta@hottaqu

物理学会誌2020年5月号に、現在カナダのウォータルー大にいる山口幸司さんが中心となって書いた記事『相関に記憶される情報と量子情報カプセル』が出ています。下記からpdfが無料ダウンロードできますので、興味のある方は是非ご覧ください。jstage.jst.go.jp/article/butsur…

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retweeted at 00:48:13

8分前

Masahiro Hotta@hottaqu

ここの連続TWで述べたのは、量子力学の原理的なレベルにおいて「完全に忘れる」という説明です。このように忘れてしまえば、どんな読み出し装置(ただし局所なもの)を脳やAIが使えても、非局所的に保管されている情報の一部すら、その読み出しは全く不可能となるという話になっています。

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retweeted at 00:47:32

10分前

Masahiro Hotta@hottaqu

念のため追記しておくと、人間の脳や将来のAIの記憶領域から情報を取り出す読み出し装置は特定のものに限定されているので、人間の脳やAIの内部のカオス的現象で記憶情報が変形されてしまえば、その装置では読み出せないことはごく普通のことだと思います。

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11分前

Masahiro Hotta@hottaqu

量子情報は記憶者である主体の部分量子系を超えて、外部の多数の系との間の量子もつれに移動していきます。それは局所的な部分系から見れば「忘れる」に対応しますが、量子情報自体は決して失われず、多数の量子系を跨ぐ大局的な形で記憶されていくわけです。それは量子力学のユニタリ性と呼ばれます。

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retweeted at 00:44:49

12分前

Masahiro Hotta@hottaqu

例えば二準位スピン系が純粋状態にあるとして、それが外部系と相互作用をして、その外部系のある2つの量子状態とスピン状態から作られるベル状態ができれば、スピンをいくら測定しても、最初の状態に記憶されていた情報は全く読み出せなくなります。それが「忘れる」に対応します。

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retweeted at 00:43:31

14分前

Masahiro Hotta@hottaqu

例えば純粋状態にあるAIを考えて、ある記憶を持っているとしましょう。それは量子状態に書き込まれています。その記憶領域の部分系が環境系を相互作用をすることで、最大エントロピー状態の縮約状態になることが、完全に「忘れる」ということに対応するわけです。

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17分前

Masahiro Hotta@hottaqu

そのような局所的観測者が目の前の量子系や自分の記憶領域の部分系から、覚えていた(記録されていた)何かを「忘れる」ということですね。それは量子もつれを通じた量子情報の拡散と、その情報の局所的読み出しができなくなることに対応します。

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24分前

Masahiro Hotta@hottaqu

『「忘れる」とは量子力学的には何だろうか?』という問いかけは本質的で重要ですね。まず「忘れる」主体の存在が前提とされているわけです。それは観測者としての人間でも良いし、意識を仮定した測定機やAIでも良いわけです。これらの観測者の特徴は局所性です。局所的な観測者が「忘れる」わけです。

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2025年02月16日(日)107 tweets

8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

シュレーディンガーの猫の2つの状態を干渉させる思考実験の説明は、『量子情報と時空の物理【第2版】』(サイエンス社)の第2章にあります。専門的になっておりますが、興味のある方はご参照ください。 pic.x.com/n3Ou6fu1rs

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8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

ブラックホールとか、ビッグバンとか、この世界の基礎的なことを深く深く考え続けることは、人類が新しい着想を得る重要な切っ掛けにもなってきました。このような基礎物理学研究の底力を、この国でも、もっと認識されれば良いなぁと思っています。

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retweeted at 16:44:58

8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

ブラックホールの量子力学を考え続ける中から、スピンオフとして量子メモリや量子コンピュータ等への新しいアイデアが生まれてきますし、また応用としての量子情報技術の成熟が、例えばブラックホール情報喪失問題に対して新しい視点やアイデアを与えてくれるのが、この分野の現在の世界的な状況です。

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8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

今では量子力学の研究は多岐に渡るようになり、量子コンピュータや量子通信などの工学的な応用も活発に行われています。基礎の中の基礎としての基礎物理学であった量子力学の研究は、応用工学の最先端に躍り出ている現状です。またこの量子技術の進展は基礎物理学にも大きなフィードバックを与えます。

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8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「なるほど。記憶消去装置にもなっているんだね、その干渉実験の装置は。」「それで、猫の立場と飼い主の立場での状況が現実に矛盾を起こすことはないのね。」「そういうことです。量子力学は、そういう情報理論なんです。」

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8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「だから実験後に箱の中をいくら調べても、猫が実験前に生きていたか死んでいたかは絶対分からない。そういう状況ではじめて、飼い主にとっては、生きてる状態と死んでる状態の干渉縞が観測できるわけです。」

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8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「猫と飼い主で感じてることが違うということ?」「まぁ、そういう言い方もアリですかね。」「干渉実験ですが、中の猫が生きてても死んでいても、飼い主の実験装置が猫の全ての原子分子に作用して、猫の残っていた記憶まで全て書き換えてしまう凄モノなんです。」

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8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「量子力学は情報理論であって、波動関数は観測者毎に決まるんです。その観測者が対象系に関する知識の集まりこそが、波動関数。」「そして重ね合わせがあったのは、飼い主にとっての猫の波動関数であって、猫自身にとってのものではないことが、ポイントです。」

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8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「矛盾では?」「いえいえ。飼い主がその猫の今の気持ち(?)を確かめようとして観測してしまうと、それまで飼い主にとっては存在していた重ね合わせが壊れて、1つになります。飼い主にとっても、どちらか1つにその時点でなります。」「波動関数の収縮ですね?」「そう。」

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8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「でも猫にとっては、どちら1つなんでしょ?さっき、そう言ったじゃない。」「ええ。そうです。猫にとってはね。猫自身は、生きてるのと死んでるのが混ざってないように感じてるはずです。」

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retweeted at 16:44:42

8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「なぜかと言うと、実際にはとても大変でやれませんが、2つの重ね合わせあることを証明できる原理的な実験はあるんです。干渉実験と言うのですが。」「生きてる状態と死んでる状態が重なることで初めて生まれる波の縞模様が観測できるんです。片方だけでは駄目なんですよ。」

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retweeted at 16:44:41

8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「外にいる飼い主にとっては、生きてる状態と死んでる状態の重ね合わせであることは間違いないんです。どちらか1つというわけでは、決してないんですね。」

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retweeted at 16:44:40

8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

「だって猫の立場で考えれば、どっちかでしょ?」と聞かれたら、とても良い質問だと教えてあげましょう。「そうです。猫にとっては、どっちか1つです」「でも、外にいる飼い主にとっては、違うのですよ」「猫の立場と飼い主の立場で答えが違うのが、情報理論としての量子力学の面白い部分です。」

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retweeted at 16:44:38

8時間前

Masahiro Hotta@hottaqu

『シュレーディンガーの猫』の話は、世間でも人気があります。「実際は生きてるか死んでるかのどちらかでしょ?」と言われたら、きちんと物理学徒は「違います。」と説明してあげましょう。まずは量子力学自体が情報理論の一種であり、波動関数は観測者毎に違って構わないという辺りを、皮切りにして。 pic.x.com/AHSgGaOc34

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8時間前

TCGファイアーエムブレム0(サイファ)公式@FEcipher

【カード紹介】「子供狩り」…それは、子供たちを捕らえ、暗黒神のしもべにする非道なる所業。祖国フリージが、その悪行に加担していた事実を知り、魔道騎士オルエンは深い失望を覚えます。そして苦悩の末に祖国を捨て、自らの信念のもと、彼らと戦う決意をするのです。(Illust:あおじ) #FEcipher pic.x.com/9ZoM4yH7TM

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9時間前

ちろ剤師2025@Toki_nd2525

@ClinpharmZono 先生ありがとうございます 心臓の風船機能の塩梅(状態)と末梢血管抵抗性の塩梅でどんな風にかなっているんだろうと妄想しております   弾性と毛細血管ですね 理解を深める調査を続けてみます🫡

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9時間前

ちろ剤師2025@Toki_nd2525

拡張期血圧ってきちんと学んだことないんですが、 (収縮期は正常として) これが高いと動脈硬化が疑われるし、 低くとも動脈硬化が疑われる で良いですか?   「拡張期血圧」がよくわかっていません💦

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9時間前

駒井 翼(テコム看護)@wingsofhorse

【加齢に伴う変化】 若い人の大動脈はしなやか‼️ ① 収縮期 →心臓から伝わった圧の上昇を、血管の弾力性で吸収 ② 拡張期 →そのバネの反動で血圧を上げる。 つまり… 収縮期の血圧を、 拡張期の血圧に 変換してくれているようなもの。 加齢による変化はこの逆で、 収縮期血圧⬆️ 拡張期血圧⬇️

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23時間前

𡈽方 雅之@プロセス思考@hijk0909

@raoluba そうですね。この手の話は色々ありますが、物語にする都合上、情報が正則的に連結して(時空が緊密に繋がって)いて、「あちら側」にも私たちが見たことのあるものばかりが並んでいます。でも、別宇宙には、私たちの世界で見たことのあるものなど無いような気がします。それでは物語にはなりませんが。

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23時間前

ろるば🌿@raoluba

@hijk0909 その手の話は色々ありますよね。 同じ宇宙の入れ子系だと「火の鳥」、仮想現実系だと「トゥルーマンショー」「マトリックス」「アヴァロン」、作品としては知りませんが「今の現実は、誰かの作ったセルオートマトン」とか。

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23時間前

𡈽方 雅之@プロセス思考@hijk0909

「別の宇宙に行く」ということは、別の時空構造の内部に自分のコピーを創るということだけれど、時空的に切れているので、通信には時間的な因果関係が無い。両宇宙を貫く一本の時間軸など無いのだから、「自分のコピーを創る」という言い方自体が出来ないのではないかとも思う。

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23時間前

𡈽方 雅之@プロセス思考@hijk0909

U(N-1) ⊂ U(N) ⊂ U(N+1) という宇宙の入れ子構造は無限に続く。それらの間を自由に行き来できるとしたら。でも、そのような移住先の宇宙は、「もとから本当にあったもの」なのか、「通信しようとした際に創ってしまったもの」なのか、区別がつかないようにも思う。

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23時間前

𡈽方 雅之@プロセス思考@hijk0909

量子的多世界分も含めた「情報的に連結な宇宙の全歴史」は一個の関数Uに還元可能だろう。まるで無縁な別宇宙とは接点を持ちえないが、U(N-1)⊂U(N)⊂U(N+1)という入れ子構造を頼りに時空超越的な信号授受が可能になれば、下位宇宙または上位宇宙の中に「私」のコピーを送り込むこともできるだろう。

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23時間前

𡈽方 雅之@プロセス思考@hijk0909

私たちのN宇宙のプランク長の内側の(N-1)宇宙と可観測宇宙の外側の(N+1)宇宙とは情報交換できず時空が切れているので、スケールの階層とは呼び難い。けれども非時空的な、例えば純粋数学の公理と定理の限界性の操作を信号として、別宇宙との通信が可能になれば、この無限のスケール階層も意味を成す。

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23時間前

𡈽方 雅之@プロセス思考@hijk0909

素粒子よりもプランク長よりも遥かに小さい領域の内側に別の宇宙が丸ごと一個入っていても構わないし、私達の銀河系よりも可観測宇宙よりも遥かに大きい領域の外側が別の宇宙の素粒子に該当していても構わない。このような宇宙の入れ子構造が、上下に無限に続いていても構わない。多分そうなっている。

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