愚かでした…月収42万円・39歳サラリーマン、タイパ重視で「9,000万円・都心タワマン」購入。通勤時間片道20分の好立地も、6年後、想定外のコスト増に悲鳴
少し無理してタワマン購入の一般層続々も、ランニングコスト軽視で悲鳴
少し無理はしたものの、よい買い物だった……しかし、想定外の出来事により、いくつかの誤算が生まれたといいます。まずはコロナ禍。最近は出社回帰の流れがあるものの、一時期は完全にリモート。70平米・3LDKのマンションでは何かと狭く、ストレスが溜まりました。 ――家で仕事をするなんて、考えてもみなかったので……狭いと感じるなかで仕事をするのは、本当にストレスで、無駄にシェアオフィスを契約。無駄な出費が増えました 次に岡本さんを襲ったのが物価高でした。 ――昨今の物価高だからでしょうか。元々は管理費は3万円、積立金は1万円だったんですが……ただでさえ高いのに、この6年で管理費は5万円、積立金は2万円になって。ローン返済に加え、プラス7万円の出費は痛すぎます 株式会社マーキュリーによると、2014年以降に分譲された新築マンションの月額管理費(60平米換算)は平均1万4,715円。人件費高騰や水道光熱費等の値上がり等を受け、管理費は過去10年で約34%上昇しています。さらに修繕積立金は平均7,243円。資材高による工事費上昇が大きく影響し、過去10年で約35%上昇しています。 昨今、東京都心の新築マンション価格は平均1億円を超え、なかなか手が届かない領域に。しかし、夫婦ともに正社員の共働き世帯の増加により、1億円台のマンション、特にタワマンを購入する一般層も珍しくありません。そして購入時、「少し無理してタワマンを購入。夫婦共働きなら大丈夫」というのがよくあるパターンです。 しかし月々のランニングコストをきちんと考慮していないケースも多く、そこにきて昨今の物価高。もともと高いタワマンの管理費と修繕積立金の値上げ幅は一般のマンションよりも大きく、「綿密だったはずのマネープランが崩壊」という場合も珍しくないようです。 意気揚々とタワマンを購入した岡本さん、6年前から給与もあがりましたが、それ以上に負担増。さらに中学受験に向けて教育費は雪だるま式に増えていきます。 ――想定外だったとはいえ、愚かでした。コスパばかり気にせず、もっと身の丈にあったマンションにするべきだったと悔やむ気持ちでいっぱいです 無理して都心のタワマン暮らしを実現しましたが、1点だけよかったことがあります。それは昨今の不動産価格の上昇で、見積り段階であるものの、マイホームを売れば大きく儲かりそうだということ。いつか売ることを楽しみにして、今は頑張るしかないといいます。 [参考資料] 株式会社不動産経済研究所『超高層マンション動向 2024』 株式会社マーキュリー『新築分譲マンションの管理費、修繕積立金 10年間で約40%上昇。毎月の負担は5,606円増』
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