トランプが目論む「ウクライナ停戦」の行方…「プーチンを交渉の場に引きずり出す」ことはできるのか
トランプ大統領は、就任直後から関税という武器を使って、不法移民、麻薬流入、貿易不均衡の解消などに次々と手を打ってきた。2月7日に行われた日米首脳会談は、事務方の周到な準備もあって、成功裏に終わったが、それは、両国間に解決すべき喫緊の課題がなかったからでもある。 【写真】大胆ショットに全米騒然…トランプ前大統領の「娘の美貌」がヤバすぎる! 一方、ガザでは、1月19日から第一段階の停戦(6週間)が実行に移されている。では、ウクライナ戦争のほうはどうなるのか。2022年2月24日にロシア軍がウクラナに侵攻してから、もうすぐ3年が経過する。
停戦に向け「6ヶ月はほしい」
大統領選挙中、トランプは、「自分の政権のときには、ウクライナでも中東でも戦争はなかった」と強調し、ウクライナ戦争については、自分が再選されたら「24時間以内に戦争を終わらせる」と豪語した。しかし、大統領就任後は、「6ヶ月はほしい。できればそれより早く終わらせたい」と述べている。 アメリカは、ウクライナに対しては、武器弾薬をはじめ、約17兆円に及ぶ莫大な金額の支援をしてきたが、これをアメリカ国民のために使うべきだと考える有権者は多く、それがトランプ支持を増やしたのである。 2月8日のニューヨークタイムズ紙は、トランプがプーチン大統領と電話で会談したと報じた。国家安全保障担当のウォルツ大統領補佐官は、そのことを認めた上で、ルビオ国務長官、ヘグセス国防長官、バンス副大統領、ウクライナ・ロシアを担当するケロッグ特使が、ヨーロッパで戦争終結について話し合うと述べた。 12日にブリュッセルで開催されるウクライナ支援国会議と13日にベルギーで開かれるNATOの国防相会議にはヘグセスが参加し、14〜16日にドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議にはバンス、ルビオ、ケロッグが出席する。 一方、ゼレンスキー大統領は、今週中にワシントンDCを訪ねて、トランプと会談する予定だという。ゼレンスキーはミュンヘン安保会議にも参加する。 ウクライナ戦争も停戦への国際交渉が始まるが、それを前にして、戦線では激しい戦闘が続いている。停戦の際に少しでも有利な条件を勝ち取ろうという思惑からである。