【選挙ウォッチャー】 濃度と総量の説明がわからないアホが大量発生している件。
ここ数日、突如として「濃度」と「総量」の説明が理解できない人たちが大量発生する現象が起こっています。「日刊ゲンダイ」の連載が始まり、あらゆるメディアに出演するようになり、「ちだいはデマゴーグや!」をすることで、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の批判をする僕の信憑性を低下させようという狙いがあるのだと思います。しかし、そもそも元動画を一度も見たことがないアホが「バスクリン!」と犬笛に反応し、トンチンカンなことを言ったところで、現実に何か変化があるわけでもありません。問題を見なかったことにしても、何も解決しないということは言っておかなければなりません。
そもそも僕には約2年ほど、食品の中に含まれる放射性セシウムの測定をしてきた過去があります。僕が「選挙ウォッチャー」という仕事をする前の話ですが、僕に「半減期って知ってる?」とか「自然界には放射性物質がたくさん存在するんだ!」みたいなことを言ってくる人間は、片っ端から「誰に物を申しとんねん!」と思っています。全員、うだつの上がらない人間たちなので、元動画(1次情報)ではなく、どこかでマヌケがはしゃいで書いている2次情報をもとにガタガタ言っているので、「N国信者になるような知性の人間たちしかおらん」という話です。
■ そもそも汚染水は危険なのか
どうして僕が「食品の中に含まれる放射性セシウムの測定」を始めたのかと言えば、「セシウム134」や「セシウム137」といった放射性物質は筋肉などに蓄積され、すべてを体の外に排出することができないので、長期的に見れば影響が出る可能性があるからです。
そもそも放射性物質というのは、原発事故直後に繰り返されたように「ただちに影響はない」という物質で、フグの肝や毒キノコのように、食べた瞬間に死ぬようなことはありません。だから、高齢者はあんまり気にしなくていいかもしれませんが、子どもや赤ちゃんの一生は長いので、仮に長期的な影響であっても、影響が出てしまっては困るという考え方があります。
さらに、低線量被曝や内部被曝は「確率的影響」なので、タバコや酒と同じように、すべての人が必ず病気になったり死んでしまうわけではありません。例えば、広島や長崎で原爆をくらった人は、その多くがすぐにお亡くなりになってしまいましたが、長く生きた人たちも存在します。原爆をくらっても、全員が早く死ぬわけではない。ただし、くらった人とくらわなかった人を比べてみた場合には、総じて、原爆をくらった人の方が早くお亡くなりになる傾向がある。これが「確率的影響」です。これはタバコを吸う人が吸わない人に比べて短命であるのと同じで、タバコを吸う人でも100歳まで生きるケースはあります。
こうした前提をもとに話をすれば、福島第一原発の近海の海が汚染されることで、周辺の魚が汚染されても、おそらくその魚に含まれる放射性物質がどれくらいなのかを検査することはないでしょうから、「誰も気づかないうちに被曝し、気づかないうちに確率的影響で短命傾向になる」ということにしかならないので、結局は「知らぬが仏」ということで、健康被害が問題になることはないのではないかと予想します。
しかし、これは「問題がない」のではなく、「問題がなかったことにしている」のであって、けっして科学的であるとは言えません。問題は問題として受け止め、どのように解決するのかが「人間の知恵」であり、問題を直視せず、アホが全力で「問題なんてないんだ!」と言うことで闇に葬り去るというのは「科学的に解決している」とは言えません。
タンクにどれだけの放射性物質があって、それをALPSによって取り除いてなお、取り除ききれない各放射性物質の「総量」がどれくらいあるのかを示さない限り、近隣海域の影響を定量することはできず、わからないまま海に放出することで被害を受けるのは、実は、我々ではなく100年後や200年後の日本人です。なお、ヨウ素129の半減期は約1570万年なので、2200年頃から先に生きる日本人には、我々が半永久的に負の遺産を残すことになります。「その頃には僕たちも死んでいるので関係ない!」と言ってしまえばおしまいですが、愛国者ほど真剣に考えなければならないテーマではないでしょうか。
■ 問題をトリチウムだけに矮小する愚かさ
福島第一原発の「汚染水」の問題には、幾重にも「ごまかし」があり、政府を含め、東京電力が意図的にミスリードしている状態にあります。これを一般的に「プロパガンダ」と言いますが、日本にも「プロパガンダ」は存在しています。
実は、「汚染水」という言葉は、政府が一生懸命「ALPS処理水」と呼んでいるものを指しているのではありません。福島第一原発から流れているデブリを通った水全般を「汚染水」と呼んでいます。
今、僕にウザガラみを見せているアホの子たちは、「ALPS処理水」のことを「汚染水」と呼んでいることに腹を立て、「汚染されていない水を汚染水と呼ぶのは風評被害だ!」と言っているのですが、この水のことを「処理水」と呼んだところで、現実はあまり変わりません。
というのは、実際に処理できている水というのは極めて部分的で、今でもメルトダウンしたデブリを触れた汚染水が地下を通じ、海に大量に流されているという現実に変わりがないからです。
元動画でも説明していますが、ほとんどトリチウムになった「ALPS処理水」というのは、海水で薄めて放出されています。そして、「ALPS処理水」は先程も言ったように、ほとんどトリチウムですが、デブリに触れて出ている海水というのは、まったく処理されていない、その名の通りの「汚染水」です。つまり、汚染水が流れ込んでいる海水を使って「ALPS処理水」を薄めているので、実際は「薄めている水の方が汚染されている」という奇妙な現象が起こり、我々は「ALPS処理水」だけを見て、「よし、綺麗な水を海に流しているので問題ないぞ!」という気持ちになっています。
要するに、この問題を「汚染水」と呼んでいる人たちは、「ALPS処理水」だけを指して「汚染されているぞ!」と言っているのではなく、「ALPS処理水はALPS処理水で一定程度は処理されているけれど、結局、海に流されているものは汚染水で変わらない」という問題意識なのです。
実は、デブリに流れ込む地下水を止め、海に流れる汚染水を食い止めようという試みは、やったことがあります。それが「凍土遮水壁」です。地盤を凍らせることで壁を作り、デブリに流れ込む地下水を止める大作戦です。ところが、いざ作ってみたところ、まさかの全然凍らないという現象が起こってしまい、地下水を止めることに失敗。そして、今度は「凍土遮水壁」が逆に「流れ込む地下水を止めるための作戦の壁」となり、「どうしたらいいのか分からなくなる」というニッポンの伝統芸「インパール作戦」を発動させることになりました。
つまり、「汚染水=アルプスのおいしい水を汚染されているかのように言うのは風評被害だ!」のアホどもは、古きニッポンのインパール・スピリッツを現代の引き継ぐ者であり、根本的な解決策を導くための入口に立つことさえできない「無能」です。当たり前ですが、こいつらが選挙権を持って投票するところなんて、だいたい「斎藤元彦」や「石丸伸二」なのです。
■ デマに釣られてしまうバカの特徴
ここまで長々と捕捉の説明をしてきましたが、「バスクリンガー!」のインパール軍団には分からないことでしょう。そもそも、こんなに長い文章を読む習慣がないので、いくらわかりやすい言葉で書かれていても、何を言われているのかを理解できないし、そもそも元動画を見ていないからです。
当然のことながら、僕の本を図書館で読んだこともないでしょう。
なにしろ、彼らは14年越しに「食品にはもともと放射性カリウムなるものが含まれていて!」と言ってしまうぐらいにはバカです。核種によって体内での挙動が異なることも理解できていないし、僕に向かって「半減期って知ってる?」です。オマエよりは100%僕の方が詳しいです。
しかし、僕のTwitterのプロフィールを見て「全国の選挙を見ているって書いてあるから、きっと無職!」と言ってしまうぐらいにバカしかおらず、バカが作ったバカ動画を見て、プルトニウム239の強烈なアルファ線で前頭葉が溶けているとしか思えない無能ぶりを見せ、大きな声で「バスクリンちだい!」です。
残念なのは、どいつもこいつも匿名のアニメアイコンなので、実際の姿がどんななのかを見ることができないところですが、おそらくリアルに出てきたら、どいつもこいつも冬でもサンダル、バッグはビニール、老眼鏡にシールがついたままで「+3.50」と書いてあることでしょう。
ちなみに、リアルで会うことの多いN国信者たちは「バスクリン!」とヤジるものの、「アホのオマエのために濃度と総量の説明をしてやろうか」と言うと、「それは大丈夫!」となります。立花孝志も渡辺晋宏も、詳しくはわからないけど、「とにかくバスクリン!」なのです。それもこれもアンテナの感度がバカだからで、せめて図書館で本を読めば、僕が放射性物質(特にセシウム134やセシウム137)と、どのように向き合ってきたのかということが分かるし、なぜタイトルが「食べる?」なのかがわかれば、食品汚染との向き合い方もわかるはずです。
要するに、レベル7の原発事故が起こっていて、1号機から4号機までが根こそぎやられ、メルトダウンが起こって地下水に触れているようなものがトリチウムだけになるはずがなく、「トリチウムだけになっているので安心安全だ!」と言われている時点で、「ちょっとおかしいな!」と思ってほしいのですが、立花孝志の情報をそのまま鵜呑みにするようなバカがやっているYouTubeをそのまま受けて、「バスクリンちだいー!」になっている奴は端的に言って、猛烈に頭が悪いという話です。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
結局、ALPS処理水というのは「ほとんどトリチウム」とは呼べるものの、それでもセシウム134やセシウム137といったベーシックな放射性物質はもちろん、ストロンチウム90やヨウ素129など、実に62種類の核種を完全に取り除くことはできません。
つまり、これを「トリチウムだけ」だと考えるのはナンセンスで、トリチウムを中心とした取り切れない核種が微妙に残っている水だと考えるべきだということになります。その上で、なぜ「総量」という概念が大切になるのかと言えば、ヨウ素129は「1リットルあたり2.1ベクレル」という数字だけを見れば、そんなに多くないと思うかもしれませんが、問題は「この水が何リットルあるのか」ということになり、大量に流すのであれば、どれだけ薄くても海に放出されるヨウ素129やストロンチウム90といった核種は膨大な数となり、さらに、これらはトリチウムと違って「生物濃縮」が起こりますので、結局、食物連鎖などの過程で濃縮してしまうのなら、1リットルあたりの濃度が低くても、結局、濃縮されてしまうと高い数値になってしまうということが懸念されています。
このあたりの話を、2月17日(月)22時からVTuberだという人が、だいぶ調子こいて「証拠出せるんだろうな?」みたいなことを言っていますので、じっくりと解説していこうと思います。
東京電力の資料をもとに解説するとともに、「Twitterでログを残さない作戦か!」みたいな超くだらないことを言っているので、ツイキャスコラボではありますが、その後はしっかりとYouTubeにしますし、ツイキャスにも記録が残ります。
僕の仕事は、小学生でも理解できる「濃度」と「総量」の説明が分からない不憫な大人たちを可視化し、子どもたちよりも大人たちの方が圧倒的に愚かであることを示すことだと思っています。ネットで偏った情報ばかりを集めるとバカになってしまうということを皆さんに訴え、僕は僕の仕事を粛々とやっていく所存でございます。ぜひツイキャスに遊びに来てください!
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コメント
7さすがチダイ博士。アホな私は汚染水などと言えば、中国や韓国を喜ばすだけだと、愛国者ぶっていました。「半減期」や「生物濃縮」の話を聞いて、(高齢の)おいらにゃ関係ないとタカを括るほどのアホでありました。「今でもメルトダウンしたデブリを触れた汚染水が地下を通じ、海に大量に流されている」と話しを聞き、アホを反省しております。選挙ウオッチャちだい改め、危険ウォッチャーちだいに。
nokさんのユーモアセンスにはいつも感心させられます。私も絶対1万円札100枚の濃縮を選びます。へびぃメタルさんの言われるように、遅々として進まぬ核廃棄物処理の方がよほどの危険水域に入っていると思います。
とてつもなくわかりやすかったです。
自分が心配に思っていることが全て文章化されていました。
東電が資料を公開してるとは言え、処理前のデータはありません。つまり総量の計算をしようがないというのが恐ろしいです。
ヨウ素129の1570万年はかねてから最も気になっており、その影響は仮にあるとして自分が生きている内には出ないだろうと思うと、ますます暗い気持ちになります。
サピエンスさんへ
おはようございます。
>nokさんのユーモアセンスにはいつも感心させられます。
笑い飛ばして、読み捨てて頂ければ幸いです。w