“共学化推進”県教委の方針に反対する高校生卒業生がデモ行進

埼玉県の男女別学の県立高校についてことし8月、県教育委員会が、共学化を主体的に推進していく方針を決めたことを受けて、26日、さいたま市で、共学化に反対する高校生や卒業生などがデモ行進を行いました。

埼玉県教育委員会は、ことし8月、男女別学の県立高校の共学化について、男女共同参画社会の中で、男女が互いに協力して学校生活を送ることには意義があるとして、主体的に推進していくという考え方を示しました。
ただ、具体的な時期は示さず、今後も議論を続けていくとしています。
26日、さいたま市浦和区で行われた共学化に反対するデモには、主催者の発表で県内各地の高校生や男女別学の県立高校の卒業生など、およそ250人が集まりました。
集まった人たちは、「埼玉県立高校の女子校・男子校の維持を望みます」と書かれたプラカードを手に「共学反対」と声を上げて、およそ1キロにわたってデモ行進しました。
参加した浦和高校3年生の生徒は、「男子校の良さを感じてきたので、公立高校で男女別学か共学かを選べる選択肢を次の世代に残してほしい」と話していました。
デモを主催した埼玉県立高校の共学化に反対する会の江川仁美共同代表は、「男子校や女子校に通うことを希望する当事者たちの声をしっかりと聞いてほしい」と話しています。
この議論をめぐっては、ことし9月に、共学化を支持する市民グループが公立の学校への入学は、性別で制限されない共学化が必然で、その実現に向けて具体的な措置を講じるよう求める要望書を教育委員会に提出しています。
埼玉県教育委員会は「今後も県民の意見を丁寧に把握していきたい」としています。

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