中国人民銀が「債券バブル」懸念 投資家に買い自制要求=関係者
中国人民銀行(写真)は13日、外部からの逆風が強まる中、景気を下支えするため、適切な時期に金融政策を調整すると述べた。2022年9月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[上海 3日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は3日、一部の資金運用会社を呼び出し、国内債券に対する熱狂的な買いの動きに加わらないよう警告した。「債券バブル」は政府による景気てこ入れと人民元レートの制御に向けた取り組みを台無しにしかねないからだ。関係者2人が明らかにした。
3日の会合を含めて、人民銀行は昨年以降再三にわたって銀行や投資会社に過度な債券買いを自重するよう求めている。中国経済の先行き懸念が続く中で投資家が株式から安全資産とされる債券へ乗り換える動きが強まっているため、関係者の1人によると、人民銀行と機関投資家のこうした会合が最近定例化し、週に数回開催されるようになったという。
実際株価は過去2営業日で4%下落し、人民元は3日に14カ月ぶりの安値に沈んだ一方、10年と30年の国債利回りは一時過去最低水準に低下(価格は上昇)した。
人民銀行が追加利下げに動く公算が大きいとの報道が出ていることも、債券利回り押し下げの要因だ。
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経済に関する極端な悲観ムードと広がるデフレ圧力を背景に、残存3年までの短期ゾーンの利回りは政策金利の7日物レポレートを下回る「逆イールド」になった。
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