もはや時代が変わった以上、これを男子校の生徒として耐えるべき試練だとは考えません。また、「何年もたってから言ってくる(告発する)のはいかがなものか」という意見もあるようですが、言い出したくても長年言えなかった事情があるのかもしれません。一方で、多くの卒業生にとって青春の日の美しい思い出となり得るこの伝統行事は、OBとして残してほしいという気持ちもあります。
そこで、次のような提案をいたします。
1. 指導方法の原則維持
応援部による校歌指導の方法は、基本的に従来通りとする。竹刀の使用も認めるが、暴力的な用途には一切用いないことを徹底する(従来と同様)。
2. 2025年度より以下の変更を実施
① 事前告知の徹底
オリエンテーション数日前から、以下のポスターを校内に掲示し、周知徹底する。
新入生諸君に告ぐ
この厳しい2日間(2時間)を耐え抜けば、君はわが校の校歌を完全に、100%覚えられることを保証する。覚悟されたし。以上。
応援部部長 〇△◆
追伸:なお、「お礼参り」は認めない。
② 参加形式の自由化
新入生の自由参加とし、途中退席も自由とする。指導中に退席する新入生については、応援部員は特に制止せず、再入場時には明るく拍手で迎えるような演出を行う。
③ 指導選択肢の拡充)
従来の応援部による指導に加え、音楽科M教諭と、浦高グリークラブ(創立50年・全国優勝実績あり)による校歌指導を、同じ時間帯に音楽室で実施する。
- 生徒は応援部による“バンカラ”指導と、グリークラブによる“ハイカラ”指導のいずれかを選択できる。
- 指導時間中は、バンカラ指導とハイカラ指導の間を自由に行き来できるものとする。
- 校歌指導を希望しない生徒については、各クラスでの「マルト」(=図書館での自習を意味する校内用語。担当の先生の出張等である授業が休講になると、職員室の前にあるクラスごとの予定掲示板にカタカナに「ト」を〇で囲んだマークが書かれることからこの名がついた)も認める。
関係者の皆様におかれましては、ぜひご検討いただければ幸いです。