佐賀県 開学目指す県立大学 3つの基本方針まとめる
佐賀県は開学を目指す県立大学について、国が大学設置に向けて公表を義務づけている3つの基本方針をまとめ、この中で「チェンジ・メーカー」=社会を変革する人材の育成を図るとしています。
文部科学省は大学設置に向け、▽学びの評価や卒業の認定基準、▽授業の内容や年間の計画、そして▽入学者の受け入れの3つについて基本方針をまとめ、公表するよう求めています。
県は2029年4月の開学を目指す県立大学について、この基本方針をまとめ、「チェンジ・メーカー」=社会を変革する人材の育成を図るとしています。
このため、▽卒業の認定にあたっては、課題を見つけて解決策を主体的に実践する能力などを重視する。
▽授業の内容については、たとえば経営分野を学ぶ際には理論だけではなく、県内企業などと連携した実践的な教育を行うなどとしています。
そして▽入学者の受け入れでは、意欲的な学生を求めて、一般選抜や学校推薦型選抜を組み合わせつつ、県内の全ての高校に指定校推薦の枠を設けることを検討しています。
県は新年度・令和7年度以降、教員の確保や授業内容などの具体的な検討を進めるとしています。
山口知事は14日の県議会で、「令和9年10月の設置認可申請に向けてさらに内容を精査していく」と話しています。