青森 病院元院長と医師を逮捕 院内での殺人事件隠そうとしたか

おととし青森県八戸市にある病院内で殺人事件が起きた際、病院側が肺炎で死亡したといううその診断書を遺族に渡して事件を隠そうとしたなどとして、警察はいずれも60代の病院の元院長と医師の2人を犯人隠避の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは八戸市の「みちのく記念病院」の元院長で、運営法人の理事長を務める石山隆容疑者(61)と、病院の医師で、弟の石山哲容疑者(60)の2人です。

警察によりますとおととし3月、病院内で59歳の患者が当時73歳の別の患者を殺害する事件が起きた際、死因を「肺炎」とするうその診断書を遺族に渡すなどして事件を隠そうとしたとして犯人隠避の疑いが持たれています。

警察は2人の認否を明らかにしていません。

当時、2人はすぐに警察に連絡せず、これらの対応に違和感を感じた病院の関係者が通報したことで事件が発覚しました。

事件の翌月、男性患者の死因をめぐり不正な診断をした疑いで病院を捜索するなどして捜査を進めてきました。

警察はどのような意図で事件を隠そうとしたのか、詳しいいきさつを調べることにしています。

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