(全体公開)三月十六日、桜上水、明日の天気について
March 17th, 2024 21:02・All users
新曲「三月十六日、桜上水、明日の天気」を公開した。仮タイトルは天気予報。
タイトルが長いので桜上水とでも呼んで欲しい。桜上水って綺麗な名前の地名だと思う。
最初のアイデアのスタートは「天気予報がずっと続く事ってなんだか切ない」というスタートだった。当たり前が続いていくことって思った以上に切ない。学園祭が終わっても、誰かが亡くなっても、大きなお祭りが終わっても、恋人に振られても。淡々と変わったり戻ったりを天気予報は決まった時間に報告を続けてくれる。
こう日常に回帰させられる感じというか、日々に押し戻していく感じというか。否応なしに進んでしまう事っていうか。そういうのを形にしたかった。
あとは曲の中で伝わっているかはわからないけれど、主人公を外側から見ると本当にただの生活している人で、何のドラマもない人。でも実情は気持ちがいっぱいになっている、そんなのを理想とした。自分自身の時間の経過を感じたくて、過去曲の「ツズキ」や「クロニクル」といった昔の歌詞のパーツをぽろぽろと当て込んでみたりもしている。いままでの歌詞の作り方とちょっと違っていて、言葉ひとつひとつのコピーでもっていくよりも全体の押し流しみたいなもので読めるような歌詞としてみた。
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今年のテーマは「かわる」なので、この曲も新しい事をなるべく行った。
「実写とイラストを綺麗に混ぜる」ってのに挑戦した。penさんにイラストを依頼したときに動画の全体構成は決まって いて、「白黒でおねがいします」「目を閉じたり開けたり、傘とかポーズ変わると嬉しいです」みたいな形で依頼をした。
実写とイラストを綺麗に混ぜるには白黒だと融合しやすいと思ったからだった。懸命に動画に取り組んだけれどうまくいったと思う。penさんのイラストが本当に綺麗でやっぱり一緒にものを作れて楽しかった。今後も実写とイラストを混ぜる形は採用していきたい。自分の歌は二次元的なものというよりも現実の物悲しいものに寄り添っているつもりなので、VOCALOIDというシーンだとこれくらいが一番おとしどころだと思った。
あとは偶然出来たんだけれど、紙吹雪のエフェクトが思った以上に動画内に嵌ったのが嬉しかった。女の子が紙吹雪を傘で弾いていくのはなかなかに情緒的だと思った。
ボーカロイドは巡音ルカを採用した。自分でも調声は行ったんだけれど、なかなかうまくいかなくってそういえば技術が素晴らしい先輩がいた!とワザワザ幽霊先輩の家におしかけて調声の仕方を半日教わりつつ完成させた。最初はなんだかやりにくそうで非常に申し訳なかったんだけれど、とんでもなく勉強になった。作業が終わったあとは二人で酒をぐでぐでと飲んであっという間に酔っぱらってしまった。巡音ルカはボーカロイドで一番最初に購入したものだったんだけれど、あまりにも癖が強くて自分が上手に成立させる事が今までできなかった。今後はちょこちょこ使えたら嬉しい。最近は幽霊先輩とは家も近いので仲良くできてて嬉しかったりするわけである。
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二か月ほどスランプになっている。今日は新しい曲が少しだけ進んだ。まだちょっと鼻がぴりぴりしているので、少しずつ取り組んでいけたらいい。
読んでくれてありがとうございました。うん、がんばろう!