10人に1人──「左利き」は身近なマイノリティー 急須や調理器具…どんな不便が? 教育現場では変化も【#みんなのギモン】
2月10日は「左利きの日」。約10人に1人というデータもある左利きは身近なマイノリティーで、右利きの人では気づきにくいような不便が多くあります。グッズの販売や教育現場では変化も生まれていますが、自分とは違う人のことを想像してみませんか? 【動画で見る】知ってました? 2月10日は"左利きの日"なぜ? そこで今回の#みんなのギモンでは、「左利きの不便さ知ってる?」をテーマに解説します。
■斎藤さんに聞く…左利きの野球選手は?
山崎誠アナウンサー 「2月10日は日本で『左利きの日』とされています。『2』(フ)の前に『0』(レ)を置くとレフ、『10』(ト)を続けるとレフト(左)となります。身近なマイノリティーである左利きについて考えていきたいと思います」 「インテージの調査(2022年)によると、左利きは約10人に1人。鈴江さんが左利きですね。斎藤さん、野球選手やアスリートで左利きの方は…?」 斎藤佑樹キャスター 「野球選手だと右利きが圧倒的に多いです。ポジションが限られるからです。例えばサードやショートを守っていると、右利きだとスムーズにファーストに投げられます。左利きだと一回向きを変えて投げるので、遅くなります。打つ方は左も(多く)います」
■左手で「右利き用」急須を持つと
山崎アナウンサー 「ピッチャーも左投手は貴重と言われますが、それだけ少数ということです。世の中ほとんどの方が右利きだからこそ、なかなか気づかないのですが、右利きが使いやすいように作られているものがたくさんあります」 「右利き用の急須を用意しました。右利きのSHELLYさん、左手で持ってみてください」 SHELLYさん 「変な感じになって、こぼしそうです。考えたことなかったです」
■レードルも…左利きが不便なものは?
山崎アナウンサー 「その他にも、(右側でタッチしたり切符を入れたりする)駅の自動改札機や(右側にコインを入れる)自動販売機があります」 鈴江奈々アナウンサー 「何事も(両手が)クロスしている感じです」 山崎アナウンサー 「机付きのイスもあります。右利きの人はひじを置けるようになっていますが、左利きの人はひじ置きがない状態です」 SHELLYさん 「学生時代に左利きの人たちがそれを言っていたのを覚えています。やりづらいですよね」 森圭介アナウンサー 「頻繁に使うと結構ストレスになりますね」 山崎アナウンサー 「スープなどを注ぐレードル、ハサミ、急須もほとんど右利き(用)です」 鈴江アナウンサー 「レードルはこぼれやすくなるので、諦めて(左右)反対側で使うことがあります」 山崎アナウンサー 「左利きの方が使いづらいという悩みに対応するために、左利きの方向けのグッズも販売されるようにはなってきています」