【関連記事のあらすじ】石川美琴さん(仮名・34歳)は、3男5女の子沢山で育った。長女だったこともあり幼い頃からいつも下の子の面倒を見るのが当たり前だったと話す。高校生まで1人で風呂にも入らせてもらえない環境に嫌気がさし、家出を繰り返していたとき、父から自分が父の子でないと打ち明けられる。その真相とは…。
---------------------------------------------

「父曰く、私と下の弟は母が不倫の果てに作った今でいう托卵だったというんです。母は托卵妻というわけ。でも当時はそんなことは信じられませんでした。今ほど托卵なんて言葉もなかったし、正直自分の血液型が何かも定かではない暮らしだったので…」
家でした美琴さんを迎えにきた父は酔っており、ことの成り行きを話し出したそう。
「父の証言だと親戚のおじさんが私の父親だというんです。母は股が軽くて俺のいない間にあいつとヤッたとかなんとか言っていて、本当に吐き気がするほど気持ち悪かった。同時に母に対する嫌悪感も。とはいえ、母に聞くこともできず…」
家に連れ戻され、翌日になると父は昨日のことはなかったことのように振る舞ったそうだ。