「異常なし」隠れた肺がん 健診巡る損賠訴訟
「Cが診断としては正しかった」 医師の修正、反映されず
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毎年受ける健康診断は体の異変を察知する貴重な機会だ。大阪府の50代女性は「異常なし」だった翌年、ステージ3に進行したがんが見つかった。ショックに追い打ちをかけたのが、実は前の年に兆候が見つかっていたにもかかわらず、送られてきた健診結果に反映されていなかったという衝撃の事実。治療機会が奪われたとして医療機関を提訴した。
2016年9月、女性は勤務先で受けた健康診断の結果表を恐る恐るのぞき込んだ。動...