佐賀県は5日、1月27日~2月2日の新型コロナウイルス感染状況を発表した。39定点医療機関から報告された新規感染者数は234人で、前週から32人増えて2週連続増となった。1医療機関当たり6・00人で、前週の1・16倍だった。

 高齢者施設4件で66人、障害者施設1件で3人、医療機関1件で13人のクラスター(感染者集団)が発生した。

 新規感染者の保健福祉事務所ごとの内訳は、佐賀中部62人、鳥栖31人、唐津26人、伊万里34人、杵藤81人。年齢別では10歳未満が54人で最も多かった。

 インフルエンザの新規患者報告数は294人で、前週から285人減。1医療機関当たり7・54人だった。

 保育施設1件で18人のクラスターが発生。学級閉鎖は小学校2件、中学校3件、学年閉鎖は小学校1件。

 県は同日、県全体の新規感染者数の平均値が10人を下回り、全保健福祉事務所で前週を下回ったことからインフルエンザの流行発生警報を解除した。(上田遊知)