山梨英和大学の学長と法人本部事務局長 パワハラで懲戒処分

学校法人 山梨英和学院は、山梨英和大学の学長と法人本部の事務局長が、40代の元准教授に対しパワーハラスメントを行っていたとして、いずれも役職を解く「降任」の懲戒処分にしました。

大学によりますと、去年2月に大学のハラスメント防止委員会に宗教主任だった40代の元准教授から申し立てがあり、関係者への聞き取りなどを行った結果、学長と法人本部の事務局長によるハラスメントが認定されたことから、12日付けで2人の役職を解く「降任」の懲戒処分にしました。
関係者によりますと、去年1月、宗教主任の再任を引き合いに、非常勤職員の労働規則を改定するための文書への押印を強要したことなどがパワーハラスメントにあたると認定されたということです。
2人はすでに辞表を提出し、退任の手続きが進められているということです。
学校法人 山梨英和学院の小野興子理事長は「今回の事態を厳粛に受け止め、ガバナンス、コンプライアンスを強化し、再発防止の対策を徹底するとともに、すべての関係者が安心して学び働くことができる環境づくりに全力を尽くしてまいります」とコメントしています。

元准教授は、NHKの取材に対し「今回の処分をきっかけに安心して通える教育環境を整備し、改善していくことを切に願います」とコメントしています。

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