カッコを含んだ計算ではカッコ内から計算をはじめるということは、多くの方が知っているでしょう。では、そのカッコ内の計算はどのよな順序で計算すれば良いでしょうか。
この記事では、カッコを含んだ四則演算に挑戦してみましょう。正しい答えを導くことができますか。
問題
次の計算をしなさい。
(8−9÷3)×2+4
計算の順序に気をつけて、計算を行いましょう。
解説
今回の問題の答えは「14」です。
途中の計算式は次のようになります。
(8−9÷3)×2+4
=(8−3)×2+4
=5×2+4
=10+4
=14
計算のポイントを順に確認していきましょう。
まず、カッコや四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算は、次の順に計算しなければなりません。
(1)カッコ内の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
今回の問題では、カッコ内の計算に「8−9÷3」と引き算と割り算があります。
ここでも、引き算と割り算では、割り算を優先して計算します。
<カッコ内の計算>
8−9÷3
=8−3
=5
カッコ内を計算したことによって、元の計算は「5×2+4」となりました。
足し算と掛け算の計算なので、掛け算を優先しましょう。
5×2+4
=10+4
=14
カッコがある計算では、カッコ内の計算を優先して計算します。
さらに、そのカッコ内にさまざまな計算が混じっている場合は、さらに「掛け算・割り算を優先」と考えます。
常にどの順で計算しなければいけないかを意識しながら、計算を進めましょう。
まとめ
計算の順序は「足し算・引き算」よりも「掛け算・割り算が優先」ですが、それはカッコ内の計算でも同様です。
これは算数・数学の基礎となるので、繰り返し練習しましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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