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処遇改善や地域医療の改善求め、全医労や住民がみやき町の東佐賀病院前で座り込み

 全国の国立病院職員らでつくる全日本国立医療労働組合(全医労)佐賀地区協議会などは10日、みやき町の国立病院機構「東佐賀病院」前で、職員の処遇改善や地域医療の充実を求める座り込み・宣伝行動をした。

 協議会によると、座り込みは1997年2月、同病院に導入された「二交代制勤務」に伴う長時間夜勤への反対運動として始め、30回目。この日は、協議会や住民団体のメンバーら約20人が「東佐賀病院の充実・強化で県民と地域医療を守ろう」などと書かれた横断幕を掲げ、職員の増員や長時間労働への反対、賃上げなどを求めて声を上げた。病院長宛ての要請書も提出した。

 協議会の田中幸道議長によると、5日に行われた全医労と機構側との賃金交渉は「ゼロ回答」で、全医労は27日に予定する3回目の交渉次第ではストライキも辞さない構え。田中議長は「病院がなくなっては困るとの地域の声は強い。働きやすい職場づくりに向け、今後も活動を続けていく」と話した。

 (杉野斗志彦)

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