普段の山行ではヤマップへの写真のアップだけで、(面倒なので)テキストは加えないのですが、今回は他のヤマップユーザーさんの活動を参考にさせていただいたし、知床岬への活動記録が年間で3件ほどしかアップされていないので、これからチャレンジする冒険者に向けて、テキストを記録しておきます。各ポイントの状況は、写真のCAPで説明します。 なお私の登山レベルですが、これまでに百名山を80座程をどれも登山道ルートでピークハント。ロッククライミング、沢登り、バリエーションルートは完全未経験というレベルの登山者です。そのレベルを前提に記録しますので、上級者には常識的なことを記載している思いますが、温かい目で読んでください。 ※GPSの軌跡は知床岬まで到達してませんが、GPS補足が途中で途切れているだけで、知床岬には到達してます。 ●情報収集 ヤマップやYouTubeで「知床岬」と検索して、過去の到達者の記録を参考にしましたが、大量に情報がアップされているわけではありません。YouTubeだと4~5人ほどのユーチューバーの動画がヒットし、ヤマップは年間で3件ほどの活動記録を確認できます。 シレココ(https://www.env.go.jp/park/shiretoko/guide/sirecoco/index.html)や知床半島先端部地区利用の心得(https://shiretokodata-center.env.go.jp/data/management/rules/sentan_rules_2017.pdf)は、有用な情報が記載されていますので必ず確認しましょう(レクチャーの際に読んだかどうか確認されます)。 出発前にルサフィールドハウスか知床羅臼ビジターセンターを訪れれば、レクチャーを受けて最新の岬沿岸部の情報や注意点を確認することができますので、必ず訪れるようにしてください(ウサフィールドハウスは火曜日休館なので注意してください)。レクチャーの際に計画書のコピーを取らせてほしいといわれますので、計画書の作成&持参もお忘れなく。 レクチャーを受けると受講証明のタブを受け取れます。岬からの帰還時に報告にいくとタグにスタンプを捺してくれます。 ●登攀装備 普段の山行では使用しないが、今回の知床岬で持参&使用した登攀装備は、ハーネス、1mプルージックコード×2、長さ30cmペグ(ロープ固定用)×2、30mロープ、下降器(ビレイデバイス)、ペツルのタイブロック。 モイレウシ川南の高巻き&カブト岩&念仏岩の登下降でタイブロックと下降器を使用しました。技術と腕力がない場合(私の場合だと鉄棒懸垂は0回、腕立て伏せも3回ほどの腕力)はタイブロックと下降器は必須装備だと思います(技術と実力があれば、登攀装備なしでもクリアできます)。特にタイブロックは簡易アッセンダーとして使用することで、垂直登攀が可能になります(私の場合、タイブロックがなかったら高巻きを越えられなかったと思います)。 ●ヘルメット 巨岩地帯など高さが3m以上あるような岩の上を進んでいく場所もあり、高巻きでは落石の可能性あります(普段人が入らないので斜面の岩がとても不安定です)。最悪の事態を想定してヘルメットの使用は必須だと思います。 私も一度、疲労から岩場で足を取られてつんのめって前に倒れ頭部を岩に強打したことがありましたが、ヘルメットをかぶっていたために事なきを得ました。ヘルメットをしてなかったら…。 ●熊 2023年に比べると2024年は熊との遭遇率が格段に下がったようです(23年にハンティングをしたからだとうのウワサあり)。私の場合は赤岩で1頭に遭遇しました。 熊鈴を鳴らし、見通しの悪い場所では「ハッ、ハッ」と声出しをして進みましたが、途中から疲労が激しく声出しの回数は激減してしまいました。 2日目から同行してくださったYさん(後述)は熊鈴は使わずに、周りの音に注意を払うようにしているとのことです。見通しの悪い場所だけでなく、斜面から海岸線に熊が下りてこられるような場所では、積極的に笛をならしていました。 熊スプレーは使用しませんでしたが、ルサフィールドハウスでレンタル(24時間で1,100円)しました。フードコンテナは大きく持てないので、レンタルしませんでしたが、食料系はすべてジップロックに入れ、2日目にテントを置いて知床岬に向かう際には食べた後の袋は匂いが出る可能性があるので、テントには置かずにザックにいれて岬に向かいました。 ●水 半島から海に向けて流れる川が何本もあるので、水場に困ることはありません。地図に描かれた川以外にも番屋の近くにはだいたい川が流れています。 ただし、エキノコックスへの罹患が心配なので、浄水/煮沸が必要です。浄水器具を持参したのですが、チョロッとしか浄水できずに喉の渇きに間に合わなかったので、行動中に持参した水が枯渇してしまったときは仕方なく直接川の水を飲んでしまいました。 ●天候 スタートして最初の高巻きの観音岩以降は携帯圏外(2024年時点)になりますでの、3~4日後までの天候を確認して、あとはそれを信じて進むしかありません(気圧計があれば変動で多少の予測は可能)。 このコースは、天候によって難易度がかなり左右されます。私の場合は「晴」「凪」という絶好のコンディション(絶好過ぎて暑さに参りました)でしたが、天候が悪くなるといろいろと障害が出てきます。 雨の場合は、高巻きの登下降やへつり時に足が滑って通過が困難になります(特に高巻きの足場はどこも滑りやすい地面です!)。風が出て波が立つと、へつり時の足場が消えたたり不安定になり、落水した場合に沖に流れてしまう危険性もあります(数年前のトッカリ瀬での大学生の溺死はこのパターンだと思います)。 気象条件に関しては複数のサイトをチェックし、天候の予報だけではく気圧配置や前線の動きや予想天気図も確認する必要があります…これもスタートしてしまうと確認できなくなるのが、痛いところ(昔のワンゲルのように短波ラジオで天気図を記載できれば確認できそうですが…)。 ●潮位 天候とともに岬到達の難易度を大きく左右するのが潮位。気象条件と異なり潮位は規則性があり予測可能なので、前もって調べて的確な潮位で瀬を通過できる日程を組みたいところです。 私は視覚的に潮位を確認しやすいココ(https://www.surf-life.blue/weather/tide_level/%E7%BE%85%E8%87%BC)を利用して、行動時間帯の潮位を確認しました。 可能ならばトッカリ瀬と近藤ヶ淵がともに潮位30cm以下のタイミングで渡りたいが、なかなかタイミングよくその時間帯に通過するのが難しい。 ●ルートファインディング Yさんが「ここはバリエーションルートだから」とおっしゃっていましたが、まさにその通り。私も当初は「海岸線に沿って歩けば岬に到達できる」と考えていたのですが、確かに石ゴロの見通しのよい海岸線を歩く分にはルートファインディングは不要ですが、巨岩帯や高巻きなどはルートを自分で見つけて判断していかなければなりません。 当然、判断が間違えることもしばしばあり、その際は無理をせずに「来た道を引き返して別のルートを探す」ようにして、行ったり来たりしながら進んで行きます。 通常の登山道だと、登山者の踏みあとや岩に靴を置いた痕跡があるのですが、入る人間の少ない知床岬では、特に岩場での足跡の痕跡は皆無です。草地でも人の踏みあとかケモノ道なのか判断がつきません。 通れたところが正しいルートと信じて進むしかありませんが、私の経験上、「いけそうだけど落ちたらタダじゃすまない」と思った場所では必ず別にもっと安全なルートがありました。危険に関しては自分の直感を信じて、面倒でも引き返すようにして進むようにしました。 ●ソロorパーティ おそらく私が犯した最大の過ちが、ソロで挑戦したことだと思います。 一緒に行ってくれるような変人がいないからしかたないのですが、1日目の滝の下まではなんとか1人で進み、そのテント場で「10年以上毎年知床に来ている」というYさんと知り合うことができ、(おそらく私の様子を見るに見かねて)2~3日目を一緒に行動してくださり、さまざまなアドバイスとサポートしてしていただきました。 Yさんがいなかったら、予定通りに2泊3日で帰還できた自信はありません。 へつりでの足の置き場やホールドのポイントなど、自分自身では見えない部分もパートナーがいれば指示を受けることができます。 ソロには確かに魅力がありますが、私レベルの人間が岬に行くにはパーティを組んで進むのが安全だと思います。 長々と書いてきましたが、知床岬へは誰にもできるチャレンジではないと思いますが、「やる」という思いがあれば、不可能なチャレンジではないと思います。 この活動日記が、これから岬に向かおうと思うチャレンジーの一助になれば幸いです。 端っこを目指して、道なき道をすすんでいきましょう!
ここからさらに端っこへGO!
ここからさらに端っこへGO!
左の看板は嘘です。まだまだ進めます。 右の看板は、そのとおりです!
左の看板は嘘です。まだまだ進めます。 右の看板は、そのとおりです!
この橋が文明世界と辺境世界の境目。
この橋が文明世界と辺境世界の境目。
最初は現役の番屋の横を進みます。
最初は現役の番屋の横を進みます。
テトラブロックを渡って渡渉。
テトラブロックを渡って渡渉。
橋が架かっている川は、ココと観音岩の脇(丸太橋)の2箇所。
橋が架かっている川は、ココと観音岩の脇(丸太橋)の2箇所。
観音岩が近づいてきた。
観音岩が近づいてきた。
このように先の見渡せない場所では、積極的に声を発して熊に人間の存在を知らせる。
このように先の見渡せない場所では、積極的に声を発して熊に人間の存在を知らせる。
特徴的な岩を過ぎれば観音岩へ
特徴的な岩を過ぎれば観音岩へ
観音岩の高巻き。 左の谷状の斜面を登っていきます。結び目のある残置ロープが下から上まであります。
観音岩の高巻き。 左の谷状の斜面を登っていきます。結び目のある残置ロープが下から上まであります。
下降は通常の登山道レベルです。
下降は通常の登山道レベルです。
大小いくつもの観音様が安置されてます。ここでテント泊も可能とのことですが、熊出没の可能性があるとのことです。
大小いくつもの観音様が安置されてます。ここでテント泊も可能とのことですが、熊出没の可能性があるとのことです。
次の難関、トッカリ瀬が見えます。
次の難関、トッカリ瀬が見えます。
観音岩の川。上流部に丸太橋があるらしいのだが、私は見つけられずに渡渉を試みるも遭えなくドボン。 緑色の海苔は乾いているように見えても確実に滑ります。
観音岩の川。上流部に丸太橋があるらしいのだが、私は見つけられずに渡渉を試みるも遭えなくドボン。 緑色の海苔は乾いているように見えても確実に滑ります。
トッカリ瀬の入口。へつる以外に左の斜面を登って、V字入り江の前半を巻くこともできる。
トッカリ瀬の入口。へつる以外に左の斜面を登って、V字入り江の前半を巻くこともできる。
V字の入り江。トッカリ瀬の通過時の潮位は35cm。片手ホールドで進めます。
V字の入り江。トッカリ瀬の通過時の潮位は35cm。片手ホールドで進めます。
V字入り江の最奥から沖を見る。高巻きした場合は、この最奥に出ます。
V字入り江の最奥から沖を見る。高巻きした場合は、この最奥に出ます。
潮位が35cmのV字の入り江を超えた先の浅瀬。
潮位が35cmのV字の入り江を超えた先の浅瀬。
しがみつき系の最初のへつり。
しがみつき系の最初のへつり。
トッカリ瀬の前半を終えて、へつった崖を振り返ったところ。
トッカリ瀬の前半を終えて、へつった崖を振り返ったところ。
すぐにトッカリ瀬の後半に突入。
すぐにトッカリ瀬の後半に突入。
トッカリ瀬というと前半のV字地形部分が絵になるのでそのエリアだと思われそうですが、危険なのはV字地形を越えた岬より後半部分だと思われます。
トッカリ瀬というと前半のV字地形部分が絵になるのでそのエリアだと思われそうですが、危険なのはV字地形を越えた岬より後半部分だと思われます。
トッカリ瀬の最後に海面から露出した岩を3~4つほど飛び移ります。 写真のように岩が露出していれば問題ないですが、この岩が海面下になると、かなり危険な状況になるとのことです。 何年か前に大学生が流されたのも、ここではないかと思われます。
トッカリ瀬の最後に海面から露出した岩を3~4つほど飛び移ります。 写真のように岩が露出していれば問題ないですが、この岩が海面下になると、かなり危険な状況になるとのことです。 何年か前に大学生が流されたのも、ここではないかと思われます。
海岸にはいろいろな動物の骨が落ちてます。これは牡鹿の角かな?
海岸にはいろいろな動物の骨が落ちてます。これは牡鹿の角かな?
化石浜。潮がもっと引いていれば、写真でも一部露出している海底の岩盤が露出して歩きやすくなります。
化石浜。潮がもっと引いていれば、写真でも一部露出している海底の岩盤が露出して歩きやすくなります。
遠くにタケノコ岩が見えてきました。
遠くにタケノコ岩が見えてきました。
歩きにくい丸石を下を向きながら歩いていたら、突然目の前にイルカの死骸。すでに何者か(熊?)によって頭部が捕食されてます。 珍しさから写真を撮りましたが、撮った瞬間に「ヤバイ」と思って、周りを警戒しながら急いで離れました。 ちなみに翌々日の帰還時に通過したきには、あとかたもなく消えてました。たぶん熊が森のなかへ引きずっていたんだろうとのことです。
歩きにくい丸石を下を向きながら歩いていたら、突然目の前にイルカの死骸。すでに何者か(熊?)によって頭部が捕食されてます。 珍しさから写真を撮りましたが、撮った瞬間に「ヤバイ」と思って、周りを警戒しながら急いで離れました。 ちなみに翌々日の帰還時に通過したきには、あとかたもなく消えてました。たぶん熊が森のなかへ引きずっていたんだろうとのことです。
化石浜を通過すると、巨岩地帯へ突入します。 巨岩地帯は、前半の巨岩地帯と後半の超競願地帯に分けられると思います。
化石浜を通過すると、巨岩地帯へ突入します。 巨岩地帯は、前半の巨岩地帯と後半の超競願地帯に分けられると思います。
個人的には、前半の巨岩地帯のほうがルートを見つけづらくててこずりました。ルートファインディングで最初にてこずるのは、この巨岩地帯だと思います。
個人的には、前半の巨岩地帯のほうがルートを見つけづらくててこずりました。ルートファインディングで最初にてこずるのは、この巨岩地帯だと思います。
高巻きできそうな斜面もありますが、踏みあとがなく、斜面の反対が側がどうなっているのかわからないので、海岸線を進みました。
高巻きできそうな斜面もありますが、踏みあとがなく、斜面の反対が側がどうなっているのかわからないので、海岸線を進みました。
巨岩地帯では、進んでみたものの進めなくて戻り…を繰り返すルート探しに忙しく、まったく写真をとってません。進めないと思ったら「引き返して別ルートを探す」の鉄則でクリアしました。
巨岩地帯では、進んでみたものの進めなくて戻り…を繰り返すルート探しに忙しく、まったく写真をとってません。進めないと思ったら「引き返して別ルートを探す」の鉄則でクリアしました。
Yさん曰く通称「にせメガネ岩」だそうです。 本物のメガネ岩はまだ先です。洞穴や巨岩同士の隙間にルートを見つけていきます。潮位によっては進めない洞穴もあると思います。このコース全体にいえることですが、正解のルートというのは存在せず、すすめたルートが正解ルートです。
Yさん曰く通称「にせメガネ岩」だそうです。 本物のメガネ岩はまだ先です。洞穴や巨岩同士の隙間にルートを見つけていきます。潮位によっては進めない洞穴もあると思います。このコース全体にいえることですが、正解のルートというのは存在せず、すすめたルートが正解ルートです。
海岸線を回り込んでタケノコ岩を越える(潮位は53cm)とすぐに、1日目最難関の高巻き難所モイレウシへ。
海岸線を回り込んでタケノコ岩を越える(潮位は53cm)とすぐに、1日目最難関の高巻き難所モイレウシへ。
モイレウシ川の南側の高巻き。残地ロープがあるが高さ15mでほぼ垂直。 器具なしでの登攀をルートを探しながら試みましたが、私の実力では登れず。 ペツルのタイブロックをアッセンダー代わりにして、なんとか登攀成功。
モイレウシ川の南側の高巻き。残地ロープがあるが高さ15mでほぼ垂直。 器具なしでの登攀をルートを探しながら試みましたが、私の実力では登れず。 ペツルのタイブロックをアッセンダー代わりにして、なんとか登攀成功。
モイレウシの高巻き登攀を越えた先でタイブロックに感謝。岬側の下りは普通の登山道レベルです。
モイレウシの高巻き登攀を越えた先でタイブロックに感謝。岬側の下りは普通の登山道レベルです。
モイレウシ川の岬側の剣岩はへつり。へつって進もうと思ったけど、最初に数歩でドボンしてしまう…。
モイレウシ川の岬側の剣岩はへつり。へつって進もうと思ったけど、最初に数歩でドボンしてしまう…。
登山靴にも少し浸水してしまったので、ここはトレランシューズに履き替えて、ジャバジャバと進む(潮位50㎝)
登山靴にも少し浸水してしまったので、ここはトレランシューズに履き替えて、ジャバジャバと進む(潮位50㎝)
足首くらいの水深でテラス状の足場を進んで行く。
足首くらいの水深でテラス状の足場を進んで行く。
へつらずに進めるので、ザクザク進み、ひんやりと海水が心地よい。
へつらずに進めるので、ザクザク進み、ひんやりと海水が心地よい。
なんとか通過した巨岩地帯からこの先に見えるメガネ岩までは、難所(イベント)が連続。
なんとか通過した巨岩地帯からこの先に見えるメガネ岩までは、難所(イベント)が連続。
ケガネ岩をくぐった先のへつり。この時点での潮位は57cm。写真はないけどこの潮位だとメガネ岩の内部もへつりで通過。
ケガネ岩をくぐった先のへつり。この時点での潮位は57cm。写真はないけどこの潮位だとメガネ岩の内部もへつりで通過。
剣岩を通過すれば、1日目の難所は、近藤ヶ淵を残すのみ。
剣岩を通過すれば、1日目の難所は、近藤ヶ淵を残すのみ。
…といっても途中でへつりとかありますし、道は相変わらず岩や石がゴロゴロ。
…といっても途中でへつりとかありますし、道は相変わらず岩や石がゴロゴロ。
潮位が低ければまっすぐ進めるはず。潮位によって歩ける場所が変わってくるので、歩行の疲労度も変わってきます。
潮位が低ければまっすぐ進めるはず。潮位によって歩ける場所が変わってくるので、歩行の疲労度も変わってきます。
ペキンの鼻。 ふつうの登山道レベルの高巻きです。
ペキンの鼻。 ふつうの登山道レベルの高巻きです。
延々と海岸線を移動。
延々と海岸線を移動。
近藤ヶ淵に突入。 私は最初から海に浸かって近藤ヶ淵を進むつもりでしたが、高巻きで越えることもできます(が、簡単な斜面ではないようです)。
近藤ヶ淵に突入。 私は最初から海に浸かって近藤ヶ淵を進むつもりでしたが、高巻きで越えることもできます(が、簡単な斜面ではないようです)。
洞穴の上部をへつって進み、すこし斜度の緩い場所で登山靴からトレランシューズに履き替え。
洞穴の上部をへつって進み、すこし斜度の緩い場所で登山靴からトレランシューズに履き替え。
へつって進んで回り込んだ先に渡渉エリア。へつる場所がないので写真の手前に見える海中の岩に乗ってから、海の中を進む。 潮位60cmで私の股下(ちなみに私の身長は185cm)の水位。水深で70~80cmくらい。
へつって進んで回り込んだ先に渡渉エリア。へつる場所がないので写真の手前に見える海中の岩に乗ってから、海の中を進む。 潮位60cmで私の股下(ちなみに私の身長は185cm)の水位。水深で70~80cmくらい。
近藤ヶ淵の最終部分を振り返ったところ。海の中を歩くのは、ほんの5~6mです。
近藤ヶ淵の最終部分を振り返ったところ。海の中を歩くのは、ほんの5~6mです。
あとはテント泊予定地の二本滝まで、ひたすら歩く。
あとはテント泊予定地の二本滝まで、ひたすら歩く。
だが、海岸線は一様ではなく、さまざまなタイプの岩&石地帯が行く手を阻み、遅々として進まない。
だが、海岸線は一様ではなく、さまざまなタイプの岩&石地帯が行く手を阻み、遅々として進まない。
滝の下の番屋が見えたら、その先の岬を回り込んだら1日目のゴール。
滝の下の番屋が見えたら、その先の岬を回り込んだら1日目のゴール。
手前が男滝で奥が女滝。2つの滝の間に気持ちよくテント張れる砂場がある。
手前が男滝で奥が女滝。2つの滝の間に気持ちよくテント張れる砂場がある。
本日と明日のお宿が完成。
本日と明日のお宿が完成。
おはようございます。 この日から相泊への帰還まで、知床歴10年以上の大ベテランのYさんに同行していただき、さまざまなアドバイスをしてくださいました。感謝!!
おはようございます。 この日から相泊への帰還まで、知床歴10年以上の大ベテランのYさんに同行していただき、さまざまなアドバイスをしてくださいました。感謝!!
荷物をまとめて知床岬へ出発!!
荷物をまとめて知床岬へ出発!!
女滝を通り過ぎ…。
女滝を通り過ぎ…。
スタートしてすぐに難所の念仏岩。画面正面の洞穴上部の斜面を右上に進む。 その先の森の中を残置ロープを利用しながら登っていく。 念仏岩の下りは残置ロープがあるものの、8mほどほ垂直のガケ。足場も判然としないのでココは下降器を利用(じつは、これが人生初の懸垂下降)。
スタートしてすぐに難所の念仏岩。画面正面の洞穴上部の斜面を右上に進む。 その先の森の中を残置ロープを利用しながら登っていく。 念仏岩の下りは残置ロープがあるものの、8mほどほ垂直のガケ。足場も判然としないのでココは下降器を利用(じつは、これが人生初の懸垂下降)。
念仏岩とカブト岩の間にある番屋。ウトロ側のソーラーパネル設置が有名だが、羅臼側でもここにソーラーパネルを設置する計画が進んでいるそうです。
念仏岩とカブト岩の間にある番屋。ウトロ側のソーラーパネル設置が有名だが、羅臼側でもここにソーラーパネルを設置する計画が進んでいるそうです。
カブト岩に向けて海岸を進む。
カブト岩に向けて海岸を進む。
途中の番屋で、網を干してた。
途中の番屋で、網を干してた。
知床岬へ続く道の最後の難所、カブト岩の高巻きへ。登り始めは残置ロープを利用して急登を捩るようにのぼる。
知床岬へ続く道の最後の難所、カブト岩の高巻きへ。登り始めは残置ロープを利用して急登を捩るようにのぼる。
急登が終わると登山道レベルで、踏みあともしっかりあります。
急登が終わると登山道レベルで、踏みあともしっかりあります。
知床岬の大地の一部が見えた!
知床岬の大地の一部が見えた!
カブト岩から振り返れば、スタートした二本滝のテント地も確認できる。
カブト岩から振り返れば、スタートした二本滝のテント地も確認できる。
カブト岩の下り。草がはげた谷筋を下っていきます。 全体で100mの標高差があり、下部1/3ほどには残置ロープが張ってあります。 写真を撮り忘れましたが、30cmのペグ2本を利用して30mロープを出して、懸垂下降で上部1/3の30m降下しました。 下部のロープまでの中間部の30mほどは、斜面に生えている巨大なフキのような植物を手掛かりに下降していきます。 この植物は地面(斜面)に対して垂直に引っ張るとすぐに抜けてしまいますが、地面(斜面)に沿うように引っ張ると抜けづらい性質があります。持つときは引く方向に注意してください。 下部の残置ロープまでの距離を考えたら、50mのロープか、30mのロープを2本用意してもよいかも(帰還時の上り返し時にかなり楽になります)。 ちなみに、帰還時に見つけたのですが、ここにはロープの支点が設置されていないとされていますが、こっそりとアンカーが2本打たれてました(木や岩にロープを設置して残置するのは許容されていますが、人工物を残置することは禁止されているようですので、いつまでアンカーが設置されているかは不明です)。
カブト岩の下り。草がはげた谷筋を下っていきます。 全体で100mの標高差があり、下部1/3ほどには残置ロープが張ってあります。 写真を撮り忘れましたが、30cmのペグ2本を利用して30mロープを出して、懸垂下降で上部1/3の30m降下しました。 下部のロープまでの中間部の30mほどは、斜面に生えている巨大なフキのような植物を手掛かりに下降していきます。 この植物は地面(斜面)に対して垂直に引っ張るとすぐに抜けてしまいますが、地面(斜面)に沿うように引っ張ると抜けづらい性質があります。持つときは引く方向に注意してください。 下部の残置ロープまでの距離を考えたら、50mのロープか、30mのロープを2本用意してもよいかも(帰還時の上り返し時にかなり楽になります)。 ちなみに、帰還時に見つけたのですが、ここにはロープの支点が設置されていないとされていますが、こっそりとアンカーが2本打たれてました(木や岩にロープを設置して残置するのは許容されていますが、人工物を残置することは禁止されているようですので、いつまでアンカーが設置されているかは不明です)。
打ちあがって乾いた海苔の石がひっくり返されているのは、熊がエサを探した痕跡。熊が掘り返した痕跡がたくさんあります。
打ちあがって乾いた海苔の石がひっくり返されているのは、熊がエサを探した痕跡。熊が掘り返した痕跡がたくさんあります。
鹿の頭蓋骨かな?
鹿の頭蓋骨かな?
知床岬の大地が見えてきた!
知床岬の大地が見えてきた!
赤岩のアカイワ川で休んでたら、カメラマンを乗せた漁船が近づいてきて、私たちが先ほど通った場所にカメラをむけてるので「なんだろう?」と振り向いたら、熊がいた! 距離は20~30mほど。人間には関心がなく、石の下のエサを探しておりました。
赤岩のアカイワ川で休んでたら、カメラマンを乗せた漁船が近づいてきて、私たちが先ほど通った場所にカメラをむけてるので「なんだろう?」と振り向いたら、熊がいた! 距離は20~30mほど。人間には関心がなく、石の下のエサを探しておりました。
赤岩周辺は熊の出没エリアだそうですが、今年はあまり熊が海岸まで出現してないそうです。 Yさん曰く「去年かなりの数を狩ったからではないか」とのこと。
赤岩周辺は熊の出没エリアだそうですが、今年はあまり熊が海岸まで出現してないそうです。 Yさん曰く「去年かなりの数を狩ったからではないか」とのこと。
2泊3日の間で熊を目撃したのは、2回で2回目は知床岬からの帰りの同じ場所なので、たぶん同一個体だと思われます(3日間とも疲れ果てて下ばかり向いて歩いていたので、気づかずに近くを通り過ぎていた可能性はある)。
2泊3日の間で熊を目撃したのは、2回で2回目は知床岬からの帰りの同じ場所なので、たぶん同一個体だと思われます(3日間とも疲れ果てて下ばかり向いて歩いていたので、気づかずに近くを通り過ぎていた可能性はある)。
岬の海岸に立つローソク岩も見えてきた。
岬の海岸に立つローソク岩も見えてきた。
ミンククジラの背骨。数年前に岬の先端部に打ちあがったミンククジラのものが流れ着いて移動してきたとのことです。 けっこう大きくて、重いです。
ミンククジラの背骨。数年前に岬の先端部に打ちあがったミンククジラのものが流れ着いて移動してきたとのことです。 けっこう大きくて、重いです。
この斜面を登ったら、知床岬の大地!
この斜面を登ったら、知床岬の大地!
カブト岩を振り返り。
カブト岩を振り返り。
写真ではわかりにくいですが、黄色い花がちらほらと咲いてます。 最盛期にはここが黄色い花で一面おおわれるそうです。
写真ではわかりにくいですが、黄色い花がちらほらと咲いてます。 最盛期にはここが黄色い花で一面おおわれるそうです。
240段ほどの階段を上がれば、灯台に。
240段ほどの階段を上がれば、灯台に。
羅臼側と宇登呂(斜里)側の境界を示す石柱らしい。
羅臼側と宇登呂(斜里)側の境界を示す石柱らしい。
写真の凸凹海岸線のどこかが最北東端。どこが最端か、諸説あるらしい。
写真の凸凹海岸線のどこかが最北東端。どこが最端か、諸説あるらしい。
おぉ、私より3歳ほど歳上の灯台だ。
おぉ、私より3歳ほど歳上の灯台だ。
振り返れば、岬から羅臼岳に続く稜線が見える。
振り返れば、岬から羅臼岳に続く稜線が見える。
岬台地にいくつか見える筋は、ケモノ道。
岬台地にいくつか見える筋は、ケモノ道。
アブラコ湾。緊急時はここでテントを張ることもできるようで、場所を選んで掘れば水も湧くそうです。
アブラコ湾。緊急時はここでテントを張ることもできるようで、場所を選んで掘れば水も湧くそうです。
岬台地はけっこう広いです。
岬台地はけっこう広いです。
択捉島はかすんで見えず。
択捉島はかすんで見えず。
端っこだ~! 台地から海岸線まで下りればもう少し端にいけるが、面倒なんでパス。
端っこだ~! 台地から海岸線まで下りればもう少し端にいけるが、面倒なんでパス。
端っこから振り返る。
端っこから振り返る。
置かれている場所を知っているYさんがいたから掲げられた看板。
置かれている場所を知っているYさんがいたから掲げられた看板。
誰が動かすのかわからないが、年によって置かれている場所が変わることがあるようです。
誰が動かすのかわからないが、年によって置かれている場所が変わることがあるようです。
看板は自立しておらず、地面に倒れています。 撮影が終わったら、地面に寝かせて「風で飛ばされないように石を乗せておもりにしておくように」とのことです。
看板は自立しておらず、地面に倒れています。 撮影が終わったら、地面に寝かせて「風で飛ばされないように石を乗せておもりにしておくように」とのことです。
この時点では、ソーラパネルとアンテナが看板の置かれている場所の目印。
この時点では、ソーラパネルとアンテナが看板の置かれている場所の目印。
1時間半ほど岬に滞在。 名残惜しいが、帰ろう!
1時間半ほど岬に滞在。 名残惜しいが、帰ろう!
帰りは岬台地を横切らずに、岬の先端近くから海岸に下りて進む。
帰りは岬台地を横切らずに、岬の先端近くから海岸に下りて進む。
Yさんに引っ張ってもらいながら進む。
Yさんに引っ張ってもらいながら進む。
最後に灯台と一緒に、パシャ。
最後に灯台と一緒に、パシャ。
特徴的なローソク岩。近くで見ると意外と小さい。
特徴的なローソク岩。近くで見ると意外と小さい。
さぁ難関のカブト岩が近づいてきた。 カブト岩の100mの登り返しは、疲労困憊状態で、ロープのない中間部は疲労困憊で休憩時間が長くなりすぎ、上部はタイブロックを使用してなんとか登って、すべてを登りきるまでに1時間以上!! 全行程内で岬からカブト岩への登り返しが体力的に一番キツカイ! ちなみにYさんはストック1本だけで、スイスイと登っていきました。
さぁ難関のカブト岩が近づいてきた。 カブト岩の100mの登り返しは、疲労困憊状態で、ロープのない中間部は疲労困憊で休憩時間が長くなりすぎ、上部はタイブロックを使用してなんとか登って、すべてを登りきるまでに1時間以上!! 全行程内で岬からカブト岩への登り返しが体力的に一番キツカイ! ちなみにYさんはストック1本だけで、スイスイと登っていきました。
カブト岩を登り切って、最後に岬台地を振り返る。
カブト岩を登り切って、最後に岬台地を振り返る。
カブト岩のを越えて入り江の奥にある念仏岩を越えれば、二本滝のテント場だ。 念仏岩の登下降にもタイブロック&下降器を使用。
カブト岩のを越えて入り江の奥にある念仏岩を越えれば、二本滝のテント場だ。 念仏岩の登下降にもタイブロック&下降器を使用。
熊の顎の骨かな? この後、本日の行動は12時間近くかかって知床岬からテント地へ帰還。
熊の顎の骨かな? この後、本日の行動は12時間近くかかって知床岬からテント地へ帰還。
おはようございます。3日目の朝です。 ゴールの相泊に向けて出発。
おはようございます。3日目の朝です。 ゴールの相泊に向けて出発。
ひたすら歩く。
ひたすら歩く。
たまに後ろを振り返ったり。
たまに後ろを振り返ったり。
近藤ヶ淵の手前。潮位22cm。往路よりも40cm潮が引いているので、歩ける場所がだいぶ変わってます。
近藤ヶ淵の手前。潮位22cm。往路よりも40cm潮が引いているので、歩ける場所がだいぶ変わってます。
近藤ヶ淵が見えてきた。
近藤ヶ淵が見えてきた。
渡渉部分はひざ下の水位でしたが、その分往路でへつった足場が海面からの高さがでてしまい、うまくへつる足場を見つけられずに、2回ほどガケをずり落ちて海にドボン。 Yさんにホールド場所をアドバイスしてもらわなければ、通過にもっと苦労して時間がかかっていたと思う。 往路と復路で、潮位の変化によって難易度が変化すへつりもある。
渡渉部分はひざ下の水位でしたが、その分往路でへつった足場が海面からの高さがでてしまい、うまくへつる足場を見つけられずに、2回ほどガケをずり落ちて海にドボン。 Yさんにホールド場所をアドバイスしてもらわなければ、通過にもっと苦労して時間がかかっていたと思う。 往路と復路で、潮位の変化によって難易度が変化すへつりもある。
ペキンの鼻から見た相泊側。
ペキンの鼻から見た相泊側。
ペキンの鼻から見た知床岬側
ペキンの鼻から見た知床岬側
番屋がある(あった)場所には、川が流れてます。3日間、無風&晴天続きだったので、川ごとに水をかぶって体温を冷やしながら進みました。 そして、浄水が間に合わないので、「流れている川の水でエキノコックスには感染しない」という北海道の都市(山)伝説を信じて、水を直接飲んでました。
番屋がある(あった)場所には、川が流れてます。3日間、無風&晴天続きだったので、川ごとに水をかぶって体温を冷やしながら進みました。 そして、浄水が間に合わないので、「流れている川の水でエキノコックスには感染しない」という北海道の都市(山)伝説を信じて、水を直接飲んでました。
剣岩&メガネ岩が見えてきたら、ここから難所が連続。 メガネ岩に入るルートがわからずに、無駄に斜面を登ったり下りたりして通過にてこずる。
剣岩&メガネ岩が見えてきたら、ここから難所が連続。 メガネ岩に入るルートがわからずに、無駄に斜面を登ったり下りたりして通過にてこずる。
剣岩の海岸線。潮位30cmほど。登山靴のママ進んで行く。
剣岩の海岸線。潮位30cmほど。登山靴のママ進んで行く。
往路時とは違う景色とルートを進める
往路時とは違う景色とルートを進める
モイレウシの高巻き。
モイレウシの高巻き。
モイレウシの高巻きを越えて振り返ったところ。 ちょっと離れて撮影したの高さ感が出たませんが、15mほどの高巻きで、下降時は懸垂下降。懸垂下降もだいぶ慣れてきましたが、これが最後。
モイレウシの高巻きを越えて振り返ったところ。 ちょっと離れて撮影したの高さ感が出たませんが、15mほどの高巻きで、下降時は懸垂下降。懸垂下降もだいぶ慣れてきましたが、これが最後。
疲労困憊で、タケノコ岩、巨岩地帯の写真は1枚もありません。転ぶ、ずり落ちる、頭部を岩に強打する(ヘルメットをかぶっていて無傷)ルートがわからなくなり引き返すなどで、遅々として進まず先行して姿がみえなくなったYさんを必死になって追いかけ続けてました(姿が見えないので、ルートファインディングは自分でおこなうことに)。 キツカッタけど良い経験になりました。
疲労困憊で、タケノコ岩、巨岩地帯の写真は1枚もありません。転ぶ、ずり落ちる、頭部を岩に強打する(ヘルメットをかぶっていて無傷)ルートがわからなくなり引き返すなどで、遅々として進まず先行して姿がみえなくなったYさんを必死になって追いかけ続けてました(姿が見えないので、ルートファインディングは自分でおこなうことに)。 キツカッタけど良い経験になりました。
ちなみに、Yさんと私の歩くスピードの違いは、この写真と前の写真を見比べていただければわかります。わずか7分でこんなに差がつきます。 Yさん、すごすぎます!
ちなみに、Yさんと私の歩くスピードの違いは、この写真と前の写真を見比べていただければわかります。わずか7分でこんなに差がつきます。 Yさん、すごすぎます!
Yさんが私を私の遅いスピードにも我慢して引っ張ってくれた理由がここのトッカリ瀬。うまく写ってませんが、写真左側の飛び石の露出がギリギリです。 この時の潮位が52cm。波がないので、岩が露出してますが、波があったら隠れてしまってます。
Yさんが私を私の遅いスピードにも我慢して引っ張ってくれた理由がここのトッカリ瀬。うまく写ってませんが、写真左側の飛び石の露出がギリギリです。 この時の潮位が52cm。波がないので、岩が露出してますが、波があったら隠れてしまってます。
トッカリ瀬のV字地形エリアは、潮位が多少上がっても難易度はそれほど変わりません。
トッカリ瀬のV字地形エリアは、潮位が多少上がっても難易度はそれほど変わりません。
V字地形の海面に十字模様のクラゲが大量に漂ってました、
V字地形の海面に十字模様のクラゲが大量に漂ってました、
最後の難所、観音岩が見えてきた。
最後の難所、観音岩が見えてきた。
この大きな枯れ枝から斜面の残置ロープに沿って登った先から、丸太の一本橋でウナキベツ川を越えられのだが、私は残置ロープより先に進むルートを見つけられず。結局斜面も下り戻って渡渉することに(なんとかドボンせずにクリアできた)。
この大きな枯れ枝から斜面の残置ロープに沿って登った先から、丸太の一本橋でウナキベツ川を越えられのだが、私は残置ロープより先に進むルートを見つけられず。結局斜面も下り戻って渡渉することに(なんとかドボンせずにクリアできた)。
観音様が見守ってくれてます。
観音様が見守ってくれてます。
今回の岬トレッキングで唯一撮影した花。
今回の岬トレッキングで唯一撮影した花。
やったぜ! 観音岩をクリア。あとは海岸線(の石の上)を歩くだけ…それがつらい。
やったぜ! 観音岩をクリア。あとは海岸線(の石の上)を歩くだけ…それがつらい。
観音岩からが長い。
観音岩からが長い。
番屋のさらに奥の薄っすらと見える人工物の部分が相泊港。
番屋のさらに奥の薄っすらと見える人工物の部分が相泊港。
生きて文明世界へ戻ってきました 。
生きて文明世界へ戻ってきました 。
帰還後の脚。 履いてたCWXは穴だらけ、脚は傷だらけ!!
帰還後の脚。 履いてたCWXは穴だらけ、脚は傷だらけ!!
レクチャーを受けると、写真の受講証をもらえます。 本年度18人目のレクチャー受講者。
レクチャーを受けると、写真の受講証をもらえます。 本年度18人目のレクチャー受講者。
帰還後にスタンプを押印!
帰還後にスタンプを押印!
ここからさらに端っこへGO!
左の看板は嘘です。まだまだ進めます。 右の看板は、そのとおりです!
この橋が文明世界と辺境世界の境目。
最初は現役の番屋の横を進みます。
テトラブロックを渡って渡渉。
橋が架かっている川は、ココと観音岩の脇(丸太橋)の2箇所。
観音岩が近づいてきた。
このように先の見渡せない場所では、積極的に声を発して熊に人間の存在を知らせる。
特徴的な岩を過ぎれば観音岩へ
観音岩の高巻き。 左の谷状の斜面を登っていきます。結び目のある残置ロープが下から上まであります。
下降は通常の登山道レベルです。
大小いくつもの観音様が安置されてます。ここでテント泊も可能とのことですが、熊出没の可能性があるとのことです。
次の難関、トッカリ瀬が見えます。
観音岩の川。上流部に丸太橋があるらしいのだが、私は見つけられずに渡渉を試みるも遭えなくドボン。 緑色の海苔は乾いているように見えても確実に滑ります。
トッカリ瀬の入口。へつる以外に左の斜面を登って、V字入り江の前半を巻くこともできる。
V字の入り江。トッカリ瀬の通過時の潮位は35cm。片手ホールドで進めます。
V字入り江の最奥から沖を見る。高巻きした場合は、この最奥に出ます。
潮位が35cmのV字の入り江を超えた先の浅瀬。
しがみつき系の最初のへつり。
トッカリ瀬の前半を終えて、へつった崖を振り返ったところ。
すぐにトッカリ瀬の後半に突入。
トッカリ瀬というと前半のV字地形部分が絵になるのでそのエリアだと思われそうですが、危険なのはV字地形を越えた岬より後半部分だと思われます。
トッカリ瀬の最後に海面から露出した岩を3~4つほど飛び移ります。 写真のように岩が露出していれば問題ないですが、この岩が海面下になると、かなり危険な状況になるとのことです。 何年か前に大学生が流されたのも、ここではないかと思われます。
海岸にはいろいろな動物の骨が落ちてます。これは牡鹿の角かな?
化石浜。潮がもっと引いていれば、写真でも一部露出している海底の岩盤が露出して歩きやすくなります。
遠くにタケノコ岩が見えてきました。
歩きにくい丸石を下を向きながら歩いていたら、突然目の前にイルカの死骸。すでに何者か(熊?)によって頭部が捕食されてます。 珍しさから写真を撮りましたが、撮った瞬間に「ヤバイ」と思って、周りを警戒しながら急いで離れました。 ちなみに翌々日の帰還時に通過したきには、あとかたもなく消えてました。たぶん熊が森のなかへ引きずっていたんだろうとのことです。
化石浜を通過すると、巨岩地帯へ突入します。 巨岩地帯は、前半の巨岩地帯と後半の超競願地帯に分けられると思います。
個人的には、前半の巨岩地帯のほうがルートを見つけづらくててこずりました。ルートファインディングで最初にてこずるのは、この巨岩地帯だと思います。
高巻きできそうな斜面もありますが、踏みあとがなく、斜面の反対が側がどうなっているのかわからないので、海岸線を進みました。
巨岩地帯では、進んでみたものの進めなくて戻り…を繰り返すルート探しに忙しく、まったく写真をとってません。進めないと思ったら「引き返して別ルートを探す」の鉄則でクリアしました。
Yさん曰く通称「にせメガネ岩」だそうです。 本物のメガネ岩はまだ先です。洞穴や巨岩同士の隙間にルートを見つけていきます。潮位によっては進めない洞穴もあると思います。このコース全体にいえることですが、正解のルートというのは存在せず、すすめたルートが正解ルートです。
海岸線を回り込んでタケノコ岩を越える(潮位は53cm)とすぐに、1日目最難関の高巻き難所モイレウシへ。
モイレウシ川の南側の高巻き。残地ロープがあるが高さ15mでほぼ垂直。 器具なしでの登攀をルートを探しながら試みましたが、私の実力では登れず。 ペツルのタイブロックをアッセンダー代わりにして、なんとか登攀成功。
モイレウシの高巻き登攀を越えた先でタイブロックに感謝。岬側の下りは普通の登山道レベルです。
モイレウシ川の岬側の剣岩はへつり。へつって進もうと思ったけど、最初に数歩でドボンしてしまう…。
登山靴にも少し浸水してしまったので、ここはトレランシューズに履き替えて、ジャバジャバと進む(潮位50㎝)
足首くらいの水深でテラス状の足場を進んで行く。
へつらずに進めるので、ザクザク進み、ひんやりと海水が心地よい。
なんとか通過した巨岩地帯からこの先に見えるメガネ岩までは、難所(イベント)が連続。
ケガネ岩をくぐった先のへつり。この時点での潮位は57cm。写真はないけどこの潮位だとメガネ岩の内部もへつりで通過。
剣岩を通過すれば、1日目の難所は、近藤ヶ淵を残すのみ。
…といっても途中でへつりとかありますし、道は相変わらず岩や石がゴロゴロ。
潮位が低ければまっすぐ進めるはず。潮位によって歩ける場所が変わってくるので、歩行の疲労度も変わってきます。
ペキンの鼻。 ふつうの登山道レベルの高巻きです。
延々と海岸線を移動。
近藤ヶ淵に突入。 私は最初から海に浸かって近藤ヶ淵を進むつもりでしたが、高巻きで越えることもできます(が、簡単な斜面ではないようです)。
洞穴の上部をへつって進み、すこし斜度の緩い場所で登山靴からトレランシューズに履き替え。
へつって進んで回り込んだ先に渡渉エリア。へつる場所がないので写真の手前に見える海中の岩に乗ってから、海の中を進む。 潮位60cmで私の股下(ちなみに私の身長は185cm)の水位。水深で70~80cmくらい。
近藤ヶ淵の最終部分を振り返ったところ。海の中を歩くのは、ほんの5~6mです。
あとはテント泊予定地の二本滝まで、ひたすら歩く。
だが、海岸線は一様ではなく、さまざまなタイプの岩&石地帯が行く手を阻み、遅々として進まない。
滝の下の番屋が見えたら、その先の岬を回り込んだら1日目のゴール。
手前が男滝で奥が女滝。2つの滝の間に気持ちよくテント張れる砂場がある。
本日と明日のお宿が完成。
おはようございます。 この日から相泊への帰還まで、知床歴10年以上の大ベテランのYさんに同行していただき、さまざまなアドバイスをしてくださいました。感謝!!
荷物をまとめて知床岬へ出発!!
女滝を通り過ぎ…。
スタートしてすぐに難所の念仏岩。画面正面の洞穴上部の斜面を右上に進む。 その先の森の中を残置ロープを利用しながら登っていく。 念仏岩の下りは残置ロープがあるものの、8mほどほ垂直のガケ。足場も判然としないのでココは下降器を利用(じつは、これが人生初の懸垂下降)。
念仏岩とカブト岩の間にある番屋。ウトロ側のソーラーパネル設置が有名だが、羅臼側でもここにソーラーパネルを設置する計画が進んでいるそうです。
カブト岩に向けて海岸を進む。
途中の番屋で、網を干してた。
知床岬へ続く道の最後の難所、カブト岩の高巻きへ。登り始めは残置ロープを利用して急登を捩るようにのぼる。
急登が終わると登山道レベルで、踏みあともしっかりあります。
知床岬の大地の一部が見えた!
カブト岩から振り返れば、スタートした二本滝のテント地も確認できる。
カブト岩の下り。草がはげた谷筋を下っていきます。 全体で100mの標高差があり、下部1/3ほどには残置ロープが張ってあります。 写真を撮り忘れましたが、30cmのペグ2本を利用して30mロープを出して、懸垂下降で上部1/3の30m降下しました。 下部のロープまでの中間部の30mほどは、斜面に生えている巨大なフキのような植物を手掛かりに下降していきます。 この植物は地面(斜面)に対して垂直に引っ張るとすぐに抜けてしまいますが、地面(斜面)に沿うように引っ張ると抜けづらい性質があります。持つときは引く方向に注意してください。 下部の残置ロープまでの距離を考えたら、50mのロープか、30mのロープを2本用意してもよいかも(帰還時の上り返し時にかなり楽になります)。 ちなみに、帰還時に見つけたのですが、ここにはロープの支点が設置されていないとされていますが、こっそりとアンカーが2本打たれてました(木や岩にロープを設置して残置するのは許容されていますが、人工物を残置することは禁止されているようですので、いつまでアンカーが設置されているかは不明です)。
打ちあがって乾いた海苔の石がひっくり返されているのは、熊がエサを探した痕跡。熊が掘り返した痕跡がたくさんあります。
鹿の頭蓋骨かな?
知床岬の大地が見えてきた!
赤岩のアカイワ川で休んでたら、カメラマンを乗せた漁船が近づいてきて、私たちが先ほど通った場所にカメラをむけてるので「なんだろう?」と振り向いたら、熊がいた! 距離は20~30mほど。人間には関心がなく、石の下のエサを探しておりました。
赤岩周辺は熊の出没エリアだそうですが、今年はあまり熊が海岸まで出現してないそうです。 Yさん曰く「去年かなりの数を狩ったからではないか」とのこと。
2泊3日の間で熊を目撃したのは、2回で2回目は知床岬からの帰りの同じ場所なので、たぶん同一個体だと思われます(3日間とも疲れ果てて下ばかり向いて歩いていたので、気づかずに近くを通り過ぎていた可能性はある)。
岬の海岸に立つローソク岩も見えてきた。
ミンククジラの背骨。数年前に岬の先端部に打ちあがったミンククジラのものが流れ着いて移動してきたとのことです。 けっこう大きくて、重いです。
この斜面を登ったら、知床岬の大地!
カブト岩を振り返り。
写真ではわかりにくいですが、黄色い花がちらほらと咲いてます。 最盛期にはここが黄色い花で一面おおわれるそうです。
240段ほどの階段を上がれば、灯台に。
羅臼側と宇登呂(斜里)側の境界を示す石柱らしい。
写真の凸凹海岸線のどこかが最北東端。どこが最端か、諸説あるらしい。
おぉ、私より3歳ほど歳上の灯台だ。
振り返れば、岬から羅臼岳に続く稜線が見える。
岬台地にいくつか見える筋は、ケモノ道。
アブラコ湾。緊急時はここでテントを張ることもできるようで、場所を選んで掘れば水も湧くそうです。
岬台地はけっこう広いです。
択捉島はかすんで見えず。
端っこだ~! 台地から海岸線まで下りればもう少し端にいけるが、面倒なんでパス。
端っこから振り返る。
置かれている場所を知っているYさんがいたから掲げられた看板。
誰が動かすのかわからないが、年によって置かれている場所が変わることがあるようです。
看板は自立しておらず、地面に倒れています。 撮影が終わったら、地面に寝かせて「風で飛ばされないように石を乗せておもりにしておくように」とのことです。
この時点では、ソーラパネルとアンテナが看板の置かれている場所の目印。
1時間半ほど岬に滞在。 名残惜しいが、帰ろう!
帰りは岬台地を横切らずに、岬の先端近くから海岸に下りて進む。
Yさんに引っ張ってもらいながら進む。
最後に灯台と一緒に、パシャ。
特徴的なローソク岩。近くで見ると意外と小さい。
さぁ難関のカブト岩が近づいてきた。 カブト岩の100mの登り返しは、疲労困憊状態で、ロープのない中間部は疲労困憊で休憩時間が長くなりすぎ、上部はタイブロックを使用してなんとか登って、すべてを登りきるまでに1時間以上!! 全行程内で岬からカブト岩への登り返しが体力的に一番キツカイ! ちなみにYさんはストック1本だけで、スイスイと登っていきました。
カブト岩を登り切って、最後に岬台地を振り返る。
カブト岩のを越えて入り江の奥にある念仏岩を越えれば、二本滝のテント場だ。 念仏岩の登下降にもタイブロック&下降器を使用。
熊の顎の骨かな? この後、本日の行動は12時間近くかかって知床岬からテント地へ帰還。
おはようございます。3日目の朝です。 ゴールの相泊に向けて出発。
ひたすら歩く。
たまに後ろを振り返ったり。
近藤ヶ淵の手前。潮位22cm。往路よりも40cm潮が引いているので、歩ける場所がだいぶ変わってます。
近藤ヶ淵が見えてきた。
渡渉部分はひざ下の水位でしたが、その分往路でへつった足場が海面からの高さがでてしまい、うまくへつる足場を見つけられずに、2回ほどガケをずり落ちて海にドボン。 Yさんにホールド場所をアドバイスしてもらわなければ、通過にもっと苦労して時間がかかっていたと思う。 往路と復路で、潮位の変化によって難易度が変化すへつりもある。
ペキンの鼻から見た相泊側。
ペキンの鼻から見た知床岬側
番屋がある(あった)場所には、川が流れてます。3日間、無風&晴天続きだったので、川ごとに水をかぶって体温を冷やしながら進みました。 そして、浄水が間に合わないので、「流れている川の水でエキノコックスには感染しない」という北海道の都市(山)伝説を信じて、水を直接飲んでました。
剣岩&メガネ岩が見えてきたら、ここから難所が連続。 メガネ岩に入るルートがわからずに、無駄に斜面を登ったり下りたりして通過にてこずる。
剣岩の海岸線。潮位30cmほど。登山靴のママ進んで行く。
往路時とは違う景色とルートを進める
モイレウシの高巻き。
モイレウシの高巻きを越えて振り返ったところ。 ちょっと離れて撮影したの高さ感が出たませんが、15mほどの高巻きで、下降時は懸垂下降。懸垂下降もだいぶ慣れてきましたが、これが最後。
疲労困憊で、タケノコ岩、巨岩地帯の写真は1枚もありません。転ぶ、ずり落ちる、頭部を岩に強打する(ヘルメットをかぶっていて無傷)ルートがわからなくなり引き返すなどで、遅々として進まず先行して姿がみえなくなったYさんを必死になって追いかけ続けてました(姿が見えないので、ルートファインディングは自分でおこなうことに)。 キツカッタけど良い経験になりました。
ちなみに、Yさんと私の歩くスピードの違いは、この写真と前の写真を見比べていただければわかります。わずか7分でこんなに差がつきます。 Yさん、すごすぎます!
Yさんが私を私の遅いスピードにも我慢して引っ張ってくれた理由がここのトッカリ瀬。うまく写ってませんが、写真左側の飛び石の露出がギリギリです。 この時の潮位が52cm。波がないので、岩が露出してますが、波があったら隠れてしまってます。
トッカリ瀬のV字地形エリアは、潮位が多少上がっても難易度はそれほど変わりません。
V字地形の海面に十字模様のクラゲが大量に漂ってました、
最後の難所、観音岩が見えてきた。
この大きな枯れ枝から斜面の残置ロープに沿って登った先から、丸太の一本橋でウナキベツ川を越えられのだが、私は残置ロープより先に進むルートを見つけられず。結局斜面も下り戻って渡渉することに(なんとかドボンせずにクリアできた)。
観音様が見守ってくれてます。
今回の岬トレッキングで唯一撮影した花。
やったぜ! 観音岩をクリア。あとは海岸線(の石の上)を歩くだけ…それがつらい。
観音岩からが長い。
番屋のさらに奥の薄っすらと見える人工物の部分が相泊港。
生きて文明世界へ戻ってきました 。
帰還後の脚。 履いてたCWXは穴だらけ、脚は傷だらけ!!
レクチャーを受けると、写真の受講証をもらえます。 本年度18人目のレクチャー受講者。
帰還後にスタンプを押印!