59年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件の再審で、静岡地方裁判所は去年9月、袴田巌さん(88)に無罪の判決を言い渡しました。
この判決に対し、最高検察庁の畝本直美検事総長は談話を発表し「判決は多くの問題を含む到底承服できないものであり、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容と思われる」とした一方で、袴田さんの法的地位が長期間にわたり不安定な状況に置かれてきたなどとして、控訴しないと表明しました。
この談話について袴田さんの弁護団は、これまでに抗議の声明を発表していましたが、12日に都内で会議を開いて今後の対応を協議しました。
その結果、「無罪判決を受けた袴田さんを犯人視するものであり、名誉毀損にあたる」と主張して、国に賠償を求める訴えを起こす方針を固めたことが弁護団への取材で分かりました。
袴田さん弁護団 再審無罪判決での検事総長談話めぐり国提訴へ
再審=やり直しの裁判で袴田巌さんに無罪を言い渡した判決に対し、検察トップの検事総長が「多くの問題を含む到底承服できないものだ」とした談話をめぐり、弁護団が「袴田さんを犯人視するもので名誉毀損にあたる」として、国に賠償を求める訴えを起こす方針を固めたことが分かりました。
弁護団の小川秀世事務局長は「検事総長の立場にある人が犯人視しているのは非常に問題があり、許しがたい。検事総長は袴田さんに謝罪をすべきだ」と話していました。
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