Marlborough(マルボロ)
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 8 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | - |
国家 | イギリス | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | (-) 76,800 | |
装甲 | 全体 | 19-381mm | |
艦首甲板 | 32mm | ||
甲板 | 32mm | ||
艦尾甲板 | 32mm | ||
砲郭 | 235-381mm | ||
底部 | 32-50mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (-) 28% | |
機動性 | 機関出力 | 140,000馬力[hp] | |
最大速力 | 31.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 860m | ||
転舵所要時間 | (-) 14.9秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 15.5km | 16.6km | 17.5km | 13.5km | |
航空発見距離 | 12.4km | 19.5km | 15.4km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 16.6km | 269m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 356mm L/45 Mk Ⅶ Quad | 4基×4門 | HE弾 5,300(24%) AP弾 11,000 | 25秒 | 45秒 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 133mm/50 Mk I | 8基×2門 | HE弾 1,900(8%) | 6.7秒 | 5.0km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 40mm STAAG 40mm Bofors Mk VI | 10基×2門 9基×6門 | 254 263 | 3.5km 3.5km | |
133mm/50 Mk I | 8基×2門 | 68 | 5.2km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +20%:主砲旋回速度 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | |
4 | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 | |
副砲改良3 | -20%:副砲装填時間 | ||
対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:15秒 消耗品の準備時間:80秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 2回 | 消耗品の動作時間:20秒 消耗品の準備時間:120秒 回復:1.6% HP/秒 | |
十字キー下 | |||
強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 消耗品の準備時間:160秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ヴァンガード級およびキング・ジョージ5世級戦艦に導入された設計上の特徴を維持した戦艦の計画案です。主砲として合計16門の356mm砲を四連装砲搭に搭載しています。
設計年:1947
解説
- 概要
初心者で購入を検討されている方へ
イギリスTier8プレミアム戦艦。ヴァンガード級とKGV級の設計上の特徴を維持した戦艦計画案とされている。
2022年12月12日以降から始まる*1「二重の衝撃」キャンペーンの報酬艦艇である。*2
良くも悪くも英国面の趣香ばしく漂う紅茶が強く反映された戦艦で癖が強く、人によって選り好みが分かれる艦艇なので注意。
- 抗堪性
HPは76,800と同格戦艦並みだが、バイタルが信じられないほど海面上に突出しており抗堪性は低い。装甲配置自体はLionによく似ているが、LionやVanguardなら非重要区画扱いの垂直装甲がまるまる防郭扱いになっている(設定ミスじゃないかと目を疑う)。
あまりにバイタルパートが広いので、巡洋艦砲の山なりな弾道でも容易にバイタルを狙われてしまう。敵戦艦からの狙いに気を付けるのは無論、381mm装甲を貫通する巡洋艦(大巡)からの狙いにも注意しなければならない。(アラスカ、吾妻、エギル、カルノーなどは12km辺りから。ペトロ、クロン、スタグラからは17km辺りから貫通され始める計算になる。)
水平装甲に関しても、同格が甲板32mm+装甲甲板(マスクデータで港では確認できない)+バイタル甲板の所を、甲板32mm+装甲甲板(バイタル152mm)のみとなっており、上甲板からバイタルまでの距離も相まって他の英戦艦と異なりAP爆弾が通りやすくなってしまっている。しかし合計値だけ見ればLENIN並ではある。艦首艦尾は32mmと普通である。
一目でわかるバイタルを貫かれやすい装甲配置なのだが、修理班が英戦仕様ではない通常仕様になっておりバイタルダメージ回復は期待できない。他の戦艦以上に、できるだけ側面を晒さないように戦いたい所。・・・なのだが、主砲性能がそれを許してくれない(後述)。 - 主砲
一言で表すなら、装填が速くなったリヨン砲である。
KGVの優秀な主砲を4基16門積んでいる・・・と思いきやHE性能がまるで違う偽物。(紅茶国の二枚舌のようだ)
散布界・主砲射角も含めてKGV砲と言うよりもリヨン砲に近い。
幸い装填速度は異常に早いので、従来の戦艦砲のようにピンポイントを狙い撃つというよりは、散弾で面制圧するつもりで撃つと気が楽になるかもしれない。装填はアプグレ込みで22秒とAlsaceやMinnesotaが羨む超高速装填。その代償は通常散布界なのにシグマ値
1.401.45と言うリヨン以上にバラけるショットガン仕様。APでバイタルを狙うのに運が絡むのは勿論、HEの命中にもお祈りが必要なレベルで分散し、最大射程を狙うとスダレ花火のように広がる。
HEはダメージと発火率を調整されており単発火力は強くない。一斉射では着火できない事が多いが、装填が速く手数が多いため、次に着火するチャンスは早く回ってくる。
APは貫通力とダメージは口径相応にある。信管作動時間が0.033の通常仕様に変わっているが、巡洋艦の装甲も厚くなっており不自由は感じない。そもそも狙ったバイタルを貫けるわけでもない散布なので、戦艦バイタルを貫ける可能性も高くなった分メリットが大きい。遠距離で回避盾する巡洋艦相手には、バラける英弾道APが面制圧で降りかかりラッキーヒットを出してくれることも多い。
単発ダメージも命中率も低いため、T8火力を出すには全門使う事が求められる味付けになっているが、全門使うための主砲射角が問題で、射角が悪いと有名なFDG以上に劣悪になっている。いかに自分のくそでかバイタルを貫かれないように注意しながら射撃できるかシビアな状況判断が求められる。
一応、全門斉射を続ける状況が作りだせれば、DPMはAP,HEともにレジェンダリー戦艦含めてもぶっちぎりトップである。当たらないけど。Tier 名前 装填速度 門数 シグマ HEダメージ 発火率 APダメージ AP信管作動厚 AP跳弾角度優遇 8 Marlborough 25秒 16門 1.45 5,300 24% 11,000 0.033 ない 6 KGV 25秒 10門 1.8 6,100 41% 10,500 0.015 ない Lyon 30秒 16門 1.5 4,700 26% 9,500 0.033 ない
- 魚雷
ない。
- 対空
低い。
一応5.2kmからの長射程対空を持っているが継続ダメージは68しかない。40mm機関砲による3.5kmからは合計517ある。LIONとよく似たレベルである。
- 機動力
良好。
31.5ktの快速と標準的な旋回半径で立ち回りには苦労しない。
ただ、英戦にしてはやや舵が重く、転舵半径以上に膨らむような印象を受ける(転舵時の速力と全長が長いためと思われる)。
操舵する感覚は天城やAlsaceに近い。
- 隠蔽性
それなりに良好。
最良隠蔽は12.3kmと、同格のLION(12.0km)とよく似たレベルまで短縮できる。
ただし航空隠蔽は最良9.7kmと日戦・米戦並に大きい。空母戦では注意しよう。
- 消耗品
英戦仕様の修理班を装備しているがネルソンほどの回復力*3はないので注意。修理班回数は2回と少ない上にリキャストタイムの優遇などもない。むしろ準備時間が120秒に伸びているのでヘイト管理はより一層注意が必要になる。
- 総評
巡洋艦じみた装填速度とDPMを獲得した代わりに、斉射火力の行使を難しく調整されたイロモノ戦艦である。
中近距離で側面を晒すのは自身のバイタルが危うく、遠距離では弾がばらけて当たらない。ただ、弾がばらけても装填速度が速いのですぐに次弾を用意できる。
これまでの戦艦が、一撃貫通を狙う203mm重巡に例えるなら、マルボロは弾幕で攻撃する152mm軽巡のような味付けをされた戦艦と言える。
OP戦艦達の跋扈するT8で強さを比較するのは酷だが、決して役に立たない弱艦と言うわけではない。今までには無いコンセプトの戦艦として、これまでとは違った楽しみ方を提供してくれるだろう。(今の戦艦のコンセプトが好きな人には、何とも噛み合わない奇妙な戦艦に感じるだろう。むしろ、巡洋艦が好きな人の方が好むかもしれない。)
史実
小ネタ
恐らく艦名の由来となったのはイングランド貴族の公爵、マールバラ公(Marlborough ,John Churchill ,1st Duke of)もしくはイングランドのウィルトシャー州にある「マールバラ(Marlborough)」という地名が元だろう。ジェームズ2世のもとモンマス公の反乱を鎮圧。1688年の名誉革命には陸軍副司令官として、上陸したオランニェ公ウィレム(後のウイリアム3世)の討伐に派遣されたが、最終的にはウイリアム側に寝返った。翌年、枢密院議員、伯爵。前王ジェームズ2世との通謀の咎で1692年、一時投獄。1702年、アン女王の即位により、再び登用されるとイギリスオランダ連合軍司令官となり、1704年8月、オーストリアの名将オイゲン公と結んで、ブレンハイムにてフランス軍に起死回生の勝利をおさめ、以後ラミイイ、オウデナルデの戦勝により、スペイン継承戦争におけるルイ14世の野望を阻止し、国民的英雄となった。ウィンストン・チャーチルはこの子孫に当たる。
なおこのイングランドの「マールバラ」はアメリカ合衆国内を中心に現在では幾つもある「Marlboro(ugh)」という地名の根源でもある。
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