時代に即してこそ老舗たらしめるのか | 岡野じゅん子の”Kid's!Kiss!Urayasu!”

時代に即してこそ老舗たらしめるのか

テーマ:よもやま

祇園に鍵善さんという老舗の和菓子屋さんがあって、そこの当主のTwitterをフォローしているのだけど、先日「今月末で豆平糖の販売をやめます」とのツイートが。

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葛切りが有名な鍵善さん、喫茶で葛切り食べて、帰りに豆平糖やおちょまを買って帰ったものだなぁと、亡き母との思い出を回想し、あまり深く考えずにそのツイートのスクショを京都の叔母にLINEしたところ、私を不憫に思ったのか、「おばちゃんが在庫全部買占めたげよか⁉️」との返信が(笑)

「買い占めなくてもいいけど、最後に食べたいから一箱だけ送って」とお願いしたやつが届きました◡̈


おちょまも入ってた😊

そうそう、これこれ。
これを栓抜き(昔は瓶ビールだったから卓上にいつも栓抜きがあったのも懐かしい)なんかでカチーンと割って口に放り込むんですよ。

小さく割れるか大きく割れるかでちょっと運試しみたいなところもあって。

一本丸ごと食べたいなぁ、などと子ども時分は思ったものですが、少しずつだから美味しいんですよね。

販売休止の理由はツイートによると「令和には厳しい」とのこと。
確かに素朴な味だけど、舐め終わりの最後、豆と飴を一緒に噛み砕く時の美味しさは格別なのだけどな。

しかし長期存続を果たしている老舗はいずれも、時代や、他社や、顧客の変化に敏感なのだと思います。
守らねばならないものは守り、そうでないものは変化させる経営努力があってこそ老舗たらしめるのだと思うと、当主の書く「リニューアルして再販売」というものが楽しみでもあります◡̈