そんななか、栄養指導室で「食べ方講習会」が開催された。ホテルのバイキングのようにいろいろな料理を並べて患者に選んでもらい、どの料理をどれくらい食べていいかをレクチャーするもので、麻利絵と紗英も遅れて参加し、結は来てくれたことを感謝。すると、紗英が麻利絵のためにお好み焼きや、すしなどをたくさん持ってきた。量の多さを指摘する結に、中学のときはこれくらい食べていたと紗英が返すと、麻利絵が突然「…無理して食べてたに決まってるやん。こうなったの全部ママのせいやから!」と叫んで出ていき、めまいを起こして倒れてしまった。紗英は、自身が子供のころにあまり裕福でなく、おなかいっぱい食べられなかったことから、娘にそんな思いをさせまいとたくさん食べさせようと心がけてきたが、まさか無理して食べていたとは知らなかったと吐露。さらに、麻利絵がダイエットを始めたきっかけが、好きな先輩に陰で「太っている」と言われたことだとも明かした。麻利絵の指導がうまくいっていないことを知った消化器内科医の森下直久(馬場徹)は、結に、君だったら何とかしてくれると本気で思っていたと落胆した。
その頃、歩は「キングオブギャル」という会社を設立し、CEOに就任。企業理念は「年齢・性別・国籍・人種関係なく、あらゆる人をギャルの力でおしゃれにして元気にすること」と高らかに宣言した。そんな歩は梅田の街で、愛子がダンディーな男性と楽し気に歩いているのを目撃し…。
「おむすび」第94回あらすじ
歩はすぐに聖人と翔也に報告し、浮気を疑うが、聖人が「ええ加減にせえ! お母さんに限って、そんなことあるわけなかろうもんやろが!」と全否定しているところに愛子が戻ってくる。愛子が着替えのためにその場を去ってから、翔也は聖人から、結には絶対に言うなと口止めされたが、一人で抱えきれず、結にしゃべってしまう。