【阪神・村上×才木の同学年対談（1）】ダブルエースがV奪回への貢献誓う　打席での公約も

[ 2025年2月6日 05:15 ]

笑顔でポーズを決める阪神の村上（左）と才木（撮影・北條　貴史）
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　阪神の村上頌樹投手（26）と才木浩人投手（26）が、本紙のダブルインタビューに応じ、今季は“ダブルエース”としてV奪回に貢献することを宣言した。公私で仲の良い同学年コンビは、佐藤輝明内野手（25）らも参加する「同級生会」の秘話も交えて、絶妙な掛け合いを披露。シーズン中はともにカード頭で先発ローテーションの中心を担う決意を口にした。　（取材・構成＝遠藤　礼）

　【阪神・村上×才木の同学年対談（1）】

（先に対談場所に才木が到着。数分後、村上が走って到着）
　才木　遅い、遅い。
　村上　ごめん、走って来たわ。

　――23年の才木投手と浜地投手の対談は読者に大好評。それを超える対談を。
　村上　浜地、DeNAへ行っちゃいましたね。
　才木　行っちゃったな…。
　村上　でも、浜地もブルペンも入ってたんで順調じゃないかなと思います。ちょうどLINEニュースを見てたら浜地が出てきて、その下に岩田も。2人ともブルペン入ってるんやと。
　才木　それは知らんかった（笑い）。

　――浜地投手を語る対談ではないので…。お二人のキャンプの仕上がりを。
　村上　順調じゃないかなと思いますし、ファンの方もいっぱい来てくれて、応援してもらいながらしっかりできているのかなと。
　才木　（決め顔で）とても順調です。

　――プロに入って初めて会った印象を。
　村上　直接会ったことはなかったけど、高校の時に兵庫県はピッチャーが良いというのを知ってて、その中に才木もいて。同じ関西だったので。会った時は“あの才木か”って感じでした。
　才木　彼は選抜優勝投手（16年春、智弁学園）なんで“あの村上か”と。

　――佐藤輝らとの同級生会は定期的に。
　村上　毎年やってたんですけど、昨年は誰かが日本代表に選ばれていてなかったんで。
　才木　俺おらんかったな（笑い）。

　――同級生会で吉兆があると。
　才木　毎年ファン感の日にやってて、男気じゃんけんで支払った人が活躍する。22年に頌樹が払って23年にブレークして。でも払った人は1人しかいないんですけどね。2年連続ごちそうさまです！
　村上　そうなんすよ…。昨秋のキャンプでは栄枝が勝った。
　才木　頌樹のケースがあるから、結構デカい額を払うんですけど、みんなまんざらでもないという（笑い）。
　村上　そうやな（笑い）。

　――同級生会はどんな雰囲気。
　才木　めっちゃ真面目。みんなアルコール飲まず野球の話で。
　村上　そうそう、これから俺たちの世代が引っ張っていこうって。お酒とか飲まずに全員ウーロン茶で。
　才木　僕はオレンジジュース…。すいません、ウソです。僕以外はみんなお酒飲んでます（笑い）。2次会でカラオケ行って。
　村上　でも、才木はお酒飲んだ人と同じテンションで騒げる。これがまじで凄いです。

　――今年はともにローテーションの軸として期待される。お互い公約を掲げてほしい。
　才木　俺、今年ホームラン2本打つわ。東京ドームと神宮で。
　村上　俺、10本ヒット打ちたいんよ。
　才木　真面目にいきますね。やっぱり1年間投げることが一番大事なんで。2人で1年間投げることじゃないですか。
　村上　2人ともカード頭投げて、1年間ローテーションを守れたらいいですよね。

　（2）に続く

　◇村上　頌樹（むらかみ・しょうき）1998年（平10）6月25日生まれ、兵庫県南あわじ市出身の26歳。智弁学園（奈良）では甲子園に3度出場し、3年春は全5試合完投で優勝＝写真。東洋大を経て20年ドラフト5位で阪神入り。23年はプロ初勝利を含む10勝（6敗）でリーグ優勝に貢献し、最優秀防御率のタイトルと新人王、リーグMVPを獲得。1メートル75、83キロ。右投げ左打ち。

◇才木　浩人（さいき・ひろと）1998年（平10）11月7日生まれ、兵庫県神戸市出身の26歳。須磨翔風では甲子園出場なし＝写真。16年ドラフト3位で阪神入団。19年に右肘を故障し、20年オフに手術を受けて育成選手に。22年5月に支配下選手に復帰。24年は初めて規定投球回に到達し自己最多の13勝。24年プレミア12日本代表。1メートル89、88キロ。右投げ右打ち。