ハマス“人質解放延期”を発表 イスラエルとアメリカ強く反発

パレスチナのガザ地区での停戦合意にイスラエルが違反したとして、イスラム組織ハマスが人質の解放を延期すると発表したことにイスラエルとアメリカが強く反発し、緊張が高まっています。一方でハマスは交渉の余地を残す姿勢も示していて、合意を維持できるかが焦点です。

先月19日に始まった6週間の停戦期間には、ハマス側がイスラエル人の人質を段階的に解放し、イスラエル側も拘束しているパレスチナ人を釈放するプロセスが進められています。

しかし、ハマスは10日、イスラエル軍がガザ地区の住民を攻撃し、支援物資の搬入を十分に認めないなど合意に違反したとして、今週土曜日・15日に予定していた6回目の人質の解放を延期すると発表しました。

イスラエルのカッツ国防相は「完全な合意違反だ」などと激しく反発し、イスラエル軍も部隊の警戒レベルを上げていると発表しました。

イスラエル政府は11日にも閣議を開いて対応を協議すると伝えられています。

また、アメリカのトランプ大統領も10日、記者団に対し「私の考えとしては今週土曜日12時までにすべての人質が解放されなければ、停戦を取りやめるよう言うだろう。それを過ぎれば、地獄のような事態が起こる」と述べて、人質の解放を進めるようハマスに警告しました。

これに対し、ハマスは11日、幹部がロイター通信の取材に「脅しの言葉は事態を複雑にするだけだ」と述べて非難する一方、これに先立って発表した声明で「扉は開かれている」として一定の交渉の余地を残していて、緊張が高まる中、合意を維持できるかが焦点です。

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