NHK稲葉会長、ジャニー氏の局内トイレでの性加害疑惑に初言及「看過できない」 公開収録中止の「ザ少年倶楽部」は再開時期未定

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NHKの稲葉延雄会長

NHKの稲葉延雄会長が18日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長(2019年死去)から同局内で性被害を受けたとする証言があったことについて初言及した。

同局は9日の「ニュース7」で、高校生だった2002年に音楽番組「ザ少年倶楽部」への出演を希望していた30代男性が、局内トイレで性被害に遭ったとする証言を報道。稲葉会長は「大変重く受け止めている。看過できない問題」と述べた。

NHKの取材に同事務所は「そうした事実はございません」と否定していたが、担当者は「確認したところ『事実かどうか確認できていない』という趣旨だと回答していた」と説明。事務所は報道後に虚偽の申告があるとし、報道機関に「十分な検証」を求めたが、担当者は「詳しい過程についてはお答えしていないが、取材に基づいて報道している」と強調した。

「ザ少年倶楽部」を巡っては今月16日に予定していた11月10、17日放送回の公開収録を中止に。山名啓雄メディア総局長は「内容やタイトルの変更を含め、抜本的に見直して初めて再開できる」と話したが、時期は未定という。

また、所属タレントの新規起用について、稲葉会長は被害者への補償などの着実な実施が確認されるまでは当面行わないとする方針を改めて示した。「番組制作のスケジュールに合わせる問題ではない」として、現状では年末の紅白歌合戦への出演依頼も行わない。

同事務所は17日付でSMILE―UP.に社名を変更したが、「ファンにとっては大きいが、本質的ではない。(新会社が)旧会社と実態的に経営が分離されているかが大事」と慎重に話した。

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