渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

チューンナップとセッティング ~2スト~

2025年02月12日 | open

YAMAHA最速原付スクーター
ビーノをボアアアップ70ccに
カスタム


カスタムというよりも、ボア
アップによるチューン=調整
の正しい方向性を示している。
この人は全体的なトータルチ
ューニングをきっちりしっか
りと射程に入れている。
ボアアップにより初期の49cc
設計からクランクバランスが
崩れるので、それも見越して
計測してフライホイールの重
量も調整していく。
こうしたのが本当のチューン
でありチューンナップだろう。
ポン付けでオシマイ、という
のはチューニングにおいては
あり得ない。
ボアを上げたり、吸排気や駆
動系をいじるという事は、最
良状態のノーマルのセッティ
ングを一度崩すという事なの
で、排気量を上げたら全体的
なトータルバランスを絞り込
んで行く手の入れ方をしない
と、マシンは応えてはくれな
い。

アグレッシブかつ活き活きと
したエンジンに仕上げるのは
チューナーの基本路線だが、
そのいじりの中心幹には一つ
の言葉が支柱となっている。
それは「スパルタン」。
走る二輪を作るのはそれだ。
スパルタン性がスポイルされ
るいじりは、二輪チューンに
おいては捨象されるべきだろ
う。

こうした2ストチューニング
のガチな基本と対策と深淵を
1970年代に一番知っていた人
は、1977年に世界グランプリ
ロードレースの350ccクラス
で世界チャンピオンになった
片山敬済さんだっただろう。
当時、たぶん世界一。
これは森脇さんも認めていた。

排気系だけいじれば速くなる
のではない。
当然吸気系もセッティングし
ている。
加速性は驚異的な活力を見せ
ている。
排気だけでなく吸気およびシ
リンダーとピストン、ヘッド、
クランクを調整するとこうな
る。
ノーマル49cc/6.3PSでさえか
り加速と最高速が速いのに、
少しいじってカチッと決まる
とこのような車になる。
2ストロークエンジンは最高に
面白い。原付でさえこれだ。
これが499ccレーサーとなると

どうなのかと想像すると、頭
がパン!と破裂しそうだ。
ビーノ最強!チャンバー装着で
驚異のパワーアップ!性能比較
動画!


 
 

 

 

 


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