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【Working at ASML】社員インタビュー/多国籍なメンバーが働く職場で”いい関係”を築くには、自分自身を基準にしないことが大切。

こんにちは。エーエスエムエル・ジャパンです。
ASMLで働く社員にインタビューする「Working at ASML」
今回お話を伺ったのは、「ASMLが大好き」という寺田さんです。

寺田さん自身、日本人と中国人のハーフであるように、ASMLには様々な国籍の仲間が働いています。異なるバックグラウンドを持つ人たちが一緒に働く環境とは、どのようなものなのでしょうか。

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Ryuji Terada/寺田 隆二
Joined in 2007/2007年入社
ASML Japan Kumamoto/熊本オフィス
Field Lead Engineer/フィールドリードエンジニア

Reason − 私がASMLを選んだ理由 −

ー 半導体業界で働くようになったきっかけは何でしたか?

寺田:私は20歳の時に、中国から日本にやって来ました。半導体業界に入ったのは、知り合いから紹介してもらったのがきっかけでした。当時、今ほど半導体業界はグローバルなものではありませんでしたが、海外で働くチャンスを掴みたいと考えていました。

ー ASMLに入社した決め手は何だったのでしょうか?

寺田:ASMLは半導体チップの製造に欠かせない露光装置において、世界No.1のシェアを持っています。前職でも半導体製造装置の立ち上げ業務に携わっていたのですが、この業界にいるとASMLの装置を目にする機会がたくさんあります。露光装置の最先端の技術や、実際にASMLの社員が作業している様子を見て、私もASMLの装置に触ってみたいと思いました。

Work − フィールドリードエンジニアの仕事 −

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ー 担当されているお仕事について教えてください。

寺田:フィールドリードエンジニアとは、現場でオペレーションをするスタッフ(主にフィールドエンジニア)の後方支援を行うエンジニアです。

スタッフによって経験に差があるため、装置の使い方に関してわからないことがあったり、トラブル時にその場で対応できなかったりします。そのようなときにアドバイスしたり、アメリカや台湾、オランダにあるテクニカルチームに照会するのが私の役目です。

ー 熊本事務所に異動する前は、どのようなお仕事をされていましたか?

寺田:三重と広島の事務所にいました。1つ前の広島事務所ではフィールドリードエンジニアとして装置の納入や立ち上げ、メンテナンスなどの現場オペレーションをしていましたが、熊本ではそれに加えて管理マネジメント業務が加わりました。

Value − ASMLで働く価値とは −

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ー フィールドリードエンジニアになってから、難しさを感じることはありますか?

寺田:難しいですね。以前は自分の作業が終わればそれでよかったのですが、今はチームメンバーのキャリアやスキルアップのサポートも私の仕事になりました。

メンバーは年齢や得意不得意だけでなく、バックグラウンドも人それぞれです。自分の基準で管理しようとすると、メンバーがついてこられないときがあります。そのため、それぞれが理解できるように、言葉の選び方や伝え方を工夫しています。今はまだ3人のチームですが、今後メンバーが増えると、よりマネジメントの難易度が上がるのではと想像しています。

ー マネジメントにはメンバーとのコミュニケーションが欠かせないと思います。ASMLのコミュニケーション施策にはどのようなものがありますか?

寺田:毎朝「デイリー改善」という30分から1時間ほどのミーティングがあります。このミーティングは、入社したばかりの人も経験豊富なベテランの人も、立場に関わらず自分の意見を言える場です。誰かが事例をシェアすると「こうしたらいいんじゃないか」「いや、この方がいいんじゃないか」と、みんなが話しはじめます。それぞれが思っていることを伝え合ういい仕組みだと私は思います。

ー ASMLには様々なバックグラウンドを持つ方がいます。コミュニケーションで心がけていることはありますか?

寺田:熊本事務所では、中国人や台湾人、韓国人も一緒に働いています。日本人にとっては当たり前のことも、文化が違えばそうではないこともめずらしくありません。ですから、私たちは自分が正しいと思い込まないように意識しています。バックグラウンドが違うため、仲間とのキャッチボールから多くの学びを得られるでしょう。

とはいえ、仕事では一定の方向性に結論を持っていかなければならないこともあります。そのようなとき、私たちは折衷案を作るのではなく、できるだけ共通意見をまとめて正解に近づくようにしています。なぜなら共通する部分には、正解があると思うからです。そして「今回はA案でいきましょう。もしこの方法がダメだったら、次はB案でやってみましょう」という具合にやっていきます。

Career − 成長の機会と今後のキャリア −

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ー ASMLのキャリアアップや評価の機会について教えてください。

寺田:日常業務では、毎週金曜に「スキルアップデート」があります。これはチェックシートに沿ってスキルを見える化するもので、上司だけでなくASMLに所属するチーム全員が見ることができます。

スキルアップデートに入力した情報は、作業にアサインする際の参考にしています。作業を遂行できる能力があるかを見るだけでなく、誰をサポートに入れるかなど、メンバーの組み合わせにも活用できるのです。

もう少しスパンの長いものでは「インディビジュアル・パフォーマンス」というプログラムがあります。はじめに目標を立て、半年ほど経ったタイミングで目標到達度と経過を確認。目標設定から1年後に面談を行います。その際、上司はいいところと足りないところの両方を評価します。足りないところは、スキルアップデートも参考にしながら、アドバイスしていますね。

ー 評価は上司から部下への一方向ですか?

寺田:いいえ。そのほかの取り組みとして、ASMLには「We@ASML」という360度評価のアンケートがあります。上司も部下から評価されますし、同僚からも評価されます。このアンケートは外部に委託しており、匿名で行なっています。

特定の人ではなく、チームみんなで成長していけるシステムを取り入れているのがASMLの特徴です。

ー 研修やトレーニングの機会はありますか?

寺田:ASMLには入社後最大7ヶ月のオンボーディング研修があるので、半導体業界未経験の方もエンジニアとして活躍できます。

オンボーディング研修は新入社員向けのものですが、経験を積んだ社員のためのレベルアップトレーニングもあります。「スキルアップデート」や「インディビジュアル・パフォーマンス」などを参考に、管理職が「この人は、次はこのトレーニングを受けた方がいいかな」と計画することもありますし、メンバーが自分で希望することも可能です。

私も先日、韓国のトレーニングセンターで開催された研修に参加してきました。ASMLの研修は、世界60ヶ所にある拠点から人が集まり、それぞれの国や拠点であった事例をシェアできる貴重な機会になっています。社内公用語は英語ですが、英語が母語でない人がほとんどですから、間違えても誰も笑いません。大事なのは意思表示しようという気持ちです。ASMLにはそんなメンバーが集まっていますから、研修の場で初めて会っても、すぐに仲良くなれるのです。

ー 寺田さんはご自身のキャリアをどのように考えていますか?

寺田:熊本事務所に異動したばかりですから、まずはフィールドリードエンジニアとしての役割を果たしていきたいと考えています。チャンスがあれば、EUV露光装置にも携わってみたいですね。

Message − エンジニアを目指す方へ −

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ー 最後にASMLのエンジニアを目指す方に向けて、メッセージをお願いします。

寺田:露光装置は本当に奥が深い世界です。なんといってもASMLは半導体露光装置の世界シェアNo.1です。ASMLの装置がなければ作れないチップもあります。それは半導体エンジニアにとっての誇りです。

また、半導体業界は環境変化の激しい業界でもあります。露光装置だけでも新しい技術開発とそれに伴うモデルチェンジが頻繁にありますから、定期的にトレーニングの機会があります。

どこまでいっても終わりがないのは大変ではありますが、それが楽しさでもあります。共感できる方はぜひ一緒に働きましょう。


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