北海道・札幌市の民間動物園が、建設に必要な許可を得ないまま運営していた問題。
「150の違法建築を確認した」と市長が明かしました。

「ノースサファリサッポロ」は、建設に許可が必要な「市街化調整区域」に飼育小屋などを無許可で建て、20年近く運営を続けてきました。

10日、札幌市の秋元克広市長は「調査の結果、大小あわせて150の違法建築を確認した」とした上で、「当事者から『除却に向けた計画を出す』と言われている。どのように是正されるのか確認した上で、(是正が)なされない場合は監督処分をする」と述べました。

市長は、対応が改善されない場合、園内のすべての建物の撤去を命じる行政処分を行う考えを示しました。

運営会社は、「来週中に市へ撤去計画を提出する」としています。

周辺では看板も無許可で設置されていましたが、10日までに5カ所中4カ所が撤去されています。

北海道文化放送
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