薬学部棟セミナー室に放火疑いで就実大2年生の男逮捕 岡山県警、壁一部焼くもけが人なし

岡山県警本部
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就実大(岡山市)のセミナー室に放火し、壁を一部焼いたとして、岡山県警岡山中央署は10日、現住建造物等放火の疑いで、同大2年の安田賢人容疑者(20)=同市北区=を逮捕した。出火当時、セミナー室がある薬学部棟には学生や教職員ら約40人がいたが、けが人はなかった。署が詳しい経緯を調べている。

逮捕容疑は10日午前10時半ごろ、薬学部棟3階のセミナー室に火を付け、室内の壁約0・25平方メートルを焼いたとしている。

署によると、大学から「何かが破裂した」と119番があった。セミナー室には容疑者が1人でおり、近くを通りかかった学生らが出火に気づき、消火器で消し止めた。同じ棟にいた薬学部5年の男子学生(23)は「勉強していたら火災報知機が鳴り、びっくりして外に避難した」と話した。

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