道路陥没事故 下水道管内の状況確認作業進める

 八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故で、県は、破損した下水道管の状況や運転席部分とみられるものの詳細な位置などを確認するための作業を進めました。

 今夜開かれた危機対策会議で、9日から10日にかけて事故現場から下流の道路に、直径13センチの穴を2か所開ける作業が完了したことが報告されました。

 穴は、破損した下水道管へとつながっていて、小型カメラを投入することで、運転席部分とみられるものや障害物の位置などが確認できるということです。

 県は、カメラを投入しての確認作業を進めていて、早ければ11日以降に詳細な状況が把握できるとしています。

女性の部屋に侵入し逮捕 男性警部補を不起訴処分に

 1月、20代の女性が住むアパートの部屋に侵入したとして、住居侵入の疑いで現行犯逮捕された警察学校の教官を務める40歳の男性警部補について、さいたま地検は10日付けで不起訴処分としました。

 男性警部補は1月6日の午前0時半ごろ、さいたま市大宮区のアパートで、20代の女性が住む1階の部屋に侵入した疑いで、県警に現行犯逮捕されていました。

 不起訴処分についてさいたま地検は、「捜査を尽くした結果、起訴しないとの判断に至った」とコメントしています。

県公立高校入試 全日制の平均倍率1.11倍

 県教育局は10日、2月26日に学力検査が行われる県公立高校の入学志願者数などを発表しました。

 県公立高校入試の全日制の平均倍率は1.11倍で、前の年度を下回りました。

 県教育局によりますと、全日制の高校の募集人員3万5241人に対し、志願者数は3万8854人となりました。

 これにより平均倍率は1.11倍で、前年度を0.02ポイント下回りました。

 全日制の高校で倍率が高いのは、普通科ではさいたま市立浦和高校が1.96倍、川口市立高校が1.71倍、大宮高校が1.64倍となっています。

 また、専門学科では大宮高校の理数科が2.65倍、さいたま市立大宮北高校の理数科が2.35倍、越谷北高校の理数科が2.10倍と続いています。

 県公立高校の入学者選抜は、2月26日に学力検査が行われ、3月6日に合格者が発表されます。

八潮 道路陥没事故 別の捜索方法検討へ

 八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故で、消防は安否が不明となっている74歳の男性運転手の捜索活動について、原則として穴の中は調べず、下水道管内の調査をするなど別の捜索方法を検討することにしています。

 1月28日に八潮市で発生した道路の陥没事故は、転落したトラックの運転席部分とみられるものが下水道管の中で見つかりましたが、74歳の男性の安否はわかっていません。

 消防は9日午前7時半ごろ、整備したスロープを通じて穴に重機を入れ男性の捜索を再開しましたが、崩落の可能性があるとして30分ほどで作業を中断したということです。

 その後も男性の手がかりは見つからず、作業員の安全も確保できないことから、消防は原則として穴の中は調べずに、下水道管の中を調査するなど別の捜索方法を検討しています。

 一方、県はスロープの安全を確保したいとしていて、10日も引き続き地盤の補強工事を進めました。

 また、NTT東日本によりますと、陥没事故の影響で通信ケーブルが断線し、1月28日から周辺地域で利用できなくなっていた固定電話は、9日午後4時にすべて復旧したということです。

麻薬成分入りのキノコ密輸した疑い 男逮捕

 去年10月、麻薬成分が含まれるキノコの菌床をオランダから密輸したとして、44歳の男が逮捕されました。

 麻薬及び向精神薬取締法違反麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、新座市東の無職、小野田優容疑者(44)です。

 小野田容疑者は、去年10月、オランダの郵便局から麻薬成分の「サイロシビン」を含んだキノコの菌床およそ970グラムが入ったダンボール1点を自宅宛に送り、国内に輸入した疑いが持たれています。

 東京税関の職員が、ダンボールの中に入っていた透明の2つのビニール袋からキノコの菌床を見つけて、警察に通報しました。

 調べに対して、小野田容疑者は「キノコの菌を輸入したことは間違いない」と容疑を認めていて、「この菌を輸入することは大丈夫だと思っていた。キノコに育てて、自分で使おうとしていた」と供述しているということです。

川越市初の女性市長 森田初恵市長 初登庁

 裁判官から転身し、川越市初の女性市長となった森田初恵市長が10日、初登庁しました。

 午前8時半ごろ、川越市役所に到着した森田市長は、支持者らから花束を受け取ると、就任式に臨みました。

 森田市長は職員を前に「真に市民に役立つ市役所を目指す。協力をお願いしたい」と訓示しました。

 このあと行われた新旧市長による引き継ぎ式で、川合前市長は「若さ・能力・エネルギーで行財政改革を推進し、市の財政をしっかりとしたものにしつつ、自身が考える事業をやってもらいたい」と森田市長に引き継ぎました。

 午後、記者会見を開いた森田市長は、施政方針のキーワードに「川越が動く」をあげたうえで「もっと豊かで、安心できるまちをつくるために、誠実で謙虚に職務にあたりながら、川越を発展させていきたい」と抱負を述べました。

男児死亡ひき逃げ未解決事件 母親「迷宮入りさせないで」

 2009年、熊谷市で当時小学4年生の男の子がひき逃げされ死亡した事件は時効まで5年を切っています。

 男の子の母親による講演会が10日、埼玉県警察学校で開かれ「事件を迷宮入りさせず犯人逮捕へとつなげてほしい」と訴えました。

 2009年9月、当時小学4年生だった小関孝徳くんが熊谷市本石の市道で、書道教室から自転車で帰宅途中に車にひき逃げされ、死亡した事件は、いまだ犯人の逮捕に至っていません。

 時効成立まで4年7か月と迫る中、孝徳くんの母親の小関代里子さんは10日およそ190人の警察官を前に講演しました。

 代里子さんは捜査の過程で、証拠品である孝徳くんの腕時計を紛失した警察のずさんな管理体制に不信感を抱いたとしたうえで「事件は迷宮入りが迫っています。どうかひき逃げ犯を捕まえてください」と訴えました。

 さらに、孝徳くんの命を奪った犯人に対し代里子さんは「犯人にも大切な家族がいるはずです。真実を話し、家族に付き添ってもらって自首してください」と訴えかけました。

越生町長選 新井氏が再選

 任期満了に伴う越生町長選挙は、9日投開票が行われ、現職の新井康之氏が再選を果たしました。

 越生町長選挙の開票結果です。

 新井康之 無所属・現 当選 2705

 岩崎鉄也 無所属・新 2217 

 現職と新人の一騎打ちとなった越生町長選挙は、新井氏が新人の岩崎氏を退け、再選を果たしました。

 投票率は52.71パーセントで、前回4年前を5.49ポイント下回り過去最低となりました。