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バッチ+タスクスケジューラを使って、内蔵HDDの中身を自動で外付けHDDにバックアップする

パソコンが壊れました。

早々に新しいのを買ったのですが、その際、以前のPCに仕込んでいた自動バックアップバッチが灰燼に帰したので、もう一度仕込みながら、noteというクラウドにもバッチのバックアップを残しておこうと、そう言う記事です。

全て無料でご覧頂けますが、もし、突然PCが壊れてボーナスを吹っ飛ばした私を憐れんでくださる方がいらっしゃいましたら、有料部分を購入して頂けたら大変嬉しく存じます。どうでもいい余談が読めます。

とりあえず、わかる人向けの結論

以下が、「Dドライブの中のdataフォルダの中身を、諸々よしなにFドライブのbackupフォルダにコピーする」コマンドです。

xcopy D:\data F:\backup /d /i /s /y

これをコピーして、ソースと保存先のアドレスを適宜書き換えたbatファイル作って、タスクスケジューラに登録すればOKです

コマンドの意味のざっくり説明

「諸々よしなに」の部分がどうなっているかの説明。

xcopyが「ファイルやフォルダをコピーしろ」の命令
D:\data が、コピー元となるフォルダの指定
F:\backup が、コピー先となるフォルダの指定
/d が「コピー先にあるファイルより新しいもの・更新されたものだけコピー」
/i が「コピー元はフォルダです」という指定(これを指定しないと、xcopyコマンドが「コピー元はフォルダ?ファイル?」と一々聞いてくるので自動化できない)
/s が「サブディレクトリ(フォルダ内のフォルダ)も含めてコピーしろ」
/y が「確認画面を一々出すな」

を意味しています。
必要に応じて書き換えてください。

そのほかのオプションはこちらから参照できます

バッチファイルの作り方

①適当なテキストエディタを開きます。windows付属のメモ帳で十分です。

②↓のコマンドをコピペします。

xcopy D:\data\test F:\backup\test /d /i /s /y

③コピー元のフォルダ名(D:\data)と、コピー先のフォルダ名(F:\backup)の部分を自分のPCの環境に合わせて書き換えます。

このとき、いきなり実際にバックアップしたいフォルダをまるごと指定すると、何かコマンド指定にミスがあった時に色々面倒が起きる可能性があるので、一旦、テスト用のフォルダを作って、そっちを指定しておきます。

テストなんて要らないぜ!という豪胆な方は実際にバックアップしたいフォルダを指定して、「テストする」は飛ばしてください。

④適当な名前を付けて、拡張子を「.bat」に指定して保存します。(.bat形式にすると、その中身をwindowsが「オッこりゃ自分への命令だな」と認識して、言われた通りに動いてくれます)

テストする

必要に応じて、試しに動かしてみます。先ほど作ったbatファイルをデスクトップなどに保存してダブルクリックすると実行されます。

実際にバックアップを取りたいフォルダの中に一旦testフォルダを作り、その中に適当なフォルダとファイルを入れて、思った通りのファイルがコピー先のフォルダにコピーされているか確認します。

その後、バッチファイルをテキストエディタで開きなおし、\test部分を削除して保存しなおします。

なお、一度保存したbatファイルをダブルクリックで開こうとするとバッチが実行されてしまうので、右クリック>編集を選ぶか、テキストエディタの「開く」からバッチファイルを選んで開かないと編集出来ないので、注意してください。

(ちなみに、このコマンドには不要になったファイルを消す処理は入っていないので、不要になったファイルはバックアップからも消して、常にDとFを同期しておきたい、みたいな場合は別のコマンドを探してください)

タスクスケジューラに登録して定期実行する

スタートメニューの検索窓に「タスクスケジューラ」と入力して検索し、タスクスケジューラを開きます。

右側のメニューから「タスクの作成」を選びます。

適当な名前を付けておきます。

「操作」タブを開き、「新規」ボタンを押し、「プログラム/スクリプト」の欄に先ほど作ったバッチファイルのフルパスを入力してOKを押します。

「トリガー」タブに移動して、バックアップを起動する時間と間隔を設定します。

これで夜な夜な勝手にバックアップを取ってくれます。やったね。

参考:バックアップの構成について

元々、SSD+内蔵HDD+外付けHDDにバックアップ、という体制で運用していました。
それが壊れて、システム領域として使っていたSSDはお亡くなりになったものの、データを保存していた内蔵・外付けHDDは共に無事だったので、新しいPCにそのまま移植。

と言うわけで、新しいPCは
新SSD(C:)+新内蔵HDD(D:)+旧内蔵HDD(H:)+旧外付けHDD(F:)
の4ドライブ構成です。つよつよですね。

ただ、予算の都合でそこまで大きなSSDではないので、OS及び高速で動かしたいソフトウェアはCドライブ、その他のソフトウェアはHドライブに置いてシステム領域とし、データ類はDドライブに置き、バックアップはFドライブに、という構成にしています。

そのため、サンプルのバックアップコマンドはD⇒Fという指定になっていますが、例えばCドライブの「ドキュメント」の中身だけをDドライブの「backup」へ、という使い方ももちろんできます。ご自分の環境に合わせて書き換えてお使いください。

以上で本記事の有益な情報は全てです。
有料部分をご購入頂くと、壊れたPCについてのどうでもいい余談が読めます。どうぞ皆様も急なPCの故障にはお気を付けて。

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バッチ+タスクスケジューラを使って、内蔵HDDの中身を自動で外付けHDDにバックアップする|yucco
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