【速報】県立大学の授業料無償化など「若者・Z世代への支援」を継続へ 斎藤元彦兵庫県知事が新年度予算案を発表 SNS誹謗中傷対策の予算案は2月議会に提出へ
兵庫県が来年度の予算案を10日、発表しました。斎藤知事が力を入れる「若者・Z世代への支援」を継続する内容となっています。 兵庫県の2025年度の予算案は一般会計で2兆3582億円で、ここ数年はほぼ横ばいとなっています。 斎藤知事が力を入れてきた、Z世代と呼ばれる1990年代の半ば以降に生まれた世代への支援策を継続する内容が盛り込まれていて、 ・県立大学の授業料無償化に13.8億円 ・県内の中小企業に就職した学生の奨学金返済支援に1.9億円 ・不妊治療の医療費などの支援に1.9億円 などが含まれています。 また、老朽化が問題となっている県庁舎の建て替えには、72.2億円があてられています。 予算案は、18日に始まる県議会に提案され、約1カ月かけて審議されます。
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また、去年の知事選挙でSNSでの誹謗中傷などが問題となったことを受けて、兵庫県は18日に始まる2月議会に、利用方法の普及・啓発や、被害者を救済する体制の強化など、対策のための予算1000万円を盛り込んだ補正予算を提出する方針です。 去年11月の兵庫県知事選で、SNSなどでの誹謗中傷や真偽不明の情報が拡散したことなどが問題となり、兵庫県議会は国に対応を求める意見書を提出していました。 兵庫県はSNSによる誹謗中傷への対策として、 ・スポーツ選手のメッセージなどを活用した、適切な利用の「普及・啓発キャンペーン」 ・弁護士相談窓口を充実させるなどの「被害者救済体制の強化」 を実施する方針です。 さらに斎藤知事は、インターネット上の人権侵害を防止するための新たな条例を制定するとしていて、2025年度中の県議会への条例案提出を目指しています。