高速道路工事ー広島呉道路ー

現場概要

作業環境や工種が違っても仕事の基本は同じ。無事故無災害でお客様に良品質なものを届ける

現場所長 水澤 力 課長
現場所長 水澤 力 課長

広島呉道路では、微小のアスベストが含まれている既設舗装を剥がし、新たな舗装を行っています。含有率は基準を下回るものの、防護服を着ての作業を徹底しています。また、橋の上での作業になるため、強風や落下物には細心の注意を払っています。未経験の工種があっても、3現主義(現場・現物・現状)、PDCA、ハインリッヒの法則など、仕事の基本は同じ。常に現時点での最大限の成果を出すよう意識しています。また、工期が2年半と長期戦のため、ワンチームを意識したチームビルディング※を大切にしています。所属員の意識共有を最優先として、工事の目的や各々の課題を文書で見える化するなどして、個々のやるべきことを認識してもらうよう努めています。

特に心掛けているのは、一人ひとりの年齢や経験に応じて業務を分担すること。経験の浅い職員には小さな成功体験を積んでもらい、中堅職員には資料のひな型を渡し、今までの経験で培ってきた知識や技術を加えることで、より良い資料、段取りとなるようにしてもらっています。この現場でさらに経験を積み、人としても技術者としてもステップアップすることを常に願っています。

まだまだ女性の少ない業界ではありますが、若林さんや佐藤さんには、臆することなく積極的に行動し、「自分がパイオニア的存在になる」「ほかの女性技術社員のロールモデルになる」といった強い気持ちで頑張っていただきたいです。建設業を志している若者に活躍を見てもらうためにも、自身の仕事について、どんどん社外に発信していってほしいと思います。

※チームメンバーのスキルや能力、経験などを最大限に引き出すことで、目標を達成できるチームをつくる取り組み

トピックス

アスベスト対策も万全に!
アスベスト対策も万全に!

電磁誘導加熱技術を用いて、アスベストを含む既設舗装を最終処分まで確実に行っています。健康面に気を使い、防護服などしっかりとした対策をとって作業を進めています。

徹底した安全意識
徹底した安全意識

現場である橋の下が海なので、中央分離帯にもネットを張り、橋の隙間から物を落とさないよう気を付けています。また、風の強さも工事の中止基準になるため、工事実施の判断にも細心の注意を払っています。

マルチJobCarを導入
マルチJobCarを導入

女性社員も含め、誰もが働きやすい現場環境づくりのため、エヌディーリース・システムが開発した快適トイレ付移動事務室車「マルチJobCar」 を導入しました。

社員コメント

現場代理人として、目の前の仕事プラスアルファの行動をする

現場代理人 若林 瑠美さん
現場代理人 若林 瑠美さん

発注者への対応や現場との調整に加え、計画書や報告書などの書類作成も行っています。現場では、何よりも安全面に気を付けて業務にあたっています。

現場代理人を務めるのは今回が初めてです。以前から自分もやってみたいという思いはあり、小さなことではありますが、書類作成一つであってもミスのないよう丁寧に仕事をするよう心掛けてきました。実際に現場代理人になると、想像よりもやることが多く苦戦しています。特に、全体を見て品質や安全の管理を細かく計画書に入れていくことが難しいですが、悩んだときは専門部長や、課長、近くの先輩方に相談しフォローしてもらっています。

最初は不明点を聞くことでさえ躊躇していたのですが、経験を積み、知識が身に付いてくると徐々に年齢に関係なく話せるようになりました。補修の現場経験が少なく慣れない点も多いですが、工期は2年もあるため、相手から言われたことだけではなく、それ以上のことを自ら提案していきたいと思っています。

現場には男性が多いですが、女性だからといって特別に苦労していることはあまりないですね。舗装工事は完成形が見えることがモチベーションになるので、出来上がったときに走るのが楽しみです。今の目標は、とにかくこの工事を無事故で工期内に終わらせることです。

後輩社員へのアドバイスとしては、まず与えられた仕事をこなすこと。それができるようになったら、次は自分で考えて仕事をするようになると、さらに自信につながると思います。

若手社員には失敗を恐れず、学びを活かして次につなげてほしい

監理技術者 梅原 正剛課長
監理技術者 梅原 正剛課長

今まで新設の高速道路の経験はあったのですが、今回はそれとはまったく異なる環境で仕事をしています。

舗装現場のすぐ横で一般車両が走っている、という環境で作業を進めているため、安全面には特に気を使っています。また、現場では若手に対する声掛けを大切にしています。私も未熟ではありますが、現場に若手社員が増えてきている今、できるだけ自分の経験を伝えられたらと思っています。特に若手社員には、失敗の経験から学ぶことを意識してほしいです。失敗して委縮してしまうのではなく、その失敗から学んで次に活かしてもらえればいいですね。自分で考えてやってみて、それがいいのか悪いのかを判断し、良ければ続ける、悪ければ次の案を考えるというやり方をしてみてほしいです。

広呉:大型の高速現場

目標は現場でかっこよく働く先輩

工事担当者 佐藤 貴子さん
工事担当者 佐藤 貴子さん

私は、現場の写真を撮影してパソコンに保存する作業や、作業指示書の作成、防護服の管理などを行っています。もともと技術研究に興味をもって入社しましたが、まずは現場を知ることが重要だという話を伺い、今は現場で働いています。普段特に意識していることは、協力会社の方とのコミュニケーションです。こちらのお願いを聞いていただけるよう、信頼関係を築くことを心掛けています。考えがうまく伝わらなかった際には、先輩にフォローしてもらっています。時には怒られることもありますが、若林さんに相談をしてアドバイスを頂いたり、前の現場の先輩からも電話を頂くことがあり、先輩たちに支えられながら日々業務に励んでいます。

今回の現場はひび割れがひどかったので、補修前と補修後の舗装を見比べたときにきれいになっているのを見るとやりがいを感じます。若林さんを含め、女性技術者の方がかっこよく働いている姿を見ているので、自分も近づけるように頑張りたいです。

広呉:大型の高速現場

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