トランプ政権 海外援助機関の職員 1万人以上を約290人に削減か

アメリカ

アメリカ政府の海外援助を管轄するUSAID＝アメリカ国際開発庁をめぐり、トランプ政権は全世界で1万人以上いる職員をおよそ290人に削減する計画だとアメリカの複数のメディアが報じました。

これは6日、ニューヨーク・タイムズなど複数のメディアが関係者の話として伝えたものです。

それによりますと、トランプ政権は全世界で1万人以上いるUSAIDの職員をおよそ290人に削減する計画だとしています。

残るのは、保健や人道支援を専門に担当する職員だということです。

USAIDをめぐっては、政権で政府支出の削減策を検討するDOGE＝「政府効率化省」のトップを務める実業家のイーロン・マスク氏が運用が不透明だなどとして閉鎖が必要だという認識を示していました。

またホワイトハウスは、USAIDが多様性やLGBTQなど性的マイノリティーに関連した事業などを行っていて、政権の方針に沿わないと指摘していました。

この機関は、ウクライナをはじめとした紛争地など世界各地で医療や食料支援など幅広く人道支援を行っていることから波紋が広がっています。

一方、ルビオ国務長官は6日、訪問先のドミニカ共和国での記者会見でアメリカの国益にかなう人道支援は継続していく考えを改めて強調しました。

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