4月に開校予定の松陵義務教育学校(福島市)の校歌を作曲した福島市ゆかりの音楽家大友良英さんは1月31日、松川小で校歌指導に臨み、児童生徒に校歌に込めた思いを伝えた。
校歌は、同市出身の和合亮一さんが学校周辺を何度も訪れた上で、親しみを持てるよう作詞した。歌詞を基に大友さんが、全員が歌いやすく簡単で覚えやすい校歌になるよう作曲した。
松陵義務教育学校に統合予定の松川小、金谷川小、下川崎小の6年生と松陵中の1、2年生計240人が参加。大友さんが指揮をしながら歌い方をアドバイスした。全員が大きな声で歌えるよう場を和ませながら「元気よく声を出すことが大事。歌に自信がなくても、楽しく歌えればそれで大丈夫」と歌い方を伝えた。
児童(金谷川小6年)は「音域に関係なく楽しく歌える校歌だった。胸を張って歌いたい」と話した。大友さんは「児童生徒たちが校歌を自分たちの歌として、自分たち流に歌って次の世代へとつないでもらいたい」と語った。