福島市野田町にある県内唯一の女子中学校・桜の聖母学院中は2026(令和8)年4月、小学校がある市内花園町に校舎を移転新築し、男女共学の小中一貫校として開校する。運営する学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムが23日、発表した。野田町には女子高校もあるが「当面は現在のまま運営し、移転の可能性を含めて協議中」としている。
少子化による児童生徒数の減少、築50年を迎える中学校校舎の老朽化を受けた対応。法人によると、約20年前は各学年3学級あったものの現在、小学校は142人、中学校は41人が在籍し、各学年1学級となっている。共学の小学校には男子児童も通っており、保護者から中学進学を希望する声も寄せられていたため共学化を決めた。
中学校の新校舎は小学校校庭に建設する。県産木材を活用した木造2階建てで、延べ床面積は約1300平方メートル。5月下旬に着工し、来年1月末の完成を目指す。英語教育や生成人工知能(AI)を活用した教育など環境の充実化も図る。
法人の西内みなみ理事長、長谷川和也事務局次長、小中一貫校の校長に就任する落合茂幸桜の聖母学院中・高副校長が短大で記者会見した。西内理事長は「少子化を反転させることは難しいが学校には地域に人口をとどめる社会的インフラの役割がある。少人数でもできる持続可能な教育に取り組む」と語った。
■幼稚園を幼保連携型認定こども園に移行
会見では桜の聖母学院幼稚園を幼保連携型認定こども園に移行する方針も示された。来年4月の開園を目指して福島市と協議している。現園舎を増改築する他、こども保育コースがある短大との連携強化を検討している。