四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が組み合わさった問題を正しく計算することができるでしょうか。電卓を使うことに慣れていると、いざ自分自身で計算しなければいけないときに間違えてしまうかもしれません。
この記事の問題に挑戦し、正しい理解ができているか確認しましょう。
問題
次の計算をしなさい。
9÷3+9×3−9
足し算・引き算・掛け算・割り算と、四則演算がすべて含まれています。計算の順序に気をつけましょう。
解説
今回の問題の答えは「21」です。
途中の計算式は次のようになります。
9÷3+9×3−9
=3+27−9
=30−9
=21
計算のポイントを確認していきましょう。
計算順序のルールは、次のようになります。
<計算順序>
(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算
つまり、はじめに計算するのは「9÷3」と「9×3」の部分ということになります。
掛け算・割り算の計算
掛け算、割り算をそれぞれ計算すると次のようになります。
9÷3=3
9×3=27
これによって、元の式は「3+27−9」となりました。
足し算・引き算の計算
足し算と引き算の優先順位は同じなので、前から計算します。
3+27−9
=30−9
=21
以上より、答えは「21」です。
まとめ
計算式が長くなると難しく感じるかもしれませんが、一つひとつの計算は簡単なものです。繰り返し練習することで暗算もできるようになるので、さまざまな問題に挑戦してみましょう。
ぜひ、他の問題も解いてみてください!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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