「日常的な暴力と劣悪な飼育」《牛虐待の疑い》で「茨城県畜産センターの職員ら8人と県」が書類送検も...「抜き打ち検査の予定はない」

寒冷紗の屋根、6月末で37度前後

日よけのない運動場についてはどうなったか。元従業員によると、「最も懸念されるのは供卵牛の運動場」。センターのサイトでは「日よけを設置することで、快適性を確保しました」とある。

しかし、この日よけは、植物を覆うための寒冷紗にすぎない。大堤副センター長は「専門家と相談し、寒冷紗は付けやすいので使っている。本当に暑いときは運動場に牛を出していない。(夕方4時過ぎからの)夜間放牧を行っている。当面この形で問題ないと思っている」と説明した。

しかし、元従業員は「寒冷紗は私が働いていた22年当時、スーパーハッチと呼ばれる屋外の飼育の囲いで使用されていましたが、6月末に寒冷紗の下で温度を測ると37度前後あった。何も無いよりはましですが、十分とは言えない。しかも寒冷紗は風ですぐ剥がれ、ボロボロになります」と証言している。

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乳牛を飼育している大学の研究者は「牛は暑さに弱く、24度が限界。30度後半になるとあえぎ、よだれがタラタラ出てくる」と話す。暑熱ストレスで乳量は減り、熱中症は命に関わる。なるべく早く、暑さをしっかり防げる屋根を設置するべきではないだろうか。

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